違法改造車、不正改造車
皆さんの近くにありませんか？
違法改造車
違法改造車とひとことに言っても内容は様々です。
パッと見はどこを触っているか分からないものから、長さオーバー、地上高、視界不良・・・。
これら道路運送車両法で細かく規定されている項目について、違反した状態にすることは出来ません。
とはいえ、標準の状態から何か手を加えると法律に引っ掛かることは多いです。
ただ、普通に走っているだけなら問題になる事は少ないので、違法改造のまま乗っている人も少なくはないといえるでしょう。
音は迷惑になりやすい
車に関する苦情で比較的出やすいのが、音にまつわるものです。
マフラーの改造はもちろんのこと、ディーゼルのトラックやバスなどは、エンジン音が元々大きいので苦情は出やすいです。
エンジンをかけて自宅駐車場に車を止めているだけで、近所から苦情が出たり・・・。
それほど、音は苦情になりやすいのです。
ただ、音に対する感じ方は個人差があります。
ですから乗っている人は「これぐらいなら問題が無い」と思っていても、他人にとっては迷惑というものも少なくはありません。
もし、「近所の車のマフラー音がうるさい」と感じても、すぐに通報するのは賢明ではありません。
違法改造、不正改造なのかどうかを見極める必要があります。
「ノーマルマフラーなのにマフラー音で通報された」という話もよく聞きます。
冷静に判断するために、第三者に聞いてもらうというのも必要かもしれません。
騒音の元は通報する
とはいえ、我慢できないような騒音なら「通報」することをオススメします。
毎日イライラするのは精神衛生上よくありませんし、音が無くなることを待つのは時間の無駄です。
ただ、先ほど書いたように、音の感じ方には個人差があります。
ですから、通報をしても自身の思った通りに改善されるかは状況次第です。
過度な期待はしないでください。
しかし、何もアクションを起こさないと騒音問題は永遠に解決されないという事だけは覚えておきましょう。
通報して、所有者に対して音が迷惑となっていることを認知してもらう事も重要です。
不正改造マフラーを匿名で通報する方法
不正改造マフラーなど騒音のもとは匿名で通報することが出来ます。
通報先として選べるのは以下の3つです。
・#9110へ電話
・地元の警察署
・110番
#9110へ電話
#9110とは警察に対する相談ダイヤルです。
犯罪や事故に当たるのか分からないけれど、ストーカーやDV、悪質商法など警察に相談したいときに使います。
全国どこからでも、電話をかけた地域を管轄する警察本部などの相談窓口につながります。
騒音に対する相談もこちらで問題ありません。
こちらに電話をする際、最初に伝えることは、
「騒音の被害を受けています」
ということです。
話をまとめずに電話をすると警察の方も対応に困ります。
まずは、シンプルにそう伝えましょう。
それに対して住所や騒音の発生源など聞かれると思います。
名前を聞かれた場合は「匿名」で問題ありません。
ただ、#9110で騒音の被害を訴えた場合は地元の警察署を案内されることが多いです。
あくまで相談ダイヤルなので過度な期待はしない方が良いです。
地元の警察署へ電話
#9110に騒音の相談をすると、ほぼ100%の確率で地元警察署を案内されると思います。
ですから、地元警察署の電話番号が分かっている人は、最初からそちらに電話をしてもかまいません。
Google検索で〇〇警察署と検索すると、電話番号が出てきます。
「警察なんて・・・」と思うかもしれませんが、電話をしたからといってこちらに被害が及ぶことはありません。
強いて言うなら「電話代がかかる」ぐらいでしょうか。
それを躊躇するぐらいなら、騒音問題は大したことがないのかもしれません。
とにかく騒音は住環境を大きく損ないます。
気になったら早く電話する。
これに限ります。
警察の方が電話に出られたら最初に、
「騒音の被害を受けています」
と伝えてください。
警察の側でも問題の判断がしやすくなります。
会話はシンプルに。
#9110と同じように場所や騒音の発生源、いつから、騒音は続いているかなど聞かれるかと思いますので正確に答えましょう。
通報者の名前については「匿名」でも構いません。
また、警察からの結果報告も不要な場合は不要で問題ありません。
地元の警察に電話をすると、警察官が現場（騒音の元）を確認しに来ます。
ただ、現場を確認した時点で騒音が止んでいた場合は、発生源の特定に至らないこともあります。
このあたりはタイミングもあり難しいところかもしれません。
車庫などで大きな音がしている場合は「家主に確認する」といった行動になりますが、走り去る騒音車両などは特定が難しかったりします。
また、地元の警察に連絡した場合は緊急性が薄いと判断され、確認が遅くなることもありますのでその点は覚えておきましょう。
110番
警察に通報する手段として110番というものがあります。
これは緊急通報ダイヤルです。
騒音の元に緊急性が無ければ、利用することは勧められません。
安易に利用することで、本当に緊急性がある事件、事故に間に合わなくなります。
喧嘩や事故、盗難、凶器を持っている人がいるなど、緊急性がある場合のみ使用してください。
騒音の元に「危険運転」など緊急性がある場合は110番で問題ないと思いますが、ただ単に「音がうるさい」といった場合は地元の警察署に連絡しましょう。
改善されない場合は再度通報する
地元の警察署に通報すると警察官は現場を確認します。
その際、
・騒音が止んでいた
・騒音の元が移動した
といった場合には、確認も注意も出来ないため再び騒音が発生することもあるでしょう。
その際は、再度通報しても問題ありません。
実際に騒音被害を受けているのですから。
基本的に警察は民事不介入ですが騒音により健康被害が発生するような場合には、十分に通報の要件を満たします。
この点は安心してください。
ただ、やってはいけないことはいくつかあります。
・虚偽の通報
・不要な110番
・複数通報する
・警察と通話中に電話を切る
・誰が通報しているか、騒音主にバレる行為
・通報の前後に、騒音主と直接接触する
注意しましょう。
また、警察に入って頂く以外にも、管理会社や自治体に相談するという方法もあります。
こちらは地域によって変わってきますので柔軟に対応することも必要かと思います。
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