マジョーラ塗装
マジョーラ(MAZIORA) は日本ペイントが開発、発売する分光性塗料です。
見る角度や光の当たり方によって、様々な色に変化するのが特徴です。
プラモデル用にもGSIクオレスからマジョーラ塗料が発売されていますが、かなり高価です。
手軽にやってみたいと思ってもなかなか手が出せません。

たまたま見つけた100円ショップのネイル用ミラーパウダー。
なんとなくキラキラしてマジョーラっぽい気がします。
ということでさっそく試してみました。
感じ方は人それぞれあるかと思います。
温かい目で見てやってください。。
ミラーパウダー塗装の準備
ミラーパウダー塗装の為に準備するものは以下のとおりです。
エアブラシ ミラーパウダー(ユニコーンパウダー) 塗料:クリア 塗料:ブラック等 うすめ液
ミラーパウダーは100円ショップのセリアに売っています。
全部で6色ありますが、マジョーラっぽく塗装できるのは濃い青紫のパウダーです。
他の色ですと、違った色となりますのでご注意ください。

ミラーパウダーはネイルや化粧品のコーナーにあり、2色入って100円(税抜き)です。
これだけ買うと、店員さんにヘンな目で見られるかもしれませんが気にしてはいけません。
下地色の塗装
ミラーパウダーを塗装する前に、下地色を塗装します。
下地色は黒色が良いのですが、概ね黒っぽい色なら問題ありません。
それ以外の色ですとミラーパウダーが上手く発色しませんのでご注意ください。
下地の塗装はエアブラシで行いましょう。
筆では上手く塗装出来ないと思います。
エアブラシの空気圧は、通常の塗装と同じでも問題ありませんでした。
空気圧が弱い場合は、うすめ液で薄めれば何とかなりそうです。
下地の塗料はMrカラーC28・黒鉄色を使用しました。
塗料とうすめ液の比率は1:1~2ぐらいです。
薄く何度か塗り重ねるようにして下さい。

ハイ、このとおり真っ黒になりました。
今回は黒鉄色を使いましたので、若干メタリックになっていますが、通常の黒色でも大丈夫です。
塗装ブースが欲しいな・・・。
ミラーパウダーを吹き付ける
下地色の塗装が完了したら、十分乾燥させてください。
一晩ぐらい置いた方が良いかと思います。
乾燥が不十分ですと失敗します。
また、時間があるなら水砥ぎをした方が綺麗に塗装できます。
今回は割愛。
ミラーパウダーは、塗料のクリアに混ぜます。
今回使用したクリアの塗料は、
MrカラーGX100・スーパークリアGⅢ。
それぞれの配合は以下のとおり。
ミラーパウダー 容器の半分
クリア 5~6g
薄め液 15~20g
ミラーパウダーを使用すると、エアブラシが詰まりやすくなりますので、薄め液の比率は多めにしてください。
それぞれの分量は実際に塗装しながら調整してください。
また、塗料は吹き付け前によく混ぜてください。
ミラーパウダーはわりと短時間で沈殿しますので、混ざっていないとクリアばかり吹くことになります。

塗装していると出にくくなりますので、エアブラシのうがいは頻繁に行ってください。
ミラーパウダーの塗料は色が薄いので、最初は目立ちにくいです。
2~3回ぐらいまでは、塗り重ねてもほとんど目立ちません。
全体で5~10回ぐらい塗り重ねるイメージで、薄く何度も吹き付け塗装してください。
塗装終了したら
塗り重ねる度に、メタリック感が出てくると思います。
どこまで塗り重ねるれば良いかが分かりにくいと思いますが、角度を変えたときに変色すればいいと思います。
念のため、更に2~3回薄く塗り重ねても良いです。

ミラーパウダーの塗装は塗り重ね回数が多いため、乾燥が遅いです。
ラッカー系塗料でも一晩おいた方が安心です。
角度が変わると、それに伴い色が変わるのが分かりますか?
色や効果はそれなりですが、セリアの商品で出来ると考えると十分検討に値するかと思います。
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