デジタル一眼カメラ
2021年の国内におけるスマートフォンの普及率は86.9%といわれています。
これに対してデジタル一眼カメラは2013年頃を山に普及率が減少しており、2020年は62.3%になったというデータがあります。
このデータですがスマートフォンは個人の所有率、デジタル一眼カメラは世帯の所有率ですので、実際の普及率はもっと離れていると考えられます。
デコトラの撮影会でもデジタル一眼カメラを構えている人より、スマートフォンで撮影している人の方が多いですね。
今後、デジタル一眼カメラで撮影する人は減っていく方向にあると考えます。
スマートフォンへ流れていく理由
デジタル一眼カメラで撮影する人が減っていく理由は、もちろんスマートフォンの高性能化にあります。
軽くて持ち運びに便利。
スマートフォンで撮影した写真は、SNSにアップロードするなら十分の画質が得られます。
多くの画像編集アプリが開発され、様々な表現を手軽に楽しめるという点もポイントが高いですね。
写真の質にこだわらないのであれば、スマートフォンひとつで撮影から編集、アップロードまで完結してしますので、デジタル一眼カメラの出る幕はありません。
今後この流れは止められないと思います。
スマートフォンには真似できない事
デジタル一眼カメラの最大の利点は、レンズ交換が出来ることにあります。
ズーム、超広角、超望遠、大口径・・・様々な部類のレンズ群が最大の資産であり、これらは現在のスマートフォンでは真似できません。
例えばスマートフォンで遠くの被写体を拡大したとしましょう。
この場合ですが、スマートフォンの望遠は、そのほとんどがデジタル望遠であるため、基本的に荒い画質の写真しか撮れません。
機種によっては専用の「望遠アダプター」などが発売されていますが、それを使うぐらいならデジタル一眼カメラの望遠レンズを使った方が、よほど綺麗な写真が撮れます。
基本性能もさることながら、交換レンズという最大の資産を生かせるのが、デジタル一眼カメラの利点でもあります。
多くの人がデジタル一眼カメラの利点を捨てている
撮影会やイベントなどに出かけると、デジタル一眼カメラを持っている人を見かけます。
ただ、交換レンズまで持っている人はほとんど見かけません。
良くて、ズームレンズセットの望遠を持っているぐらいでしょう。
あとは、高倍率ズームで撮影している人も多いですね。
こういった人達はデジタル一眼カメラの利点を捨てているということです。
普及型のデジタル一眼カメラでも、イメージセンサー性能で見れば、20万円近くするスマートフォンより高性能なのです。
ただ、高性能なイメージセンサーを搭載したカメラでも、レンズの性能が悪ければ、スマートフォンと変わらないような画質の写真になります。
勿体ないですね。
量販店で安売りしている標準ズームや望遠ズーム、高倍率ズームなどは画質が良くないことが多いです。
少なくともこれらのレンズを使って、納得のいくナイトシーンを撮影出来た試しがありません。
デジタル一眼カメラの利点 を生かすには
ここまでの話の流れでもうお気づきでしょうが、デジタル一眼カメラに搭載された高性能なイメージセンサーを最大限に生かすためには、性能の悪いレンズを使ってはいけません。
1本で良いので高性能なレンズを買いましょう。
中古でも十分です。
各メーカーが心血注いだレンズは写りが違います。
特にナイトシーンなど、撮影条件が厳しい時に、その差がハッキリ出るでしょう。
デジタル一眼カメラはレンズを交換してナンボです。
買ってそのままなんて宝の持ち腐れですよ。
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