プラスチック部品を複製する方法・100均商品でDIY

その他

100均商品とは

国内には沢山の100均があります。

ダイソー、セリア、キャンドゥなどが有名ですね。

100円ショップとも呼びますが、店内にある大抵のものが税別100円で買えるのが魅力です。

今回は100均で買えるものを使って、プラスチック部品を複製してみたいと思います。

 



 

事件は起こった

事件といえば大袈裟ですが、要はやらかしたっていうことです。

あるイベントの帰り、カーボン三脚の収納を忘れ、そのまま車を発進させたらバキッ!!と、かなりいい音がしました。

 

車から降りて恐る恐る音の発生源を確認すると、カーボン三脚の脚が1本折れていました。

ショック!!

アンドン板を割られた星桃次郎のごとく、気絶しそうになるのを抑えて部品を拾い、ベッコリ落ち込んで自宅に帰ったのでした。

 

 

被害を確認

自宅に帰り、明るいところで三脚の被害状況を確認。

幸い、脚自体はカーボンで弾力性があったため割れていませんでしたが、ロックナット内の部品が破損して使い物になりませんでした。

高かったのにー

必要なのはロックナット内の部品だけ。

これだけ調達できれば元に戻せるのではないかと思い、足掻けるだけ足掻いてみました。 

 

 

輸入元に部品が無い!

使っていたカーボン三脚はBenroC-257M8

海外の製品ですが、自身の身長にあっていたため非常に使いやすい三脚でした。

 

早速、輸入代理店に連絡を入れると「型番が古いので補修部品がありません」とのこと。

「いや、8年は用意しとけよ!」と思いつつ無いのなら仕方がないと、このルートは諦めるのでした。

そういえば10年使っていたな・・・。

 

次は中古品を探すという手。

しかし、古すぎるため中古品はありませんでした。

日本ではメジャーなメーカーじゃないですし、仕方ないですね。

 



 

無ければ作る

次のイベントは迫るし、中古品が出るまで待っている状況ではありません。

無いのなら作ってみよう。

これが合言葉です。

 

必要なのはプラスチック部品なので、それと同等の強度と弾力性を持つものを調べます。

するとUVレジンというものに突き当たりました。

普段は液体状で紫外線を当てるとプラスチックのようになるという性質があります。

理想的!!

 

更に良いことに100均で買えるというではありませんか。

これはやってみる価値ありです。

 

材料を買いに行く

早速、近所のセリアに走ります。

買ったのは、

・UVレジン

・おゆまる

この2つだけ。

 

そして現状を確認します。

幸い脚は3本あり、そのうちの1本のプラスチック部品が破損した状況です。

 

ですから破損していない2本のうち1本を分解し、その部品を複製すればいいのです。

分解してみると、部品は4つで構成されていましたのでこれを複製します。

まずは一番小さい右端の部品を複製します。

UVレジンと一緒に買ったおゆまるは80℃以上で柔らかくなり、冷えると固まるのです。

 

 

おゆまるで型を作る

ステンレスのボウルに沸騰したお湯を入れて、おゆまるを突っ込むとぐにゃぐにゃになります。

少し柔らかめの粘土という感じですね。

火傷防止のためゴム手袋は必須です。

これは台所用のもので十分です。

柔らかくなったらお湯から取り出し、複製する部品を押し付けてください。

なるべく隙間を無くしたいのでピンセットがあるとやりやすいですね。

 

上下の型を組み合わせることを考えて、おゆまるで作った型に凹凸を付けておくと良いでしょう。

上下を合わせたときに、位置が上手く合い、部品の形状が崩れるのを防げます。

 

下の型がある程度冷えたら、お湯まるをもう一つ柔らかくして上に貼り付けます。

上下が固まったらゆっくりと型をはがしましょう。

この作業は結構神経を使います。

無理に剥がすと元の部品を壊してしまうので、得に注意が必要です。

 

 

UVレジンを流し込む

型が出来上がったらUVレジンを流し込みます。

ボンドを流し込むような感じですね。

 

 

出来れば、おゆまるとUVレジンは違う色のほうが良いです。

同じだと、同化して境界が分かりにくいからです。

 

UVレジンを流し込んだらバイブレーター等で振動させると良いのですが、自宅にはないので合板に打ち付けます。

これは気泡が出来るのを防止することが目的です。

スマホのバイブレーションでもできるのでしょうか?

興味がある方はやってみてください。

 

納得いく形になったら紫外線ライトまたは太陽光に当てます。

10分ぐらいで硬化しますが、念のため1時間ぐらい当てました。

 

削る削る削る

固まったら型からゆっくりと部品を外していきます。

ここが一番神経を使いますね。

割ってしまったら最初からやり直しなので、ゆっくり外すのがポイントですね。

 

上手く外れたらバリ等を削ります。

状態にもよりますが、型がしっかりできていればそれほど削らなくても問題ありません。

400番ぐらいのサンドペーパーで削って、次に600番、最後に800番ぐらいで削ればいいと思います。

自身が作成した時はバリだらけだったので、最初はボール盤のヤスリで削りました。

型作りが下手だったんですね。

粉は毒なので吸い込まないように注意が必要です。

 

 

ボール盤でバリを削り、サンドペーパーで仕上げれば出来上がり。

純正部品と遜色ないです。

気泡が出来て欠けていれば、その部分だけUVレジンを注入します。

その後は紫外線に当てる、削るの工程を繰り返します。

 

納得いく形状になったら完成。

同様に他の3つの部品についても作成します。

薄い部品は型作りに工夫が必要ですが、それほど難しくありません。

 

 

実際やってみて

100均商品でプラスチック部品の複製をしてみたのですが、かなり精度の高い部品が出来ます。

実際に、三脚に装着してみましたが、動きはスムーズです。

何しろ、安くできるのが良いですね。

もちろん、必ず部品の複製が成功するわけではありませんし、製品の動作を保証するものでもありません。

 

ただ、三脚の買い替えを考えると、格安で補修できるこの方法は一度トライしても良いでしょう。

おゆまるは何度でも使いまわしできますし、5回トライしても660円でできるなら安いものです。

プラモデルにも応用できるのでモデラーの方はチャレンジしてきてはいかがでしょうか。

 

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