【 天体・天の川の位置 】を予測する「かんたん超便利」サイト「国立天文台・今日のほしぞら」

天体写真
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天の川っていつでも夜空にあるんじゃないの?          

天の川を撮りたい!

星空写真の中でも人気なのが天の川。 

天の川は地上から観測される銀河系の姿です。

 

銀河系なので星が沢山集まっているという事ですね。

天の川を綺麗に撮影できたなら、写真としても映えること間違いありません。

ただ、天の川は出現する時刻、位置が決まっています。

それは地球が自転公転をするため常に移動します。

 

天の川を綺麗に撮影しようとすると、

「天の川がどの時間帯にどの位置に出るか」

というのを自転と公転を元に予測する必要があるのです。

  




星空予測ツール

星の位置を予測できるツールはいくつもあります。

スマホでも使えてお勧めなのが

星空アプリ「Star Walk 2 Free」

【 Star Walk 2 Free 】天体の位置を時間ごとに表現できる! おすすめ「高性能星空アプリ」
中学や高校の授業で星座や星の事について学んだはずなのですが、大人になってそれを覚えている人はほとんどいません。 夜空を見上げてもどれがどの星なのか分かる人は少ないでしょう。 そんな時に役立つのが星空アプリです。 天体観測の際は星空アプリを持って出かけましょう。

ただ、このアプリは今現在の星を探すツールとしては便利なのですが、時間を遡ったり進めたりするには少々使い勝手が悪いです。

例えば「Star Walk 2 Free」を使って1ヵ月後の天の川を調べようとすると、ひたすら時計を進める作業が必要です。

これが結構な面倒さ。

  

また天の川は大きいので、それほど細かい精度で位置予測する必要もありません。

ということで、天の川の位置を調べるなら簡単で大まかに予測表示できる方が良いのです。

 

 

天の川予測サイト「今日のほしぞら」

天の川の予測に便利なサイトに「今日のほしぞら」があります。

「今日のほしぞら」国立天文台が運営しているので情報の真正も申し分ありません。 

 

<今日のほしぞら:国立天文台HPより引用>

このサイトでは天の川以外に、天体に関する多くの情報を確認することが出来ます。 

具体的には、

・天体図の描写
・月と惑星の状況
・太陽の状況

といったものについて、日時や地域別の情報を分かりやすく表示してくれます。

使い方についても見てみましょう。

 

「今日のほしぞら」の主な使い方

「今日のほしぞら」は親切設計です。

説明が無くても、何となくで使えると思います。

順番に見ていきましょう。

 

日時や場所の設定

サイトの一番上では日時や場所の設定を行います。

赤枠で囲った部分です。

<国立天文台・今日のほしぞらより引用>

それぞれの操作方法を説明しましょう。

 

まずは最上段にある「東京(東京都)」ですが、これは各都道府県での見え方を示しています。

プルダウンメニューで選択できますので、星空を眺める予定の都道府県を選択してください。

 

2段目日時基準となる方位を選択できます。

 -30日 → 30日前の星空を表示
 -7日 → 7日前の星空を表示
 -1日 → 1日前の星空を表示
 今夜 → 今夜の星空を表示
 現在 → 現時刻の星空を表示
 +1日 → 1日後の星空を表示
 +7日 → 7日後の星空を表示
 +30日 → 30日後の星空を表示
 東 → 東を向いた場合の星空を表示
 西 → 西を向いた場合の星空を表示
 南 → 南を向いた場合の星空を表示
 北 → 北を向いた場合の星空を表示
 天頂 → 真上を向いた場合の星を表示

  

3段目はその他の項目について表示を変えられます。

 「星座線」 → 星座線の有無や星座名
 「黄道」 → 黄道線の有無
 「天の川」 → 天の川輪郭の表示有無
 「月の満ち欠け」 → 月の満欠け表示
 「高度方位線」 → 高度方位線の表示

それぞれプルダウンメニューで選択できますので、選んだら右端の「再描画」を押してください。 

天の川の見え方を調べる場合は「天の川あり」にしてください。

見にくい場合「黄道」「星座線」「月の満ち欠け」については無しに設定しすると良いでしょう。

 



天体図の見かた

「日時や場所の設定」を操作すると、天体図の見え方が変わると思います。

都道府県名や時刻などが指示通りになっているか確認して下さい

<国立天文台・今日のほしぞらより引用>

この時の表示は上から、

 都市名
 緯度、経度、標高、標準時
 日時
 天体図

となっています。

 

例の場合ですと、

 2022年5月24日20時東京都の星空を、南向きに見た天体図となります。

天の川の輪郭線オレンジ色で表現されますので、この日時ですと東と西の低い位置に少し見えるだけという事ですね。

 

参考までに、多くの場合15~30°ぐらいまで障害物がありますので、それより下の天体はほぼは見えません。

水平線が見渡せるような場所なら別です。

 

月と惑星の状況

月と惑星の状況水星金星火星木星土星など、比較的近い星の情報を表示しています。

<国立天文台・今日のほしぞらより引用>

それぞれの表示は、出時刻南中時刻入時刻と、見えるかどうかです。

例の場合ですと全て「見えません」となっています。

 

太陽の状況

太陽の状況は文字通り太陽の動きを表しています。

<国立天文台・今日のほしぞらより引用>

項目は大きく3つに分かれています。

太陽 → 太陽の出、南中、入り時刻
夜明/夕暮 → 太陽が水平線の下にあっても明るさを感じる時刻(水平線下7度21分40秒)
天文薄明 → 太陽の光が完全に無くなるとされる時刻(水平線下18度)

一般的に日の入り時刻とは、太陽が水平線の下に隠れ切った時刻です。

水平線の下に隠れても、しばらくは太陽光の影響を受けます

 

それが無くなるとされるのが天文薄明

この時刻になると、肉眼で6等星まで見えるとされています。

綺麗な天の川を観測しようと考えるなら、この時刻まで待った方が良いです。

 

 

天体撮影の強い味方

「今日のほしぞら」天の川に限らず、一般的な天体観測の予定を組む際にも使えます。 

星空撮影の成功は環境で9割が決まります。

月は明るいので天体観測天体写真撮影をする際は避けた方が良いです。

ただ、月が出ていても月が水平線から下に隠れている日時を狙えば、天体観測には問題ありません。 

そういったものも、簡単に予測できるのが、「今日のほしぞら」の優れているところです。

ビジュアルでいえば「Star Walk 2 Free」ですが、事前調査での使いやすさでいえば「今日のほしぞら」をお勧めします。

 

 

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