連休中は車での移動が増加する
JTBの調査によると2022年ゴールデンウイークの国内旅行者数は約1,600万人と推計されています。
そのうち約62%が自動車での移動を予定しています。
また、コロナ禍により移動手段は感染リスクの高い公共交通機関から、他者との接触する確率が低い自動車へシフトしています。
昨年はコロナ禍の真っただ中にあったため、ゴールデンウイークの人出は950万人ほどでした。
コロナ前の2019年が2,401万人でしたので、全体としては減っているように見えますが、自動車シフトの流れが進んでいるため、場所によっては例年以上に渋滞するかもしれません。
新幹線や飛行機を利用した長距離旅行から、自動車を中心とした短距離旅行にシフトしているからです。
特に、高速道路ではその傾向が顕著でしょう。
ゴールデンウイークも「高速道路の休日割引ナシ」が実施されますが、あまり効果は無いと思われます。
ゴールデンウイークは確実に渋滞が予想されますが、ちょっとした工夫で回避や軽減が可能です。
出来ることをやって渋滞にハマらないようにしましょう。
車のトラブルを減らす
ゴールデンウイークにおける渋滞理由は、「通行する車両が増えるから」というだけではありません。
車のトラブルによる渋滞も多いのです。
JAFが公開している2020年度ゴールデンウイークの出動理由上位は以下のとおりです。
一般道路
過放電バッテリー 17,145件
タイヤのパンク等 6,249件
破損/劣化バッテリー 2,659件
高速道路
タイヤのパンク等 256件
燃料切れ 96件
事故 48件
これはあくまでもJAFだけのデータです。
最近は自動車保険に付属するロードサービスを利用する人も増えていますので、実際の値はこれよりも多いでしょう。
ですが、全体的な傾向は変わらないと思います。
一般道路、高速道路共にタイヤのトラブルが上位に来ています。
タイヤは劣化や破損状況を確認し、早めに交換しておきましょう。
また空気圧が適正でない(主に不足)ためにバーストを起こすことがあります。
出発前にガソリンスタンド等で確認してもらいましょう。
また高速道路特有の理由として燃料切れというものがあります。
高速道路は構造上給油ポイントが限られています。
あらかじめ目的地までの距離を計算し、給油場所を決めておく方が良いです。
給油場所はいくつか候補を用意してください。
サービスエリアによっては渋滞によって入れなくなり、給油に寄ることが出来ない可能性もあるのです。
余裕をもって給油しガス欠を起こさないようにしてください。
高速道路は一般道路と違って迂回路がほとんどありません。
一度、高速道路上でトラブルを起こすと予想以上の大渋滞の理由となります。
トラブル上位にあるタイヤと燃料は、少しの注意で解決できる問題です。
遠出の前は必ず確認するようにしてください。
他の人の迷惑にならないように。
渋滞予測を利用する
ゴールデンウイークの渋滞予測としてNEXCO各社が渋滞予測を出しています。
移動日の渋滞予測を確認し、時間帯をずらすというのも効果が見込めます。
ただ、あくまで予測なのでこの通りにいかない可能性は十分にあります。
ひとつの目安として利用するなら良いかもしれません。
人が走らない時間帯に走る
他の人が走らない時間帯に走るのも一つの方法です。
全ての道路がそうとは言い切れませんが、一般的に深夜1時~明け方の5時ぐらいは渋滞しにくいです。
一日中渋滞しているような道路であれば、こういった時間に抜けるのも一つの方法です。
注意点は居眠り運転と速度です。
自分は大丈夫でも、他人が大丈夫とは限りません。
特に明け方はフラフラしている車がいますので注意してください。
また速度も注意が必要です。
車が少ないからといって、追い越し車線をとんでもないスピードで走る車がいます。
前を走る車を抜くときはサッと抜いて走行車線に戻るようにしましょう。
とんでもないスピードで追突されたら最悪です。
流れにのって安全運転を
最も重要なのは安全に目的地に着くことです。
渋滞にハマったら諦めることも重要です。
少しでも早く行こうと車線変更を繰り返しても、全体の流れが変わらない限り意味がありません。
渋滞すればサービスエリアでも車を止められないことがあるでしょう。
渋滞情報が出たら手前のサービスエリアでトイレ休憩をしておくことも重要です。
集中力の回復にもなりますし、渋滞中にトイレを我慢することも回避できます。
安全な運転を心がけましょう。
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