株式投資
株式投資はリスクは大きいと考えます。
これは銀行預金と比較した場合です。
ただ、注意していただきたいのは、一般的なリスクと、投資におけるリスクは違います。
リスクというと危険なイメージがあると思うのですが、投資におけるリスクとは上下の振れ幅です。
上に振れた場合をリターン、下に振れた場合をロス、その振れ幅がリスクです。
投資用語ではボラティリティ(略してボラ)とも呼びます。
株は値上がりすると嬉しいが・・・
株を保有していて、購入した金額より値上がりすると嬉しいものです。
売却して利益確定しなくても、自分の資産が膨らんでいるのが目に見えて分かるので、良い気分になります。
しかし、株式投資をしている人の9割以上は負けていると言われています。
負ける要素として多いのは、
ギャンブルのような買い方
レバレッジ(借金)をかける
企業名だけで買っている
中身が分からないものに投資している
焦って売買
頻繁に売買を繰り返す
等があります。
こういった事をする人は、株式投資はおろか他の投資にも向いていません。
まずは、自身のマズい部分を直す必要があります。
最も重要なのは損をしない事
投資で最も重要な事は損をしないことです。
ウォーレンバフェットも、金持ちになる2つのルールとして、このように言っています。
第1ルール、損しないこと
第2ルール、第1ルールを忘れるな
投資をする多くの人が、投資で利益を得ることを考えがちですが、この名言は「損をしないこと」の重要性を謳っています。
重要なのは損をしないこと。
簡単に言いますが、なかなかできる事ではありません。
何をもって”損”と考えるかの尺度も重要なのです。
損と負けているは違う
株式投資をしている人の9割は負けていると書きました。
しかし、株式投資をしている人の9割が損をしているとは思いません。
負けているは現状であって、損は確定的なものです。
現在、負けている株を全て現金に換え、損切りした時点で初めて”損”は確定されるのです。
では、現状で保有している株式が、10%マイナス(負けている)だとしましょう。
100万円買ったのに、90万円になっているような状態です。
この株式が将来的に有望なら、そのまま保有する理由になります。
しかし、企業活動が先細りだったり、業界自体に未来が無いような場合は、サッサと手放し(損切りし)て、将来有望な企業の株に乗り換えた方が、損する確率は少ないです。
買った理由は何?
ただ、何でもかんでも損切りをしていると、資金がいくらあっても足りません。
損切りする、しないの判断をする重要な思考を一つ紹介します。
それは
「買った理由は何?」
という事です。
その企業に投資をするという事は、何らかの理由があったはずです。
業績が好転した
業界が成長している
配当金が多い
株主優待が欲しい
これは買った人によってバラバラだと思います。
ですから、売る理由はこれの逆です。
業績が悪化した
業界が収縮基調にある
減配が発表された
株主優待が無くなった
こうなったら保有する理由はなくなります。
逆に市場全体が暴落している時でも、買った理由から外れていなければ、保有し続ける理由になります。
今、含み損を抱えている人。
自分の保有している銘柄を確認してみてください。
買った理由を全て答えられますか?
答えられないものは、サッサと手放しましょう。
アナタは中身の分からないものに投資しているのです。
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