SiriusCompとは
SiriusCompは主に天体写真の編集用に作成された合成アプリケーションです。
フィルムカメラと違い、イメージセンサーが熱を帯びるデジタル一眼カメラでは長時間の露出が出来ません。
1時間露出なんてことはちょっと難しいのです。
そんな時、30秒を120枚重ねて、1時間の星の軌跡を作成することもでるのが、このアプリケーションです。
またタイムラプス動画も作成できるので、星が動く様子を動画で楽しむことも可能です。
星空編集用のソフトですが他の用途にも使えます。
SiriusCompの使い方
まずはSiriusCompをダウンロードしましょう。
動作環境は主にWindowsで、ダウンロードはこちらから行えます。
インストールはダウンロードした実行ファイルどおりに進めればいいので、特に難しいところはありません。
デスクトップ上にアイコンが出来たら完了です。
早速動かしてみましょう。
SiriusCompの基本設定
こちらが基本設定画面です。
ここで操作するのは③保存先ファイル名です。
何もしなければ、保存するファイル名は勝手に決められるのでそのままでも良いでしょう。
フォルダ名だけは忘れないようにしてください。
保存先ファイル名が決定したら④画像ファイルを指定して明合成から合成したいファイルを選択します。
今回はこの2枚を合成してみます。
画像のサイズは、全く同じ寸法にしておいてください。
ShiftまたはCtrlを使って2枚の写真を選択し開くで合成が始まります。
写真は2枚でも20枚でも問題ありません。
沢山重ねると、面白い写真が出来るかもしれないですね。
出来上がってきたものがこれです。
先ほど指定した保存フォルダに保存されます。
芸術的?
まあ、説明用の画像なのでこんな感じでご勘弁ください。
ポイントは、明るい部分が優先されて重なるということ。
ですから、明るい電飾部分だけが重なるんですね。
使い方はとても簡単です。
動画作成
写真からタイムプラス動画が作成できます。
こちらはかなりの数の写真が必要ですので、最初からタイムプラス動画を作成するつもりで撮影する必要があります。
時間があったらまた遊んでみたい。
静止画合成オプション
こちらでは静止画合成モードとカラーブーストの設定が出来ます。
多分使わないと思うので無視しておいていいでしょう。
使い方は工夫次第
このソフトは多重撮影をパソコン上でできるものと考えてください。
この写真と、この写真を重ねるとどうなるかをいつでもできるのが魅力です。
多重撮影なら1枚を撮影して、次の1枚はその場に被写体が無いといけませんが、このソフトで合成すると夏に撮影した写真と、冬に撮影した写真が合成できます。
工夫次第で面白い写真が出来るので色々やってみてください。
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