【超難関】RGBをCMYKに変換するコツ「発色構造が違う」ものの落としどころとは?

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RGBとCMYKとは

印刷物を作る場合に避けて通れないのが「RGB、CMYK問題」です。

 

どちらも色を指す用語ですが、RGBはレッド、グリーン、ブルーの3色を混ぜて色を表現する加法混合の一種です。

TVやディスプレイ、スマホの画面などがそうですね。

 

これに対してCMYKはシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの4色を混ぜて色を表現する減法混合の一種です。

印刷物は基本的にCMYKで表現されます。

 

加法混合は混ぜるほど明るい色に、減法混合は混ぜるほど暗い色になりますから発色方法が根本的に違います。

ですから同じ写真データでもRGBCMYKでは全く違う色で表現されます。

  




 

 

 

RGBをCMYKに変換してみる

一般的にデジタルカメラで撮影した写真データは、RGBで表現されています。 

パソコンのディスプレイやスマホの画面もRGBなので、基本的にほとんどRGBで写真を見ていることになります。 

 

しかし、印刷物を作るためには写真データRGBからCMYKに変換しなければいけません。 

この2つは発色方法が違いますから、変換すると色が変わってしまいます。

 

RGBで表示された画面を見ながら、CMYKの写真データを作る! 

それは色が変わることを見越して、画像アプリケーションで色を調整する作業です。

 

更にCMYKにはカラープロファイルというものがあり、違うカラープロファイルで変換すると同じデータからの変換でも違う色になります。

もう、わけが分からないですね。

 

 

参考までに最も一般的なJapanColor2001CoatedRGBからCMYKに変換をしてみます。

 

今回は緑100%のカラーファイルを使用しました。

<RGBによる発色>

 

<CMYKによる発色>

 

上がRGBの緑色、下がCMYKの緑色です。

全く違いますね。

 

 

 

では先日撮影した写真をCMYKに変換してみましょう。

右上:元画像(RGB)

左下:CMYK変換

 

これまた一大事です。

 

このように、写真データを印刷用(CMYK)に変換すると大きく色目が変わるのです。

皆さんが当たり前のように見ている印刷物ですが、裏ではこんな苦労があるのです。

 

紙は薄く、色は上手くのらない。

そのうえに予想できない。

そんな状態でよくあれだけの色が出せると感心させられるのです。

 

  




 

 

 

色を予想するのはほぼ不可能

普通の緑があれだけ違うのですから、他の色も違う色に表現されます。

 

現にサンプルの写真も随分変わってしまいました。

これが印刷物の難しい部分なのです。

 

 

正直言って色を予想するのはほぼ不可能です。

ただ傾向はいくつかあります。

 

参考までいくつか挙げると、

といった感じです。

 

 

ですから、青空を青く印刷しようと思ったら、空の彩度を思いっ切り上げるといった作業が必要です。

他にも傾向はありますので色々試すと良いです。

 

 

参考になるのがオンラインの変換ソフトです。

SignMallスタンド看板店のCMYK変換ツール

シメケンプリントオンライン変換ツール

など、色々あるので試してみましょう。

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