砂、チリ、埃は機材の大敵
細かい砂や、チリ、埃はカメラを含む撮影機材や精密機器の大敵です。
機器内部に入れば誤作動を起こしますし、レンズ面に付着すれば意図しない乱反射の原因ともなります。
環境にもよりますが屋外で撮影すると、想像しているよりも多くの砂や埃が付きます。
これをそのまま放置しておくと、撮影機材の寿命を縮めたり、写真の画質を落とす原因となるでしょう。
撮影中に突然カメラが言うことを聞かなくなったら目も当てられません。
ですから、少なくとも撮影に行って帰宅したら、砂やチリ、埃の除去はしておいたほうが良いと考えます。
デコトラ撮影会でカメラが砂まみれに
友人会チャリティ撮影会が行われた吉野川河川敷は、細かい砂で覆われた地面です。
また、哥麿会チャリティ撮影会が行われた加太コスモパークも、その地面の大半が細かい砂で覆われていました。
当然、風が吹けば細かい砂が舞いますし、車両が走っても細かい砂が舞います。
撮影中は夢中で気が付かないかもしれませんが、自宅に帰って確認すると想像以上に細かい砂が付いていたりします。

本来なら漆黒のレンズ筐体が細かい砂の付着でグレー色に・・・。
これはいけません。
いくら防塵防滴仕様のカメラを使っているとはいえ、レンズ交換時には内部がむき出しになりますし、記録メディアを取り出す時はカバーを開けることになります。
ですから、レンズやボディに付いた細かい砂は、少なからず内部に入ってしまうと思っておいたほうが良いでしょう。
そうなる前に除去を!
砂埃が舞う撮影会場ではそういった点も注意すべきなのです。
細かい砂はブロアーで吹き飛ばす
先日のデコトラ撮影会では、機材に細かい砂が大量に付着しました。
カメラやレンズに付いた細かい砂は、ブロアーで吹き飛ばして除去します。
今回使用したのはハクバのハイパワーブロアープロ02L。
市販されているもので、最も大きいサイズになります。
ブロアーはサイズ=風量なので、大きいということはそれだけ強い風が出せるということですね。
通常サイズのブロアーが直径45mm、全長100mm前後ですが、ハクバのハイパワーブロアープロ02Lは直径65mm、全長180mmあります。
直径で20mm程度の差ですが、実際に手に持つと大きいことが実感できます。

カメラのボディと比較しても大きいことが分かりますね。
手が小さい人には使いこなせないかもしれません。
実際に使ってみる
では、実際に巨大ブロアーを使ってみましょう。
使い方は普通のブロアーと一緒で、砂やチリ、埃が付いた部分にノズルを向けて、ブロアー本体を握るだけです。

あとはノズルから出た空気が、砂等を吹き飛ばしてくれます。
付着物が多い時は、外に向かってやったほうが良いかもしれません。
屋内でやると、結局掃除をする羽目になりますからね。
風圧は通常のブロアーと比較してもかなり強いです。
1m先の埃が飛ぶほどです。
今回、付着した細かい砂はあっという間に除去できました。
強力なので、シャッター幕などには吹き付ける際は、手の力を緩めて調整するほうが良いかもしれません。
風圧は十分だけど・・・
通常のブロアーですと、指先でつまむようにして使うのですが、ハイパワーブロアープロ02Lは握るように使います。
容量も大きいですし、その分素材も丈夫に出来ていますので、結構握力を使います。
普段、キーボードしか叩いていない僕としては、これを何度も繰り返していると腕の疲労が出てきます。
持ち方を色々変えてみましたが、どれも似たようなものです。
そこで便利なのがエアダスター!
と言いたいところなのですが、製品によって液化が激しかったり、不純物が入っていたりして機材を炒める可能性があるのであまりお勧めしません。
地味ですが、ブロアーを使った方が安全かと思います。
ブロアーだけでは落ちにくい埃等もありますので、そういったものはクリーナーブラシを使用すると良いでしょう。

安いものですし、一度買えばずっと使えるものなのでコスパは良いです。
では、今回使用したハクバのハイパワーブロアープロ02Lについてまとめてみましょう。
風圧はかなり強め
大きいので手の小さい人には向かない
わりと握力を使う
クリーニングブラシの併用は必要
興味がある方は買ってみてください。
カメラやレンズ以外にパソコンやキーボード等にも使えます。
プラモデルの清掃は風圧が強すぎるので部品が飛ぶかもしれませんね。
コメント