ATEnge TOD07 電動エアダスターの能力と使い勝手 -強力な風でカメラ、レンズ、パソコンの埃を吹き飛ばす!

機材のメンテナンス
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カメラやレンズの清掃に欠かせないブロアー

ゴム風船のような格好をしており、風圧でチリやホコリを吹き飛ばします。

手動ですのでどこでも使えるという利点がある反面、何度もやっていると手や腕が疲れてくるうえに、風圧に限界があるという欠点もあります。。

同様にカメラやレンズの清掃に使うのがエアダスター

こちらは主にスプレー缶式で内部のガス圧で空気を吹き出します。

手軽に強力な風圧が確保できる反面、使い捨てなのでランニングコストが高いという欠点があります。

 

ブロアーエアダスターは時と場合によって使い分けていたのですが、撮影帰りに複数の撮影機材を清掃するには能力的に厳しい部分もあります。。

ということで、注目したのが電動エアダスター

これはヘアドライヤーに似ており、細いノズルから強力な風を送ることが出来ます。

ブロアーエアダスターと比べて使い勝手や能力はどうなのか?

実際に試してみました。

 




 

ブロアとエアダスター

今まで愛用していたブロアーエアダスターについて簡単に説明しておきましょう。

どちらも埃やチリが清掃出来て便利です。

一般的に手動でシュポシュポするのがブロアー、スプレー式で風を送るのがエアダスターです。

それぞれの利点と欠点を見てみましょう。

 

【ブロアーの利点】
・ランニングコストはほぼ0円
・風圧の調節が出来る

【ブロアーの欠点】
・風圧が弱いものが多い
・長時間使っていると筋肉痛になる

 

【エアダスターの利点】
・筋力が少なくても使える
・風圧が強い

【エアダスターの欠点】
・使い捨ての為、ランニングコストが高い
・風圧の調節が難しい
・缶が冷えると空気が出なくなる
・ものによっては噴出されるガスで機材を傷める

 

 

電動エアダスターという第三の選択肢

ブロアエアダスター

それぞれ利点と欠点があるのですが、双方のいいとこ取りをした製品電動エアダスターといえます。

昔はこういった製品は無かったのですが、バッテリーの小型化と低価格化により最近は多く出回るようになりました。

では、電動エアダスターについて利点と欠点を挙げてみましょう。

【利点】
・風圧の調節が出来る
・筋力が無くても使える
・長時間使える
・ブロアより風圧が強い
・ランニングコストが安い

【欠点】
・導入コストが高い
・動作音が大きい
・製品の当たり外れがある

といったところです。

最大の魅力は楽に強い風力が得られるところで、気になる点は導入コストや製品のアタリハズレといったところでしょう。

 




ATEnge電動エアダスターTOD07(TAD07)

TOD07ATEngeブランド電動エアダスターです。

ワイヤレスで取り回しが良く、風量も多いため1年ほど前から使っています。

 

この製品の主な仕様は以下のとおり

サイズW180.3×D68.6×H86.4㎜
重量317g(実測)
バッテリー 充電式6000mAhリチウム電池 
充電時間約3時間
稼働時間約30分
稼働音<70dB
充電方式USB Type-C
風量調節無段階制御

バッテリー内蔵式(USB充電)なのでどこでも持ち出せます。

また、音はある程度しますが風量があるのでスプレー式エアダスターの代わりとして使ます。

 

参考までにAmazonの商品型番TOD07楽天ではTAD07、外箱に書いてあるのがCD07とバラバラなのですが、同じものではないかと想像します。

今回お試しするのはAmazonで購入したTOD07です。

 

では早速試してみましょう。

 

なにはともあれ風量は?

まず、なにはともあれ風量が重要

エアダスターの能力として重要なのは、”どれだけ強力な風を送ることが出来るか”ということにつきます。

ということで簡単ですが風量を比べてみましょう。 

今回電動エアダスターTOD07と比較するのはハイパワーブロアー・プロ02L

市販されているブロアーの中ではかなり大きい部類の商品です。

HAKUBA ハイパワーブロアー・プロ の能力とは? 最大クラスのブロアーでレンズのチリや埃を除去
カメラ用のブロアーとは空気の力でチリや埃を除去してくれる便利グッズです。 ゴム等でできており手動で空気を送り出す構造のため、エアダスターのように空気切れになることはありません。 今回は市販されている最大級サイズのハイパワーブロアープロを使って機材に付いた埃を除去してみます。

