スマホでもできる【 満天の星 】を撮影するための重要なポイント「良いカメラを買う前に覚えておきたいこと」

天体写真
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自宅の庭から星が見えたので撮影してみたんだけど・・・。

なぜか白っぽくなってしまった。

なぜだろう?

星空の撮影

星空の写真は夜景写真の一種です。

とはいえ、夜景写真と違う部分も多くあります。

普段、じっくり夜空を見上げる機会は少ないと思います。

ですから、馴染みが少ないのは仕方がないと思います。

「星空の撮影は難易度が高い!」

と思っている人が多いかと思いますが、実は写すだけであればそれほど難しくはありません。

デジタル一眼カメラや高級なレンズも必要ありません。

条件さえ満たせば、スマートフォンのカメラでもある程度撮影可能です。

では、その条件とはどういったものなのでしょうか?

 




星空撮影の成功は環境で9割が決まる

特別なニュースでもない限り「星空を眺める」ということはほとんど無いと思います。

皆さんの自宅から、星はどのくらい見えますか?

 

「ほとんど見えないよ~」

っていう人が多いと思います。

これは街の灯りがあるからです。

人が住むような場所では、街灯や民家の明かりの影響により、肉眼で沢山の星を確認できません。

もちろん肉眼で見えないものですから、撮影するのも困難となります。

<周りが明るくて星がほとんど見えない>

星空を撮影するには、灯りの影響を受けないような環境が重要となるのです。

実際、星空撮影が成功するかどうか、その「9割が環境で決まる」といえます。

どれだけ高価な機材を使っても、環境が整っていなければ綺麗な星空写真は撮影できません。

では、どういった環境が良いのか?

具体的には、

・場所 
・高さ 
・街灯
・地面
・月
・雲

となります。

漠然としていて分かりにくいですね。

それぞれ説明していきます。 

 

 

場所

どこで撮影するか?

撮影する場所は、重要だといえます。 

こちらの画像をご覧ください。

Light pollution mapより引用>

これは光害MAPです。

簡単に説明すると夜に光が多いところと少ないところを色分けした地図です。

夜明るいところは白っぽく、暗いところは青っぽく表示され、グレーのところは全く光が無い場所です。 

当然ですが、夜明るいところ(白っぽいところ)で星空の撮影は困難になります。 

ですから「満天の星空を撮影したい」と思うなら、より青い場所で撮影するほうが良いのです。

 

  

高さ

山の頂上など高い位置で撮影すると「街の灯り」の影響を受けにくくなります。

ですから、高さを利用することで星空の観測がしやすくなります。

 

実際、天文台など星を観測する施設は、街の光の影響を受けにくい山の頂上にあったりします。 

先ほどの光害MAP黄色オレンジ色の場所でも、高い山の頂上で観測するなら「街の灯り」の影響を受けにくいです。 

<山頂など高い所で撮影すれば「街の灯り」の影響は受けにくい>

撮影場所を探す際に光害MAPを見て遠くの青い場所を探のも一つの方法ですが、黄色でも良いので近場で山頂を探すのも良い方法だと思います。

選択肢を持つことは重要。 

 



 

街灯

街灯は星空撮影にとって邪魔なものです。

方向や光量にもよりますが、出来れば1kmぐらいは離れたいです。

 

光害MAPで確認した際、光害が少ない場所であっても街灯はそれなりにあります。

道路の街灯はもちろんのこと、民家の灯り公衆電話自動販売機通行する車・・・灯りを放つものは沢山あります。

こういったものからは極力離れましょう。

<市街地の灯りが写る様子:市街地までの距離は約4km>

 

地面

星空は手持ちでも撮影できなくはないのですが、より多くの星をブレずに撮影したいなら三脚を使っての撮影が必須となります。

その際、注意したいのは地面の強さです。 

三脚地面がしっかりした場所に設置してください。

 

星は非常に遠い被写体です。

指先のわずかな動き、風の影響でもブレてしまいます。

少しでもブレを起こさないためにも地面の強度は重要といえます。

橋の上
鉄道線路の近く
幹線道路やその付近
船の上
車の上
バルコニー
建物の室内や屋上
軟弱地盤や砕石、芝生

こういった場所は揺れやすいです。

僅かでも揺れると思うような場所は止めた方が良いでしょう。

<バルコニーで撮影したらブレてしまった例>

 

星空の撮影では、の明かりに邪魔されて上手く写らないことはよくあります。

月は非常に明るい天体です。 

たとえ構図から外していても、空気中の水分やチリにその強烈な光が反射して霞のような状態になります。

星空を綺麗に撮影するなら、

・月が見えない時間帯
・新月

を狙うと良いでしょう。

 

こちらもご確認ください。

<月齢カレンダー:こよみのページより引用>

 

 

雲は星空撮影にとってとても厄介な存在です。

理由としては、

レーダーに写らない薄曇りでも撮影に影響が出る
予測しにくい
急激に発生、発達することがある
局所的に発生する

その日の気温や風の流れによりますので、予測は非常に難しいのです。

 

tenki.jpでは星空指数(星空の見え具合)が確認できます。

ただ、広域での予測であるため、あまりあてにできないのが現状といえるでしょう。

<星空指数:tenki.jpより引用>

 

星空の撮影をしていると最大の不確定要素となるのが雲です。

予報はコロコロ変わりますし、予報通りにも行きません。

晴れていても突然できたりしますので、ある意味運任せのようなところもあります。

<雲で星が隠れてしまった様子>

 

環境が整えばあとは撮影

環境さえ整えば、星空はある程度写ります。

出来れば一眼カメラに大口径レンズという組み合わせが良いのですが、スマートフォンでも比較的新しい物ならで撮影可能でしょう。 

写すだけならそれほど難しくはないのです。

 

星空の撮影で多くの人が失敗しているのが環境対策

自宅のバルコニーで撮影して写らないのは当然のことです。

まずは、環境を整えましょう。

 

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