Leofoto NF-6
NF-6はLeofotoが製造、販売する交換用レンズフットです。
レンズフットとは、カメラ用交換レンズの三脚座の脚部分のことです。
三脚座の中には脚部分(レンズフット)だけ分離させることができるものがあり、そういった製品はレンズフットの交換が可能です。
Leofotoが販売するNF-6も交換用レンズフットのひとつ。
なぜ純正を使わないのか?
わざわざお金を出して買う意味って?
レンズフットを交換する利点や使い勝手について見てみましょう。
NF-6はレンズ専用設計です
NF-6は対応レンズ専用に設計されています。
ですから対応しているレンズ以外への装着はお勧めできません。
取り付かない、または取り付けても十分に性能が発揮できない可能性がありますのでご注意を。
【NF-6対応レンズ】
Nikon NIKOR Z 800mm f/6.3VR S |
Nikon NIKOR Z 600mm f/4 TC VR S |
Nikon NIKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S |
NF-6の全貌
今回取り付けてみるのはNIKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S。
Nikonの超望遠レンズです。
レンズフット部分はビス4本で固定されており、簡単に交換が可能です。
NIKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S純正レンズフットとNF-6を比較してみましょう。
上が純正レンズフットで、下がNF-6です。
どちらもしっかりとした造りでNF-6の方が2cmほど長いのが分かります。
NIKKOR Zの三脚座は持ちにくいものが多いので、大きくなって持ちやすくなるのは歓迎したいところ。
どちらもグリップ部分にクッション材が付いていて、持った際の滑り止め、および疲労を軽減してくれそうです。
横から見るとこんな感じ。
NF-6はアルカスイス互換仕様なので、アルカスイスタイプの雲台やベースなどに装着できます。
三脚や一脚支持が前提の超望遠レンズにとってこれは非常にありがたいです。
NF-6の材質は6061-T6アルミニウム合金削り出し(公式資料)。
レンズフットの薄さが気になるかもしれませんが、触った感じでは硬く簡単に変形することはなさそうです。
裏面です。
どちらのレンズフットにも1/4インチネジ穴、3/8インチネジ穴が開いています。
NF-6の方にはワンタッチストラップ用のソケット穴が開いていますので拡張性は高いです。
上下のボルトが落下防止ピン、中央にある4本のボルトがグリップ固定ボルトです。
【NF-6の仕様】
長さ | 144mm |
高さ | 44mm |
幅 | 38mm |
付加機能 | アルカスイス互換 1/4インチネジ穴×1 3/8インチネジ穴×1 ストラップ用ソケット×1 |
NF-6を取付けてみる
NF-6をレンズに取り付けてみます。
内容物は、
・レンズフット本体
・取付ボルト
・六角レンチ(取付ボルト用)
・六角レンチ(落下防止ピン用)
となっています。
箱はそれなりにくたびれていますが、中華製なのでこんなモノでしょう。
中身がしっかりしていれば問題ありません。
【純正レンズフットの取り外し】
レンズを立てた状態で純正レンズフットを取り外します。
ボルト4本でとまっているので六角レンチを使って外してください。
純正レンズフットの取り付け部分には凹凸が無いので、最後の1本はレンズフットを支持しながら外します。
【NF-6の取付け】
純正レンズフットが外れたら同じ場所にNF-6を取付けます。
ボルト穴の精度は高く、位置のずれはありません。
設計上、ボルト頭が露出するので、見た目は純正の方が良いかもしれません。
奥側のボルトを締める際、製品に付属している六角レンチは使えません。
先端の短い六角レンチを予め用意しておきましょう。
とりあえず締まればいい方はダイソーの六角レンチが使えます。
塗装がすぐに剥がれる安物ですが使えないことはないです。
アルカスイス互換のレンズフットは便利
NF-6はアルカスイス互換のレンズフットです。
純正レンズフットにはネジ穴しか開いていませんが、NF-6に交換することによりアルカスイス互換の恩恵を受けられます。
まず、ベースや雲台との脱着が早い。
その割にしっかりと固定できる。
この2点は大きくて重い超望遠レンズを使う際の操作性を高めてくれることは間違いないです。
コメント