超広角レンズの使い方とその魅力

撮影術

超広角レンズ

超広角レンズは、広角レンズの画角をより大きくしたものです。

 

一般的には35mm判(フルサイズ)焦点距離20mm未満を超広角レンズと呼んでいるようです。

最近はスマートフォンのカメラにも超広角レンズが採用されるようになりました。

 

手軽になった一方、持て余している人も多いようです。

そんな超広角レンズの使い方と魅力について説明しましょう。

 

超広角レンズは遠近感が強く出る

広角レンズは遠近感が出ます。

それより画角が広い超広角レンズは、遠近感がより強く出ます。

<焦点距離14mm相当:奥に向かって遠近感が表現されている様子>

 

その効果は焦点距離が1mm変わると、違いが分かるほどです。

ですから、35mm判で18mmの超広角レンズと、17mmの超広角レンズを比較すると、遠近感が違うのが分かります。

このあたりは、焦点距離1mmの違いが判別しにくい望遠レンズと大きく違うところです。

 

超広角レンズは被写界深度が深い

望遠レンズは被写界深度が浅い傾向にありました。

逆に広角領域、特に超広角レンズは被写界深度が深い傾向にあります。

<焦点距離10mm・F8:トラックにピントを合わせているが背景もしっかり写っている>

 

被写界深度が深いという事は、背景があまりボケません。

ですから、ボケを生かすような描写は苦手だったりします。

 

超広角レンズは強い光に弱い

超広角レンズは画角が広いです。

ですから、構図に太陽など強い光を発するものが入り易いです。

また、前玉(最も被写体側のレンズ)が丸く飛び出していることも多く、横からの強い光に反応しやすいです。

 

これが、どういった弊害を生むかというと、ゴーストやフレアとなって写真に写り込みます。

あえてそういった表現をする事もありますが、大抵の場合は邪魔になります。

 

こういった点から、超広角レンズで撮影する際は、太陽など強い光を意識して撮影する必要があります。

 

超広角レンズの上手な使い方

超広角レンズは、かなりクセのあるレンズだと思います。

使い方ひとつで被写体をより魅力的にすることも出来ますし、残念な感じに仕上がってしまう可能性もあります。

では、どういった点に注意して撮影すればいいかを説明しましょう。

 

遠近感を利用する

超広角レンズ最大の魅力は他にはない遠近感です。

特に焦点距離14mmぐらいになると、目視より遠近感が強調されて見えるので、上手くハマると迫力のある写真になります。

<遠近感を強調した構図>

 

ですから、超広角で撮影する際は遠近感を意識してください。

レンズは中心から、四隅に向かって放射線状に遠近感が出ます。

その線に逆らわないように構図を決めると、遠近感が強調されます。

 

水平を意識する

超広角レンズは遠近感が強調されるレンズです。

ですから、全ての線が目視とは違った表現となります。

 

ここで重要なのは水平(または垂直)を意識するということです。

これを意識しないと写真は不安定になります。

望遠ではそれほど気にならない水平(または垂直)ですが、広角領域ではかなり重要な要素といえます。

 

斜め構図で撮影するクセがある方は、直した方が良いでしょうね。

 



何を見せたいかハッキリさせる

全ての写真にいえることですが、何を見せたいかハッキリさせましょう。

特に被写界深度が深い超広角レンズは、全てにピントが合ってるように見える為、構図次第では何を見せたいのかよく分からなくなります。

 

見せたいものが手前にあり、背景に何かが写っているという構図はよくあります。

特に遠近感の出やすい超広角レンズの場合は、見せたいもの(被写体)により近づいて撮影すると分かりやすいです。

よくある間違った使い方は、「狭い場所で全体を入れたいから超広角レンズを使う」というもの。

レンズそれぞれの特徴を生かした画づくりをしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました