被写界深度合成(フォーカスシフト)の実力「プラモデル、模型の撮影に最適」

撮影術
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被写界深度合成(フォーカスシフト)

被写界深度合成(以下フォーカスシフト)は、同じ構図でピントが違う複数の写真を撮影する手法です。

最近のカメラには、フォーカスシフト機能が付いており、自動的に撮影を行ってくれます。

 

フォーカスシフト機能で撮影を行った複数の写真データは、被写界深度合成ソフトで合成することにより、被写界深度が深い写真データが出来上がります。

<フォーカスシフトのイメージ:例はピントの位置を変えて7枚撮影>

模型などは小さいため、絞りを絞り込んでも奥までピントが合いません。

そんな時は被写界深度合成を使うと、奥までピントを合わせることが出来ます。

 

フォーカスシフト機能で撮影をしてみる

フォーカスシフト機能が付いないカメラでも、ピントをずらす撮影は可能ですが、精度に欠けると考えます。

実際に使ってみると、フォーカスシフト機能付きの方が楽です。

 

フォーカスシフト撮影は、同じ構図でピントを移動させますので、撮影中にカメラが動いてしまうと上手く合成できません。

ですから、カメラが動かないように丈夫な三脚は必須となります。

 

主な設定方法は、フォーカスシフト撮影にし、最初の1枚についてピントを合わせ、撮影枚数やピントの間隔を設定すると、後はカメラが自動で撮影してくれます。

1枚目はピントを一番手前にするところがポイントです。

2枚目以降は、ピントをずらしながら自動で撮影してくれるイメージです。

 

専用のソフトが必要

被写界深度合成はフォーカスシフト機能で撮影した複数の写真を合成します。

例の場合、フォーカスシフト機能でピントを移動させながら7枚の写真を撮影します。

そして、その7枚の写真を被写界深度合成ソフトで合成します。

  

また、被写界深度合成には専用のソフトが必要です。

フリーソフトでもあるのですが、圧倒的にPhotoshopが便利です。

 

実際にやってみた

実際に被写界深度合成写真を作ってみました。

<ポン撮り:50mmF8・ss1/40>
<フォーカスシフト撮影:7枚合成>

ポン撮りですとトラックの箱に書かれた文字が途中からボケていますが、フォーカスシフト撮影したものは後ろまで文字が読めます。

今回は7枚だけの合成ですが、枚数を増やせばもっと奥までピントが合いそうです。

 

模型写真の多くは被写界深度の浅さにより本物らしさを失います。

フォーカスシフト撮影を行えば、より本物らしい写真になるかもしれません。

 

 

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