【住宅設計士がダメ出し】戸建住宅でやってはいけないNGなプラン「ポイントはリスク許容度」

住宅を建てるなら

プランひとつでマイホームが台無しに

夢のマイホーム。
しかしプランによっては使いにくかったり、こんなはずじゃなかったということもあります。

 
今回は年間100プランの戸建住宅に携わる建築士から見たNGなプランを紹介します。
紹介するプランは絶対やってはいけないというわけではありませんが、リスクを理解したうえで採用をして欲しいと思います。

  



 

リビングの吹抜

天井が高いと空間が広く見えて開放感もありますよね。
その最たる例がリビングの吹抜だと思います。
 

大きければ大きいほど開放感がありますね。
ところがこの吹抜、暖房効率が非常に悪いということでクレームになりがちです。
特に真冬は暖房器具をフル稼働してもなかなか暖まりません。

 
特に吹抜が2階のホールなどと繋がっていると、暖房効率はさらに悪くなります。
どうしても天井を高く、空間を広く見せたい場合は、吹抜は単独のものとし、天井扇(シーリングファン)などで空気の循環を図るといいでしょう。
音も響きがちなので吸音性の高いクロスなどで仕上げるといいです。

 

 

水回りに窓が無い

プランの都合上水回りが建物の中心部に来てしまうことがあります。
こういったプランは極力避けましょう。
 

一般的に水回りとはキッチン、洗面室、洗濯機置き場、浴室、トイレなどです。
これらの部屋は水を使うため湿気を呼びます。
出来れば常時窓を開けて、換気をしたいところです。

 
換気扇を使って強制的に換気をしても良いのですが、電気代もかかりますし換気扇の寿命も短くなります。
水回りのある部屋には小さくてもいいので換気のとれる窓を付けましょう。

 

 

リビング、ダイニング、キッチンに面したトイレ

建坪の小さいプランにありがちなのですが、トイレにリビングやダイニング、キッチンから入るというプランがあります。

いくら内装建具で仕切られているとはいえ、あまりいい気分ではないですよね。
最近は水洗式のトイレがほとんどなので、流す音も良く聞こえてしまいます。
リビングでテレビを見ていても流す音で台無しですし、食事中にどうしてもトイレに行きたくなった時でも、中が見えて汚いですよね。

 
トイレは空間が小さくて済むためどうしても最後に配置しがちです。
その結果、いい加減な配置になったものがリビング、ダイニング、キッチンから入るトイレなのです。
 

トイレはホールや廊下から入るようにしたいですね。

 

  

収納が少なすぎたり偏っている

戸建住宅における収納スペースは一般的に床面積の10%程度が適切だと言われています。
各居室に1帖程度の収納があり、さらに4帖程度の納戸やウォークインクローゼットがあればだいたいこの数字に近くなります。

 
10%という数字にこだわる必要はありませんし、面積だけで判断する必要もありません。
1棟の住宅に対して10帖の納戸一つでは使いが手が悪すぎます。

 
あくまでも各部屋均等に分散し使い勝手を優先することが大切です。
あと、小さくてもいいので収納専用の納戸やウォークインクローゼットひとつあるといいですね。
家全体位で使うものや季節ものはここに入れられます。

 
また内玄関土間から直接使える収納も使い勝手が良いです。
外の倉庫に置くのはちょっと不安なものや買い置きの靴などの収納に便利です。

 

 

将来的に仕切る予定の子供部屋

将来的に仕切ることを前提に、6帖ぐらいの子供室を2つくっつけて一つの空間として計画されている方がみえますが無駄です。

 
今は幼いから一部屋にしておいて、適齢になったら間仕切壁で仕切ってしまおうというものです。
子供さんに個室が必要になるのは何年後でしょうか?

 
10年後ぐらいでしょうか?

その時になって思った通り仕切れるとは限らないのです。
 

一つは工事業者がいい加減だった場合で、天井や壁、床に適切な補強が入っていなくて間仕切壁が設置できないということもあり得ます。
10年も経っているので、その施工業者が存在するかも微妙ですね。

 
もう一つはコスト面で、たった数mの壁を作るだけで、思った以上のコストがかかるのです。
間仕切壁の施工以外にクロスの張替え、スイッチの移動が必要な場合もあります。
また新築工事中に施工するのと違い、間仕切壁の工事のためだけに壁や床の養生を行い職人を手配しますので割高になるのは当然です。

 
子供部屋は最初から仕切っておくことをお勧めします。
最近は可動式の間仕切家具もあるのでそういったものを利用するのもいいかもしれません。

 

 

住宅のプランは慎重に決めましょう

今回、出した5つの例は住んでから失敗だと気づく代表的なプランです。
その他にも住んでからの落とし穴はいっぱいあります。

不明なところや使い勝手は設計士によく確認しましょう。
 

もし、現在担当してもらている設計士で不安だったり、違和感があったなら設計士を変えてもらうのも一つの方法です。
それぞれ得意分野があったり考え方が違うので良いアイディアが出てくる場合もあります。

 
是非ともご人身で納得する家づくりをしてください。

 



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