カメラやレンズを買う際の選択肢
実店舗でカメラやレンズを買う場合、選択肢はいくつもあります。
カメラ専門店、家電量販店、パソコンショップ、中古品専門店・・・他にもあるでしょう。
カメラやレンズ等の撮影機材を選ぶ場合は、目的を持つことが重要です。
また、質感や使い勝手など、実際に触ってみないと分からない部分もあります。
最終的にネットショッピングで買うにしろ、一度は実店舗で触っておく方が良いです。
お勧めのカメラ店
実店舗でカメラやレンズなどの撮影機材を見る理由は、ノウハウの習得と使い勝手などの確認にあります。
ですから、商品にあまり詳しくない店員のいる店に行っても仕方がありません。
時間の無駄になるどころか、いい加減な知識を植え付けられる可能があります。
本当に頼れる店員がいる店は限られています。
例えば、
町のカメラ屋 顧客が少ないので知識が偏向
カメラ専門店 かなり頼りになる
家電量販店 全体的に知識は薄く広い
パソコンショップ 基本的にダメ
中古品専門店 基本的に玄人向け
といった傾向があります。
もちろん店員によって知識や経験が違うと思いますので、全てがそうとは限りません。
あくまでも傾向。
「たまたまパソコンショップにデジタル一眼マニアがいる」という可能性もありますが、確率的には低いでしょう。
行くならカメラ専門店が良いです。
優秀な店員とは
カメラやレンズなど撮影機材を買う時は、優秀な店員から買う方が良いです。
最終的にはその店で買わなかったとしても、優秀な店員から得られることは多いです。
ここでいう優秀な店員とは、安売りする店員でも売り上げが高い店員でもありません。
いかに、顧客の要望に沿った機材を選択できる店員かが基準です。
商品知識があるというのはもはや当たり前。
それをどれだけ要望に落とし込めるかが重要です。
優秀な店員の見分け方
優秀な店員とそうでない店員の見極め方は、撮影のノウハウを教えてくれるかで判断できます。
カメラは写真を撮影する道具です。
写真といっても様々なものがあり、撮りたいものによって撮影機材は変わってくるのです。
これ1台で全てOKなんて製品は存在しません。
では、実際に店員とどのような会話をすればいいかというと、ズバリ「撮りたいものを伝える」ことです。
例えば、
「自宅でペット(室内飼い)の写真を撮りたい」
となると、
最新の入門機
レンズ内モーター式の大口径標準ズーム
なんかが候補になります。
さらに、勧められた理由を分かりやすく説明してもらえるかが重要です。
“最新の”としたのは、新しい方がAF性能と高感度性能が向上していることが多いからです。
“入門機”としたのは、入門機でも十分な画質が得られるからです。
必要以上に高い製品を勧めてくる店員には要注意。
“レンズ内モーター式”としたのは、ペットは動くことが多いのでAFの速度が速い製品を選ぶためです。
“大口径ズーム”としたのは、室内など暗い場所では少しでもレンズ径が大きい方が有利だからです。
このように機材を選ぶにはすべて理由があるのです。
「こうやって使うからこの機材がピッタリです」と薦めてくれる人が優秀な店員です。
撮りたいものが分からない場合
「とりあえずいろいろ撮りたいけど、これっていうものが無い」という人も居るでしょう。
そんな人にオススメなのがコレ。
「花火の写真が撮りたい」
この場合、
入門機
標準ズームレンズと望遠ズームレンズ
三脚
ケーブルレリーズ
がひとつの答え。
これらを勧めてきたら正解です。
もちろん勧めた理由や実際の撮影方法も聞きましょう。
“入門機”としたのは先ほどと同じような理由で、更に最新機種に限定しなかったのはAF性能が高くなくても良いからです。
”標準ズームと望遠ズーム”というのは、打ち上げ地点との距離によっては使い分けが必要ですので2本あると良いからです。
花火の撮影に”三脚”は必須。
三脚に固定して撮影することにより花火が綺麗な線になって写ります。
もちろんカメラのボディ+望遠ズーム<三脚の重量 は守りましょう。
”ケーブルレリーズ”はメーカーによって呼び方が違いますが、ブレを防ぐために重要です。
ついでに撮影方法なんかも聞いてみましょう。
①三脚にしっかり固定する
②構図を決めたらピントはマニュアルで合わせる
③シャッター速度はバルブにしてケーブルレリーズで開放時間を調整する
この3点が抑えられていたらOKです。
優秀な店員はいろいろ教えてくれて助かるのですが、そういった人はなかなか見つからないのが難点です。
もし、運よくそういった店員に出会えたら何度も足を運ぶと良いでしょう。
いろいろ勉強になります。
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