サイズは直径65mm全長180mm

こいつを力いっぱい握るとまあまあな強風が発生するのですが、長時間使っていると筋肉痛になること間違いなしガテン系商品です。

文字通り「ハイパワー」

但し、パワーはあるけど長時間使うには苦しいかも・・・といった商品でしょうか。

 

ということで、ハイパワーブロアー・プロ02L電動エアダスターTOD07スプレー缶の蓋を飛ばしてみます。

「丸いから転がるだろう?」とか「さじ加減一つじゃない?」という意見は無視して早速実行。

 

はい、こんな感じ。

ハイパワーブロアー・プロ02Lは力任せにシュッポして約41cm電動エアダスターTOD07は風量最大の設定で約193cmです。

全く違いますね。

電動エアダスターTOD07のパワーを実感できる結果となりました。

強すぎる?

そんな場合は調整可能です。

この製品についてはダイヤルで無段階に風量を変更できる点も評価できます。

もし、電動エアダスターを検討するならこういったポイントも重要。

 




1年使って耐久性ってどうなの?

家電製品アタリハズレもあります。

ですから、必ずしも全て同じ結果になるとは限りません。

このことを踏まえてお話ししますと、ATEnge電動エアダスターTOD07を購入したのが2022年4月ごろ。

それから約1年使っていますが異常はありません。

最初にAmazonで見かけたときに、怪しい日本語うさん臭さを感じつつも評価数と評価の良さを見て購入を決断しました。

今考えると良い買い物だったと思います。

購入者の評価は重要ですね。

 

高い製品ですのですぐに壊れてしまっては意味がありません。

ホームセンター等でそれなりのスプレー式エアダスターを購入すると1本600円程度。

この製品は8,000円ぐらいしますので高いと言えば高いのですが、スプレー式を14本分ぐらい使うと元が取れます。

エアダスターはカメラやPC、車など掃除に使える場所は多いです。

製品の造りもしっかりしていますし信頼性もあると考えます。 

  

音が大きい?

電動エアダスターの欠点はモーター音がするということ。

この音が結構大きいです。

ハンディ掃除機ハンドドライヤーを想像してもらうと分かり易いかもしれません。

スプレー式エアダスターとATEnge電動エアダスターTOD 07の音量比較

音の大きさは

ブロアー < スプレー式エアダスター < 電動エアダスター

といったイメージです。

夜中、静かに作業したい場合には向きません。

 

317gは重い?

電動エアダスターにはバッテリーやモーターが内蔵されている為、どうしても重たくなります。

それはこの製品についてもいえることで、実測で317gあります。

これが重いか重くないかというと”使い続けるとそれほど気にならない”が個人の見解です。

確かにハイパワーブロアー・プロ02Lは主にゴムでできているので大きくても重量は78gしかありません。

しかし、スプレー式のエアダスターは本体が金属製の為250g近くあります。

比較すると70gほどしか違いません。

慣れると誤差に感じる重さ。

スプレー式エアダスターと比べた場合、機能や風量を加味すると許容範囲だと思います。

 

安全性・信頼性

スプレー式エアダスターの欠点のひとつが安全性。

高圧のガスが入っていますので、火に近づけると爆発する可能性もあります。

また、廃棄時には中身を全て抜いたうえで穴を開けたり(自治体による)と処分も面倒です。

たまに清掃車で爆発する事故がありますね。

処分方法を誤るととても危険です。

信頼性の面では品質の悪い製品を使うと内部のガスでカメラやレンズを傷めてしまいます。

逆さにすると出なかったり、缶が冷えると出なくなったりと信頼性もイマイチ。

その点、電動ブロアーは逆さで使っても、ある程度気温が低くても能力が落ちることはありません。

信頼性は高いと考えます。

 

総評

ATEnge電動エアダスターTOD07とブロアー、スプレー式エアダスターと比較するとこんな感じになります。

項目ブロアーエアダスターTOD 07
風量
作動時間×
低温時動作×
騒音×
疲労度×
製品耐久性
大きさ
重量
イニシャルコスト×
ランニングコスト×
ゴミの量×

これを踏まえると、長く使う人、沢山の機材を使う人にとって電動エアダスターはひとつの答えになると考えます。

ブロアーは安く始められるけど、風量が少ないのと疲労がたまる。

エアダスターは風量があるけどランニングコストが高くなる。

初期費用(イニシャルコスト)に目を瞑れば電動エアダスターは良い製品だと思います。

 

カメラやレンズの清掃以外にパソコンの埃を飛ばしたり・・・・プラモデルにも使えそうですね。

ワイヤレスで使えて、風量調節もできるところがポイントです。

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