セリアのミラーパウダー
100円ショップでお馴染みのセリア。
他の100円ショップに比べてハンドメイド用商品に特徴があります。
そんなセリアの商品で注目しているミラーパウダー(ユニコーンパウダー)。
ネイルに使う商品ですが、プラモデルのラメ塗装にも使えます。
https://arttruckseki.com/maziora/
前回お試ししたのは、紫っぽい色のミラーパウダーです。
ただ、この製品のカラーは全6色あります。
残り5色のミラーパウダーが、どのような仕上がりになるのか気になるところ。
ということで、それぞれ塗装してどのような仕上がりになるのか見てみましょう。
塗装方法
まずミラーパウダーの塗装はエアブラシで行います。
筆で塗るとムラになりやすく、ミラーパウダー特有の輝きが出ないことがあります。
ご注意ください。
【準備するもの】
エアブラシ
ミラーパウダー
塗料:クリア
塗料:ブラック等
うすめ液
それでは塗装手順を紹介します。
【1】下地をブラック系で塗装
最初に下地塗装を行います。
塗装に使ったのはMrカラー・ブラック色。
下地色は黒系でしたらそれほど違いはありません。
また、下地の塗装についてもエアブラシの方が仕上がりが綺麗になると思います。
なお、今回は比較のため、白色の下地も用意しました。
白と黒では仕上がりが随分変わります。
その様子も見ていただきましょう。
プラスチックスプーンを白黒半分に塗装し、上からミラーパウダーを吹き付けます。
【2】ミラーパウダーを塗布
下地の塗料が完全に乾いたら、上からミラーパウダーを吹き付けます。
ミラーパウダーを塗布する際は、クリア塗料に溶かしてください。
使ったのはMr.カラー GX100 スーパークリアーⅢ。
クリア塗料はミラーパウダーを溶かす前にうすめるようにして下さい。
ミラーパウダー、クリア塗料、うすめ液の配合は以下のとおり。
ミラーパウダー 容器の半分
クリア 5~6g
薄め液 15~20g
実際に吹き付けてみて、エアブラシが詰まるようならうすめ液を追加して調整してください。
【3】ミラーパウダーを全色塗布してみる
それでは一色ずつ塗っていきましょう。
とはいえ、セリアのミラーパウダー(ユニコーンパウダー)は色名がハッキリしません。
#1~3という品番形式になっていて分かりにくいです。
今回は仮で番号を付けてみます。
【No1】紫?
【No2】灰色?
【No3】深緑?
【No4】黒?
【No5】赤紫?
【No6】青紫?
こんな感じで順番に塗装します。
塗装した結果を比較
では、塗装したものを比較してみましょう。
白黒半分に塗ったプラスチックスプーンに、クリアを混ぜたミラーパウダーを3~7回塗装しています。
パウダーの大きさによって吹き付け回数は違います。
ムラとかマスキングの失敗は見ないふりでお願いします。
まずは日陰での色表現。
左からNo1、2、3、4、5、6の順で並べています。
色表現は白系下地より黒系下地の方がミラーパウダーの効果が出やすいです。
塗装の際は黒系の下地をお薦めします。
No1
パウダーの粒が大きくて目立ちますがザラつきも出ます。
白下地でもピンク色のパウダーがハッキリ出ます。
No2
パウダーの粒が大きくて目立ちますがザラつきも出ます。
白下地の場合はパウダーが同化して目立ちません。
No3
パウダーの粒が大きくて目立ちますがザラつきも出ます。
白下地の場合もパウダーが目立ちますがピンクよりは大人しいです。
No4
パウダーの色が濃いため黒系の下地ではほとんどラメが目立ちません。
表面のザラつきが最も気になったミラーパウダーです。
白下地の場合はパウダーが目立ちますが、小汚い感じに仕上がります。
No5
パウダーと同色に発色します。
色に深みがあるため高級感はあります。
角度によって色はほとんど変わりません。
また、白下地にはほとんど色が付きません。
No6
パウダーと違う色に発色します。
角度によって赤紫色に変色します。
No5同様に白下地ではほとんど発色しません。
No1~4については仕上がりにザラつきがありますので、綺麗に仕上げる場合は研ぎ出しする方が良いと思います。
太陽光に当てたときの見え方
では太陽の光に当てて見ましょう。
はい、こんな感じ。
左からNo1、2、3、4、5、6の順で並んでいます。
No1
ピンク色のラメがギラギラしていて最も派手です。
No2
黒色下地での存在感はありますが、ギラギラ感は思ったほど出ません。
No3
グリーンのラメが反射します。
ギラギラ感はNo2と同等か、若干大人しめです。
No4
それほど反射しません。
上品なラメ感ですが、塗装の際はザラつきをどう処理するかがポイントとなりそうです。
No5
太陽光に当てるとは金色に輝きます。
分光性塗料のようなイメージです。
No6
太陽光に当てるとは赤紫に輝きます。
分光性塗料のようなイメージです。
なお、No1~4はパウダーの粒が大きいため塗装後にザラつきが残りやすく、エアブラシが詰まりやすいです。
覚えておきましょう。
ラメ塗装かマジョーラ塗装か
今回比較した6色のうち、
No1~4はラメ風
No5~6はマジョーラ風となります
上塗りしたり混ぜることも可能ですので、色々楽しめそうです。
2色入って110円(税込み)なので財布にも優しい。
本格的なラメやミラー塗料は高いけれど、これならお試しするのも悪くありません。
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