レンズのラバー部分が白化した時に掃除する簡単な方法

機材メンテ

ラバーの白化

カメラやレンズにはゴムの部品が使用されています。

一般的にラバーと呼ばれる部分ですが、長期間使用していると白い粉のようなものが付着します。

これはブルーミング(ブルーム)現象と呼ばれるもので様々な要因で起きます。

 

製造段階で考えられるのが、

 加硫不足

 ゴム練り不足

 調合の不具合

製造後に考えられるのが、

 高温多湿の状況

 密閉状態であること

などが挙げられます。 

白く粉が噴いたような物質は、加硫剤加硫促進剤老化防止剤などの配合剤が時間経過と共に表面に噴き出てくる物です。

製品の特性上、除去に使用できる物質が限られているので、適当なもので除去しようとすると痛い目を見るでしょう。 

信頼性があり、容易に手に入るもので掃除するのが良いのです。

 

ラバー白化の除去に使ったもの

今回、ラバー白化の除去に使用したのは「アーマオール・プロテクタント」です。 

車好きなら「ピン」とくるでしょう。

ダッシュボードやビニールレザー部分を清掃するための商品です。

ホームセンターに行くと、カー用品コーナーなどに置いてありますね。

 

ナポレックスブランドの商品で輸入・販売は株式会社セイワが行っています。

236mlで700円程度なので、それほど高い物ではありません。

 

 

使用できるところと出来ないところ

アーマオールはあくまでカー用品です。

カメラ用品ではありませんので、そのあたりはご認識ください。

ですから、使用部位を間違えると、大切な機材をダメにする可能性があります。

十分注意しましょう。

 

【使用できる部位】

 ダッシュボード

 ビニールレザーの内張

 ドア部分

 窓枠部分

 タイヤ

 無塗装ウレタンバンパー

 ホース

 ビニール屋根

 プラスチック製品

 

【使用できない部位】

 自動車の塗装面

 布地

 皮革

 白木

 ガラス

 透明プラスチック

 

カメラやレンズにはガラス部品や透明プラスチック部品が多く使われています。

こういった部分には付かないように注意しましょう。

 

 

実際にやってみる

購入したアーマオールの容器はスプレー式でした。

ですから、まず要らないボロ布に吹き付けます。

使ったのは、古くなった白いTシャツ。

大きすぎるので15cm角ぐらいに切り取ります。

僕の繊細さが分かるような素晴らしい正方形ですね。

 

1枚ですと吹き付けた際に裏までしみ込んでしまいますので、4枚ぐらいに折ります。 

最初は少しずつ吹き付けてください。

沢山、吹き付けるとラバー部分を清掃した際、余分な部分にまでアーマオルが入り込んで、思わぬ故障につながります。

ですから、様子見しながら少しずつ量を増やすのが正解です。

 

アーマオールを吹き付けたら、白化したラバーの部分を擦ります。 

それほど力は必要ありませんが、ラバー部分は凹凸があります。

溝の中までなかなかアーマオールがしみ込んでいかないので、爪楊枝の先端を折ったものを使用しました。

ちょうど溝の幅に合っていたのか、綺麗に拭き取れます。

  

違いが分かるように半分だけ掃除してみました。 

まだ乾いていないので、若干オーバーに表現されていますが、結果は上々です。

ラバー本来の黒色が戻ってきました。

 

ちょっとアーマオールを付け過ぎたので、金属部分にまで広がってしまいました。

余り付け過ぎると、機材不具合の原因となりますから注意したいです。 

引き続き、もう半分も掃除します。

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はい、ということで清掃完了です。

最初の写真と見比べて、いかがでしょうか?

ラバーの黒が完全よみがえっていますね。

このレンズはラバー細い縦溝だったため、予想以上に時間を費やしてしまいました。

溝を1本1本掃除するのは結構面倒です。

 

清掃時間は約30分。

慣れればもうちょっと早いかもしれません。

あと、表面がコーティングされるのか、多少ツルツル感は出ますね。 

 

調子にのってもう1本

とりあえずコツがわかったので、もう1本清掃してみます。

こちらもなかなかの白化具合

製品によって出やすいものがあるようです。

 

キャノンの古いEFレンズオリンパスのEレンズに多いという話を聞きます。

あとは、機材の保管状況でしょうね。

 

でも、白化を清掃する方法が分かればあまり気にならないです。

いざとなったら清掃すればいいわけですから。

 



 

今回のラバーは、溝の幅が広いので綿棒が使いやすかったです。

アーマオールを付けてゴシゴシ擦ると、見る見るうちに白化が除去されていきました。

ラバーの形状や、溝に応じて清掃道具は使い分けると良さそうです。

 

所要時間20分。

先ほどのレンズより早いです。 

見事に白化が除去できました。

ラバーの溝が綿棒にピッタリだったので、思った以上に早く終わりました。

 

保存は防湿庫に入れていたので、製品の特長かもしれません。

また、出てきたら除去するしかないですね。

 

お値段以上アーマオール

カメラ専用の清掃用品は高いです。

それに比べると格安でホームセンターでも手に入るアーマオールは優秀です。

 

但し、何らかの問題が発生した場合は、自己責任となります。

今のところ、ネット上でも不具合の話は出ていませんので、問題は無いかと考えます。

 

参考までに以前は薬用ミューズ石鹸のウェットシートを使っていたのですが、製造中止になったので残念ですね。

使いやすかったので復刻して欲しいところです。

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