パパラッチって? 意味も分からず使っている言葉
普段使っているけど意味も分からずに使っているものってありますね。
例えばスマートフォン。
これはわりと皆さん知っていますね。
スマート(smart)=こざっぱりして、しゃれているさま
ではなくて”賢い”という意味です。
コーヒーに入れるクリープ(creap)は日本語訳すると”気味が悪い”という意味だそうです。
ちょっと調べると放送禁止用語ギリギリのもあるみたいですね。
韓国語でモッコリ=首飾りだそうです。
フィンランド語でクルクルパ=通行証。
うん、ちょっと惜しい。
ヒマな人はいろいろ探してみてください。
では本題。
パパラッチの意味
パパラッチはイタリア語で、直訳すると「やぶ蚊」や「うるさい虫」という意味です。
語源はフェデリコ・フェリーニが監督した映画『甘い生活』(1960年)に登場する報道カメラマンで、ウォルター・サンテッソが演じたパパラッツォ(Paparazzo)。
そのパパラッツォを、一般名詞として複数形にしたのがパパラッチです。
言葉自体はずいぶん昔からあるのですが、1997年にイギリスのダイアナ元皇太子妃が交通事故死した際、パパラッチに追いかけられていたことが判明し、この言葉が一躍有名になりました。
現在では有名人を追いかけまわすカメラマンを総じてパパラッチと呼ぶようになりました。
パパラッチの進化系スナパラッチ
最近では撮影機器の発達により一般市民がスクープを撮影する可能性もあるのです。
そういった一般市民をスナパラッチと呼びます。
スナパラッチはスナップとパパラッチの造語で、市民ジャーナリストとも呼ばれています。
スマートフォンやデジタルカメラの小型化により、誰でも簡単に鮮明な写真や動画を撮影できるようになったことがスナパラッチ誕生に寄与しています。
SNSや動画投稿サイトに事件、事故映像を投稿する人も増えたと感じる人も多いでしょう。
日本のニュースでも事件映像などで、よくテロップに「視聴者提供」って出ていますね。
あれが正しくスナパラッチそのものです。
撮影者は意識していなくても、いつの間にかそう呼ばれる行為をとっているのですね。
パパラッチの今後
パパラッチの今後はスナパラッチに統合されていきます。
特殊な機材を用いてシャッターチャンスを狙う時代は終わりました。
スマホのような手軽な機材で簡単にスクープを撮影する時代です。
TV番組やゴシップ誌を見ても、素人が撮影したものがどんどん増えています。
もっと言えばスナパラッチが撮影したものだけで番組が出来てしまうほどなのです。
いずれはドローンがスクープを自動的に撮影する時代が来るのかもしれませんね。
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