オーブって?
写真における”オーブ”とは比較的新しい言葉です。
定義はわりと曖昧で、空気中の埃などに光が反射したものをオーブと呼ぶ人もいますし、レンズゴーストも含めてオーブと呼ぶ人もいます。
オーブとはひとことで言うと「光が何らかの反射をして写真に写り込んだもの」です。
そのあたりは、わりと曖昧だったりします。
共通認識としてあるのは「オーブは邪魔なので出来る限り出したくない」という事になります。
オーブを防ぐには?
オーブが発生することによって、写真が台無しになる事はよくあります。
場合によっては被写体に被ってしまい、トリミングでも逃げられない事もあるでしょう。
ですから、極力発生させないように意識することが大事です。
では、どういった点に気をつければ良いか、見ていきましょう。
強い光を避ける
オーブは強い光を撮影すると発生しやすくなります。
逆光や日光、明るい照明などですね。
こういった物が構図の中や周辺にあるとゴーストとなって写真に写り込むことがあります。
これはカメラ用交換レンズの焦点距離や性能によっても変わります。
ただ、どんなレンズであっても順光で撮影するとオーブはほとんど発生しません。
強い光を避ける。
これを心がけてください。
砂埃の舞う場所を避ける
オーブは砂埃に光が反射して起こることもあります。
砂地など舗装されていない場所を、車両が走るような状況で発生しやすいです。
こういった場所では、どれだけ気を付けて撮影しても綺麗な写真は撮れません。
砂埃によるオーブが写り込んだら場所移動を心がけましょう。
ストロボを焚かない
オーブは空気中の水分に強い光が反射して起こる場合があります。
特にストロボの光は非常に強いため、オーブを発生させやすいです。
雨天時の撮影ではストロボを切った方が良いです。
また、雨上がりなど湿気が多い場合も空気中の水分がストロボ光に反射する場合があります。
闇夜に白い粒が写り込んだらストロボの使用を控えましょう。
レンズ表面にも注意を
オーブはレンズ表面に付着した汚れや水滴などに光が反射して起こる場合もあります。
これはレンズフィルターでも同様です。
雨天時の撮影では知らない間にレンズ面に水滴が付いたりします。
また屋外で風が強い日などは砂埃がレンズ面に付着する場合もあります。
こういった時は撮影時以外はレンズキャップをしたうえで、撮影前にレンズ面の確認をしましょう。
砂や水分が付いていた場合は清掃してから撮影してください。
見つけたらすぐ対策を
オーブが発生すると写真が台無しになります。
対策を打たない限り1枚発生すると何枚も同じような状況になります。
強い光を避ける。
撮影場所を変える。
ストロボを焚かない。
レンズ面はよく確認する。
この4つで多くの場合解決できます。
ですから、まずは撮影した写真にオーブが写っていないか確認しましょう。
確認が出来たら、解決はそれほど難しくないのです。
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