マイホームの内外装打ち合わせで迷う人ほど「損」をする合理的な理由【住宅業界の裏側】

住宅を建てるなら
スポンサーリンク

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

住宅の仕様打合せで迷う人

住宅を契約した後に控える仕様打合せ

内外装などを決めるものですが、この時延々と迷う人がいます。

これはあまり良くありません。

その理由について解説します。

 



住宅建築の大まかな流れ

建築会社等と住宅の契約をした後の流れを見てみましょう。

住宅は営業担当者と契約し引き渡しまで数か月~1年ぐらいかかります。

大まかな流れは、

・契約

・プラン確定

・内外装打合せ

・地鎮祭

・基礎着工

・上棟工事

・内外工事

・完工

・検査

・引渡し

となります。

 

契約時点で完工時期を決めている

営業マンは契約段階で工期を決めています。

いつから基礎着工していつ引き渡すという目算ですね。

もちろん会社の売り上げのためです。

場合によっては、完工時期を指定することによって値引きをしている場合もあるのです。

 

当然、会社も完工時期をあてにして、当期の売り上げを見込みます。

ですから、契約した段階で基礎着工までの時計の針は動き出しているのです。

 

 

引渡から逆算すると内装打合せの時間は短い

プランが決まっている状態だったとして、引渡日から逆算すると内外装打合せの時間は短いことが多いです。

外装打合せとは外壁や屋根の色や仕様、サッシや外構も含めての打合せとなります。

内装打合せとは各種建具、設備の説明から床や壁、天井の仕上げの決定までかなりのボリュームがあります。

通常は数回に分けて打合せをするのですが、時間がない場合は1、2回で終わらせなければならない場合があります。

例えば共働きで隔週の日曜日しか時間が取れない施主なら、2回打合せをすれば、それだけで1カ月の時間を費やします。

住宅会社の考え方や契約時期にもよりますが、打合せは決めることのボリュームが多いわりに時間が少ないと思ってください。

  

内装打合せで迷うと損をする理由

住宅の打合せは時間が少ないです。

そのわりに決めなければいけないことが多いです。

ということは、テンポ良く決めていかないと時間が足りなくなります。

 

打合せをするのは基本的に設計士インテリアコーディネーターなのですが、テンポよく決まらないお客様に対しては、より良い提案や助言を行わない可能性が高いです。

提案を行うことは、施主の選択肢を増やし、迷わせ、余計な時間を費やすことになるからです。

ですから頭の中では、良い提案があったとしても口には出さないでしょう。

そんなわけで、迷うお客様と判断されると、設計士やインテリアコーディネーターからの提案が無くなり、色目だけを淡々と決めるというような打合せスタイルになります。

洗面室の使い勝手が少し悪くても、選択したクロスの色目が少し変でも否定することはありません。

「良い感じ」「個性的」など具体性のない肯定をし出したら要注意です。

 

これは顧客にとって大きな損失です。

家は長く住むものですので、住み心地使い勝手は非常に大切です。

経験のある設計士やインテリアコーディネーターから提案や助言は必須だと考えます。

そういった意味で、打合せで迷う施主は損をするといえます。

  

内装打合せで提案を引き出すためにすること

打合せで設計士やインテリアコーディネーターから提案を引き出すことは重要です。

沢山の住宅を担当してきた実績は伊達ではありません。

 

契約プランで使い勝手が悪そうな場所があれば指摘してくれますし、住宅を総合的にコーディネートしてくれます。

では、それらを引き出すために顧客側としてできることは何でしょうか?

 

問題は、時間が足りない状況を避けることなのです。

なぜ時間が足りなくなるかというと、その場で何度も迷うからです。

ということは、解決方法はそれほど難しいことではなく、契約の前に実物件を見て色目を決めておくことです。

そうすると、その場で迷うことはありませんからね。

 

気に入った間取りや造作があれば、スマホなどで写真を撮っておき営業担当者に伝えておくのも良い方法です。

営業担当者から設計士へ情報が伝わりますので、内装打合せ時には価格や可否など答えが出ているでしょう。

 

また内装打合せが始まったら、打ち合わせのための時間を多めにとる努力も大事です。

家は長く住むものです。

長く使う物のために、年休の1日や2日、多めにとってもバチは当たらないでしょう。

設計士との内装打合せは、本当に大事です。

良い家にしたいなら顧客側から動くことも大切なのです。 

 



コメント

タイトルとURLをコピーしました