高速道路を走る車両を上手く撮影する方法

撮影術
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高速道路

日本全国に張り巡らされている高速道路網

 

高速道路は、侵入できる車両が決まっています。

 

基本的に徒歩での侵入は出来ません。

 

たまに、サービスエリアの出口などで撮影している人を見かけますが、これもアウトで最近問題になっています。

 

撮り鉄のマナーや法律違反がTV放映されていますが、車でもいずれ同じような事が起こると考えます。

 

 

じゃあ、どこで撮るか?というのを解説します。

 




 

 

 

 

高架橋からの撮影が現実的

高速道路を走る車両を捉えたいなら、上から見下ろせるような高架橋上からの撮影が現実的です。

 

特に歩道が広い高架橋は、待機していても通行の邪魔になる事が少ないです。

 

 

多くの車にドライブレコーダーが付いていることを考慮すると、あまり目立つような行動は控えたいものです。

 

狭い道路で、通行の邪魔になるようなポジションをとっていると、もれなくSNSのネタになるでしょう。

 

そう考えると、撮影場所は慎重に選ぶ方が良いのです。

 

 

 

邪魔になるのは防音壁や金網

高速道路の上に架かる高架橋などは、もれなく防音壁高い金網で囲われています。

 

もちろん、これは高速道路上への人や物の落下、騒音などを防ぐためです。

 

 

高速道路が直接見えないからといって、脚立を立てて上からのぞき込むような行為はNGです。

 

撮影は安全第一ですので、絶対にしないようにしましょう。

 

某撮り鉄のように、金網を破壊するのもダメです。

 

金網は望遠レンズで逃げられる

防音壁メクラ板の場合が多く、基本的に撮影には向きません。

 

ということで、狙うは金網で出来たフェンスの場所です。

 

<こんな感じのフェンスが理想>

金網のフェンスは、被写界深度が浅いレンズを使うと逃げる(透かす)ことが出来ます。

 

被写界深度が浅いレンズとは、主に望遠レンズです。

 

焦点距離で300mm以上F値は5.6以下が良いでしょう。

 

 

 

 

レンズ先端はフェンスに近づける

撮影時には、レンズの先端をフェンスに極力近づけてください。

 

離れるとフェンスの影が写りますし、カメラのAFがフェンスを感知して、フェンスにピントを合わせようとしてしまいます。 

 

<フェンスの影が写ってしまった例>

フェンスに接近してもAFが反応するようなら、微妙に位置を移動すると良いでしょう。

 

5mmほど移動するだけで、AFポイントから外れることもありますので、この点は微調整が可能です。

  

 

 

 

極力開放で撮影する

レンズの仕様にもよりますが、フェンス越しに撮影する場合、絞り込み過ぎるとフェンスの影が写ります。

 

ですから、レンズは出来る限り開放(F値は小さく)で撮影しましょう。

 

望遠レンズは、シャッター速度の下限が決まってきます。

 

 

更に、高速道路上を走る車は常に動いているので、下限より幾分かはシャッター速度を速める必要があります。

例えば200mmなら1/500秒、500mmなら1/1000秒といった具合ですね。

 

こうなってくると、天候や時間帯、周りの状況によっては露出不足を起こします。

 

対抗策として、ISO-AUTOを使用すると良いでしょう。

 

ISO-AUTO機能の便利で効率的な使い方3選「使い慣れると超便利」
デジタルカメラ時代になって登場したISO-AUTO機能。 スマートフォンをお持ちの方なら知らない間に使っているでしょう。 今回はそんなISO-AUTOの便利な使い方を紹介します。

 

絞りは、開放か1段階絞りぐらい、シャッター速度は、1/焦点距離の半分ぐらいでお試しください。

 



 

 

 

 

色付きは画像アプリケーションで調整

フェンス越しに撮影できるからといって、フェンスが全く写らないわけではありません。

 

いくら被写界深度が浅いレンズで撮影しても、フェンスの影響は受けているのです。

 

それは、微妙な影であったり、写真への色付加として表れます。

 

影が出る場合は、絞りの調節やレンズの交換での対応となります。

 

色の付加に関しては、画像アプリケーションで色目調整することで解決できます。

 

<フェンスの色が付加されてグレーが強い>

色目の調整は画像アプリケーションが得意とするところなので、簡単な作業だけで完了します。

ですから、影が出ないように撮影することを心がけましょう。

 

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