1950~60年代、切手収集が大流行しました。
新しい切手が発売される日には行列ができ、珍しい切手はとんでもない価格で取引されたものです。
あれから60年以上・・・。
趣味としての「切手収集」は下火になり、当時高額だった珍しい切手も額面以下。
当時は一生懸命集めたけど、当時の情熱はどこへやら。
もう処分するかな?
ということで、切手をお得に換金するにはそうすればいいか?
思いつくのは、
ネットオークション
出張買取り
買い取り専門店
といったものがあります。
それぞれどうなのか?
また、他の選択肢はあるのか?
調べてみました。
切手収集
切手収集が趣味という方は、結構いらっしゃったかと思います。
特に1950~60年代に流行した時に集めていた人は多いでしょう。
また、それ以降でも一度は興味を持つことがあるかと思います。
郵便切手は本来、郵便事業に使用するための料金前納を証明する証紙です。
ただ、郵便切手には様々な図柄やシリーズ物があり、コレクター心理を刺激するのも確かです。
現在はコレクターでなくても、昔なんとなく集めていたという人も、少なくないのではないでしょうか?
ただ、今となっては興味が無くなってしまった人が多いと思います。
「当時集めたものをなんとか現金化できないか」と考えても手段はそれほど多くない。
郵便局に持っていくのが良いのか、買い取り業者に売るのが良いのか、ネットで売るのが良いのか?
実際にいくつかの方法を試してみましたので紹介します。
切手現金化の手段は少ない
郵便切手を現金化する手段は思った以上に少ないです。
また、現金化する際に手数料が発生したり、買取相場が決まっていたりと、額面通りのお金が戻ってくることはまずありません。
そういった面も考慮して、現在も切手収集をしてている人は楽しんで欲しいと思います。
「将来的に価値が上がるだろう」と考えていても、そういった切手はごく一部です。
投資商品としては相応しくありません。
もし、切手自体に興味がないのであれば、サッサと手放すことをおススメします。
適当な方法で保管すると、汚れやシミ、カビなど傷みが発生しやすいですからね。
それでは実際に行った現金化の方法を「調査だけした」というものも含めて紹介します。
ヤフオク
「コレクション品といえばヤフオク」と思い、まずはヤフオクに出品してみました。
結論から言えば、ヤフオクも一定の相場が出来ているため額面通りで売れれば御の字といえます。
理由としては、
落札側選択肢が多い
落札側送料がかかる
出品側手数料がかかる
といった感じに、選択の自由があったり、余分なコストが発生するためです。
また、写真を撮影して、説明文を書いて、出品するという作業は、想像以上に面倒です。
結局のところ、額面を提示して、まとめて出品という形を取ってしまうかもしれません。
例えば、「記念切手5,000円分!」といった感じですね。
時間に余裕がある人向けの方法といえます。
また、メルカリでは未使用の切手(円)の出品が禁止されています。
運営から削除されますのでご注意ください。
出張買取り
最近は、出張買取をやってくれるところが多くなったので、そういった店を利用するのも良いです。
但し、正しい査定をしてくれる所でないと、安く買いたたかれるので注意しましょう。
ポイントとしては、
ポイント1切手専門の査定員がいる
ポイント2全国出張可能
この2つは重要です。
代表的なところでは、
などがあります。
記念切手等で高値がつくものは、相場で査定してくれますので安心できます。
査定のみでもOKですので、一度来てもらうのも良いかもしれません。
ただ、買い取り実績を見て、過度に期待するのは止めた方が良いでしょう。
参考までに、バイセルで出張査定をしてもらった時は、以下のような感じでした。
全体として額面の8割程度
バラよりシートの方が査定が高い
状態が悪いと査定が大きく下がる
査定時間はわりと短め
買い取り専門店
買い取り専門店の利用は、あまりお勧めできません。
正直、持って行く時間が勿体ないです。
理由としては買い取り額の安さ。
特に切手収集をしていた頃は、10円、20円、40円など額面が小さい切手が多かったのですが、現在はこういった額面にあまり需要がありません。
ということで、需要が少ない額面の切手は買いたたかれます。
シート状でも、査定はあまり上がりませんでした。
全体として額面の5~7割程度。
全ての買い取り専門店がそうとは言えませんが、ネット上のコメントも似たようなものが多いので、全国的な傾向といえるかもしれません。
家に誰も来て欲しくないというような人には、向いているかもしれませんね。
郵便局
使わない未使用切手は、郵便での利用も頭に入れて良いと思います。
郵便切手は、郵便事業に使用するためのものです。
国内切手なら額面通り利用できます。
手紙の発送はもちろん、ゆうパックの利用や書留、速達料金、料金別納にも使用できます。
レターパックについては、手数料を追加することによって購入することが出来ます。
また、書き損じはがきの交換手数料(5円)としても使用可能です。
他にも郵便のサービスに使えるかもしれませんので確認してみてください。
但し郵便局で何かしてもらうと、多くの場合手数料が発生します。
これも考慮して判断しなければいけません。
少し面倒ですが。
シンプルに郵便事業で使う方が良いかも
日本で郵便切手収集の流行が起きたのが、1950~70年頃といわれています。
ですから、その頃の切手が残っている家庭は多いです。
多く残っているという事は、需要に対して供給が多くなるという事です。
「50年も前の切手だから価値があるだろう」と思っていても、査定をすると予想以上に安いことは珍しくありません。
保存状態もあります。
「世の中で流行しているから買った」という人の多くが、正しい保管をしていません。
切手といえど印刷物ですので、劣化、シミ、カビ、黄ばみ、のり落ちなど状態の悪化が起きます。
こうなると査定金額に大きく影響します。
相場が額面以下であるのなら、郵便事業で使う方が良いと考えます。
古い切手であっても額面通り使えますので、買取よりは良いでしょう。
ただ、大量にあって使いきれないのであれば出張買取をお勧めします。
ほとんどの場合、額面以下にはなってしまいますが、ネットオークションへの出品手間を考えたら悪い選択肢ではありません。
今後も、郵便料金は上がると予想されますので、動くなら早い方が良いでしょう。
やってはいけない事としては、買い取り専門店、質屋、リサイクルショップ等に持って行くことです。
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