【住宅業界の裏側】家づくりに失敗しないための設計士(建築士)の見極め方

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住宅は営業マンと契約しても設計するのは設計士

注文住宅を契約すると営業マンの次は設計士と付き合いすることになります。
設計士はプランや、建材、法律、納まりのエキスパートです。

 
良い設計士に出会うことは良い家になる近道です。
逆に良くない設計士ですと思った通りの家になるどころか、言っていることとやっていることが違うというような悲惨な結果になることもあります。

 
今回は家づくりのキーマンともいえる設計士の見極め方を紹介します。

 

こんな設計士には気を付けたい

建築士の資格を持っていない

実は建築士の資格を持っていなくても、建築士事務所として登録されていれば、設計のような仕事はできなくはないのです。
もし、担当の設計士が建築士の資格を持っていないのであれば、その人は設計士としてのキャリアが浅い可能性が高いです。

 
若いならまだしも、ある程度の年齢なら「建築士資格を持っていない」というのはリスクがあります。
なぜなら、ある程度の年齢でキャリアが浅い設計士ということは、社内で何らかのトラブルを抱えて他部所から設計に異動している可能性があるということです。

 
建築士の資格試験は毎年行われています。
通常、まじめに勉強すれば1、2年で取得できるものです。
それすら取得していないということは何らかの問題があるということでしょう。
名刺を見て建築士の文字が無かったら要注意ですね。

 
もし、名刺に資格を書かない会社なら直接本人に確認をしてください。

また、法律で建築士による重要事項説明が義務付けられています。

重要事項説明をした建築士と違う設計士が自宅の担当になった時はちょっと疑った方が良いですね。

 

 

資格コレクター

どこの会社にも一人いると思われる資格コレクター。

資格をいっぱい持ちすぎている設計士も要注意です。
特に簡単すぎる資格や、設計と関係ない資格を名刺に提示している人は注意したいですね。

 

なぜなら、その人は資格勉強ばかりして実務をおろそかにしている可能性が高いからです。
建築士として資格は大事ですが、家づくりに関してはそれ以上に実務経験が大事です。

 
施工管理技士ファイナンシャルプランナーなどを持っている場合は、営業現場監督など、他部所から設計部門にまわって来た可能性が高いですね。
他部署からまわってきているということは経験が浅い可能性が高いということです。
若くて資格を沢山持っているは優秀な証拠ではなくて実務経験が浅いことを証明しています。
優秀な人は一級建築士一本で勝負していますので、そういう人の方が安心して任せられますね。

  

コミュニケーション能力が低い

顧客の想いを図面にするのが設計士の仕事ですが、コミュニケーション能力が低いとその想いが伝わらず、違ったものが出来上がってしまいます。

 
設計士として一級建築士の資格を持っていたり、法律に明るかったり、建材の納まりに詳しいことも大事なのですが、結局のところ「お客様商売」なのです。
顧客の要望を図面化して、現場に引き継ぐのが設計士の仕事です。

 
家の打合せですから楽しくしたいですよね。
そんな時、雑談の一つも出来ないような設計士だと楽しくないです。
こちらの要望をひたすら黙々と書き写すような設計士だと、多分まともな提案もないでしょう。

 
設計士として提案力もとても大事なのです。
「契約時のプランではこうなっていますが、この部分をこうしてみてはいかがでしょうか?」というような設計目線の提案欲しいですよね。

 
長い設計業務の中で培った経験を活かし、顧客に合った提案ができるというのが設計士の能力値だと思いますので、コミュニケーションすらまともにとれない設計士は論外です。
ちょっとおしゃべりぐらいが、お客様の側も質問しやすくていいですね。

 

やたらとオシャレ

着ているものや、髪型がやたらとオシャレな人、香水の匂いがキツイ人は要注意です。
そういった人は自分のこだわりが強く、人に自分の価値観を押し付ける等の傾向があります。

 
設計士は必要以上にオシャレである必要はありません。
清潔であれば地味でも良いのです。
設計士の仕事は顧客に良いプラン、良い設備仕様、良い家を提供することです。
家づくりの中心はお客様である必要があります。
設計士がどうしたいかとか、設計士のこだわりとかどうでもいいことなのです。

 
もちろん、設計士が自分の感性で良いと思ったものを勧めることは良いことですよ。
ただ、それが本当にお客様のためになっているかが重要なのです。
押し付けはいけません。

  

字が見にくい

作者の周りだけかもしれませんが設計士は字が下手な人が多いです。
ただ、下手なりにカクカクとした分かりやすい字を書きます。

 
設計士と打ち合わせをする時、プラン図にいろいろと打ち合わせ内容を書き込んでいくことになります。
そんな時、下手なりでも見やすい字なら後から見ても何が書いてあるかわかるのですが、下手なうえに見にくい字ですと何が書いてあるかわかりません。

 
結果、次回会ったときに同じ内容を確認したり、ひどい場合は間違った情報が現場に伝わり、施主の希望と違うものが建つことになります。
ですから字が見やすいことは非常に大切なことなのです。
ゆっくりでいいので丁寧に書く人なら安心です。

 
サラサラとミミズが這ったような字を書く人は要注意ですね。

  

専門用語を使いすぎる

設計士は建築のエキスパートです。
少なくともほとんどのお客様よりは建築に詳しいはずです。
 

建築業界には専門用語も多いです。
破風、骨材、蹴込み、BM、DPS、あっぱっぱ・・・。
言葉の意味わかりますか?
 

それを分かりやすくお客様に伝えるのが設計士の仕事です。
しかし、仕事に慣れてくると意図せずお客様に対しても、専門用語で話してしまうことがあります。

 
何度も言いますが、設計士の仕事は結局のところ「お客様商売」なのです。
お客様に満足していただいて初めて責任を果たしたといえます。
専門用語ばかりで話されてもお客様は何のことかサッパリわからないでしょう。
これはお客商売としては正しくありません。

 
専門用語が出てきたら、その意味も説明するのが設計士の仕事だと思います。
言葉の意味が分からなかったらその都度聞いてみるといいですね。

 

設計士は家づくりの要

解説にあるような設計士が担当になったら要注意です。
絶対ではありませんが、経験上トラブルになる確率が高いです。

 
おかしいなと思ったら、営業マンに変更をお願いするのも良いでしょう。
なぜ、変えて欲しいかという理由も伝えた方が良いですね。
また同じような設計士が来る可能性もありますから。

 
設計士の能力により同じプランで打合せを始めても出来上がりは全く違ったりします。
家づくりの要は設計士にあるといわれていますので、是非良い設計士に担当してもらってください。

 

 



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