ナイトシーン撮影にスマホのカメラが適していないといえる5つの理由

スマホで撮影
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スマートフォンのカメラは高性能?

 

 現在のスマートフォン高性能になっています。

 特にデジタルカメラの発達と共に、スマートフォンに搭載されたカメラも高性能になっています。

 

 現在のトラックイベントにおいて夜まで多く人が残っているのは、スマートフォンの進化によるものだと考えています。

 フィルム時代にはナイトシーン撮影は一部の限られた人しか撮影できませんでした。

 

 しかし、今はスマートフォンのカメラで誰でも簡単に撮影が出来ます。

 ですから、多くの人が撮影の為に夜遅くまで残るようになりました。

 

 では「スマートフォンのカメラで撮影したナイトシーンが綺麗か?」と聞かれると、「はい」と答えることは出来ません。

 今のところデジタル一眼カメラを使い、正しい設定で撮影した方が圧倒的に綺麗です。

 

 現在のスマートフォンには足りないものがあるといえます。

 どういったものがあるか?

 見ていきましょう。

 



 

 

ナイトシーン撮影にスマホのカメラが適していない5つの理由

 

 現在のスマートフォンに搭載されているカメラは、トラックのナイトシーン撮影が苦手です。

 とりあえず明るく写ることは間違いないのですが、綺麗には写りません。

 

 ナイトシーンが綺麗に写るためには、足りないものが5つあると考えています。

 順番に見ていきましょう。

 

とりあえず写すことに特化した高感度撮影

 

 多くのスマートフォンでは、暗くなると高感度撮影に切り替わります。

 ISO感度を上げている状態ですね。

 

 これは良くありません。

 デジタルカメラのイメージセンサーはISO感度を上げるデジタルノイズが発生します。

 夜空にザラつきが出たり、電飾に赤、青、緑のピクセル(点)が発生したり、色がくすんで見えたりするのがデジタルノイズです。

 これが出るとナイトシーン写真は一気に劣化して見えます。

<デジタルノイズによるザラつきの例>

 カメラアプリで高感度撮影を切ることも可能ですが、元々高感度撮影するように設計されていることも多いため、思った以上にノイズは減りません

 スマートフォンを設計する際に、高感度撮影を基準に考えている以上、綺麗な写真を撮影するのは難しいと考えます。

 

 

 

ゴーストが出まくるスマホのレンズ

 

 ゴーストとはレンズから強い光が入った際に、レンズ内再反射して光の像を生む現象です。

 これを防止するために、カメラ用レンズを設計する際は様々な配慮を行います。

 

 スマートフォンはあくまで通信機器ですので、カメラのレンズにコストは掛けられないため、そういった配慮はほとんど見られません。

 ですから、多くのスマートフォンでは強い光を受けるとゴーストが出ます。

<ゴーストの例>

 ナイトシーンは強い光を受ける被写体です。

 撮影した際に夜空に様々な光が写るのが代表的なゴーストといえます。

 

 これを防止するためには、

 撮影の角度を変える

 撮影する方向を変える

 といった方法がありますが、撮影したい構図にゴーストが出た際に防ぐ方法はありません。

 ゴーストとは上手く付き合っていくしかないでしょう。

 

 

 

スマホのホールディングの悪さによる手ブレ

 

 デジタル一眼カメラはシャッターを押した際に手ブレを起こしにくい形状となっています。

 また、ファインダーをのぞくことにより、左右の手しっかりとカメラを固定できます。

 

 これに対しスマートフォンは板状ですので両手のみで支えます。

 また、右手人差し指でシャッターを押す際にバランスが悪くなるため手ブレが発生しやすくなります。

 

 実際に20枚ほどナイトシーンを撮影しましたが、パソコンの画面で見ると18枚が手ブレ写真でした。

 持ち方の癖もありますが、あまりにも多いと考えます。

 ただ、多くの場合気が付くことはありません。

 スマートフォンで撮影したものをスマートフォンの小さな画面で見ているからです。

 

 手ブレ写真を撮影しているけど気が付いていないというのがスマートフォンカメラの現状です。

 

 

 

スマホのカメラは応用が利かない

 

 誰でも簡単に夜景が撮影できるカメラアプリは、応用が利きません。

 簡単に写りますが、設定はあまり変えられないといえます。

 

 スマートフォンで撮影したといえる典型的なナイトシーンは、マーカーランプ点滅写真です。

 これは応用が利いてない写真の代表といえます。

 

 ご存じのとおり、トラックの電飾はリレー機を使って点滅を繰り返しています。

 スマートフォンのカメラは手持ち撮影を基本としていますので、シャッター速度はある程度の速さがあります。

 ですから、4回路のリレー機を使っていたとすると、1個か2個しかマーカーランプが点灯しているように写りません。

<電飾が一部しか点いていない例>

 ナイトシーンを撮影した際に電飾が一部しか点いていないと貧相に見えます。

 

 あえてそういった表現をする事もありますので、表現自体を否定するつもりはありません。

 ただ、撮った写真全てにおいて電飾が一部しか点いていないというのは良い状況とはいえません。

 

 全灯も写せるし、一部消灯も写せる。

 こういった応用スマートフォンのカメラが苦手としている部分なのです。

  

写真が上手になった気になってしまう

 

 暗い場所でスマートフォンのカメラを使い、被写体がいかに明るく写るかというのが「綺麗」の基準となっています。

 ですから、自動的に高感度撮影を行い、明るく写るスマートフォン綺麗に写るカメラといえます。

 

 あとは撮影者が構図を決めてシャッターをタップするだけです。

 ナイトシーンが綺麗に撮影出来るため、撮影者の満足度は高いでしょう。

 スマートフォンの液晶画面で見たり、SNSにアップロードするならそれほど問題ない品質です。

<応用をする事は重要>

 撮影したものに満足してしまうと、それ以上上達しません。

 その写真を上手く見せているのは、スマートフォンのイメージセンサー性能でありカメラアプリの設計なのです。

 また、明るく撮れたと、綺麗に撮ったは別の話です。

 スマートフォンのカメラは、ナイトシーンが明るく写るため写真が上手くなった気になる道具といえます。

 

 

 

スマホのカメラはスマホの画面で見るように出来ている

 

 スマートフォンのカメラは、撮影した写真をスマートフォンの画面で見るように出来ています。

 ですから、画素数もそれほど大きくありません。

 画面上で確認したりSNSに投稿するならそれで十分なのです。

 

 では、部分的に拡大したり、プリントしたり、引き伸ばすことを考えると、スマートフォンで撮影した写真データでは厳しいことが多いです。

 用途を限定して開発されたスマートフォンで撮れる写真には限界があります。

 特にナイトシーン撮影など、厳しい条件の下ではデジタル一眼カメラとの差は大きいと考えます。

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