岐阜基地航空祭 2023 【各務原市】行き方と楽しみ方「駐車場、持ち物、注意点」

航空祭とは？

航空祭とは、主に航空自衛隊で行われる防衛装備を展示するお祭りです。

当日は自衛隊基地の一部が開放され、様々な展示や催しなどが行われます。

普段見ることが出来ない自衛隊の装備や、航空機が飛ぶ姿も楽しむことが出来ます。

一度行くと病みつきになる事間違いなし。

この秋は航空祭に出かけてみてはいかがでしょうか。

岐阜基地航空祭（各務原）

岐阜基地は、岐阜県各務原市にある自衛隊の基地施設です。

岐阜県の南部、愛知県境に位置し、名古屋市からも近いため比較的アクセスが良い立地です。

そんな岐阜基地では例年航空祭が行われており、2023年は11月12日に開催される予定です。

岐阜基地で開催される航空祭に初めて行ってみようという人の為に、行き方、楽しみ方や注意事項を挙げます。

少々、特殊な環境ですのでよくお読みください。

何も考えず、気楽に出かけると痛い目を見ます。

【岐阜基地航空祭・開催要項】

【航空自衛隊・岐阜基地の場所】

岐阜基地への行き方

岐阜基地航空祭では駐車場が用意されていません。

車で行く場合は基地周辺の有料駐車場へ駐車することになります。

例年ですと、周辺の駐車場は前日には満車になっています。

ですから、車で行くことはあまり現実的ではありません。

タクシーの利用も無理です。

周辺道路が渋滞して動きません。

来場は鉄道を利用してください。

公共交通機関、鉄道の場合は名鉄各務原線・三柿野駅またはＪＲ高山本線・蘇原駅で降車となります。

どちらの場合も入場ルートが指定されていますので守るようにして下さい。

【三柿野駅、蘇原駅よりお越しの場合】

また少し遠くなりますが、名鉄各務原線・六軒野駅、各務原市役所前駅を利用することも可能です。

どの駅で降りても、他の人についていけば基地の入場ゲートまでたどり着けます。

迷う事は無いかと思いますのでご安心ください。

人は多いです。

歩く際は焦らず、立ち止まらずでお願いします。

なお、北会場、南会場、南門はシャトルバスが運行しておりますのでご利用ください。

開門は8：00からです。

開門前は大行列になっていますので覚悟してください。

臨時駐輪場があります

航空祭当日は臨時の駐輪場が用意されます。

自転車でお越しの方は以下の場所に止めたうえ、徒歩で入場してください。

【ＫＨＩ駐輪場（北門最寄り）】

【南グランド駐輪場（正門最寄り）】

どちらも収容可能台数に限りがあります。

早めの入場をお薦めします。

岐阜基地航空祭の内容

岐阜基地航空祭では、例年様々な催しが行われます。

その一部を紹介しましょう。

航空機展示

航空機展示では、自衛隊の航空機等を地上に展示します。

Ｆ－１５、Ｆ－２、Ｆ－４、Ｔ－４、Ｃ－１など様々な自衛隊装備が展示されます。

展示物は多岐にわたります。

航空機だけでなく車両や装備まで様々な物が展示されますので、飽きることは無いでしょう。

気になる事があったら、自衛隊の人が沢山立っているので質問してみましょう。

色々教えてくれます。

展示の時間は9：00～15：00

2023年の展示内容は以下のとおりです。

【北会場】
　航空機展示
　プラモデル展示
　地本ブース
　東海防衛支局ブース
　エンジン展示
　兵装展示
　
【南会場】
　ステージ
　F-4、ペトリオット展示
　2補施設課車両展示
　警備犬展示
　スタンプラリー
　航空機部品展示
　落書きコーナー
　グラインダー展示
　紙飛行機コーナー
　UNHCRブース
　刑務官等活動紹介
　JAFブース
　ホンダ車両展示

飛行展示って？

「せっかく自衛隊の基地に来たのだから空を飛ぶ飛行機が見たい！」という人。

大丈夫です。

展示飛行では大空を飛ぶ航空機が見られます。

2023年はブルーインパルスの展示飛行があります。

上空で繰り広げられるアクロバット飛行に心を奪われること間違いなし！

また、岐阜基地ならではの異機種大編隊も見どころのひとつといえます。

大きさや最高速度が違う航空機が並んで飛行するという珍しい姿を見ることが出来ます。

例年、朝9時ぐらいに機動飛行・編隊飛行が始まり、異機種大編隊、救難展示、ブルーインパルス展示飛行などが行われます。

大空を縦横無尽に飛ぶ姿と、腹の底から響くジェットサウンド。

航空祭に行ったら是非見たい！

【2023岐阜基地航空祭フライト時刻】

売店もあります

当日は基地内に売店も設置されます。

売っているものは様々。

一般的な露天から、弁当、自衛隊グッズ、放出品、ナゾのお菓子まで何でもありです。

見ているだけで楽しいのですが、飛行プログラムを忘れてしまいがちなので注意が必要です。

航空祭での注意事項

航空祭は”お祭り”とはいえ自衛隊の基地で行われます。

危険物を多く扱う場所であり、機密事項もたくさんありますので注意事項は必ず守ってください。

立入禁止区域に入らない

航空祭当日は基地の一部が一般に開放されます。

逆に開放されていない部分は立入禁止となっていますので、絶対に入らないようにして下さい。　

フリではないです。

むやみに立入ってそのまま自衛隊に入隊させられても、当方は一切責任を持ちません。　

タバコは決められた場所で

危険物が沢山あるという事ですので火気厳禁です。

タバコは決められた場所でのみとなります。

どこに危険物があるか分かりませんので、ちょっとそのへんで・・・というのはアウトです。

椅子、レジャーシート、三脚の利用について

折りたたみ椅子、レジャーシートは決められた場所以外では使用できません。

通行や運営の妨げになる行為はしないようにしましょう。

また、三脚を利用しての撮影も指定場所以外では禁止されています。

脚立や椅子、踏台、アルミケース等の上に乗って撮影することも禁止です。

トイレは早めに

当日は多くの人が来場します。

参考までにコロナ騒ぎ前の2019年は14万人超の来場。

当然トイレは大渋滞。

「どこから持ってきた？」と聞きたくなるほど仮設トイレが設置されますが、その前に数百人が並びます。

トイレは空いている朝のうちに済ませておく方が良いです。

人が多い・・・引くほど多い

岐阜基地に限らず、航空祭は人が多いです。

場所によっては人が密集し過ぎて、動けなくなることもあります。

三柿野駅から出るのに苦労しますし、岐阜駅など電車の切符を買うのに1時間かかる事もあるでしょう。

未だかつて、満員電車以外で「人が多くて窒息する！」と思ったのは航空祭ぐらいです。

小さなお子様やベビーカーを押しての参加は止めた方が良いです。

これもフリじゃありません。

何があっても責任は取れません。

大切な家族を守るのはアナタです。

歩く覚悟を

行きや帰りなど、名鉄電車のホームに人があふれて、電車が不通になる可能性があります。

場合によっては１駅、２駅歩くことになるかもしれません。

当然のことですが歩きやすい格好で行くようにして下さい。

スリッパとかサンダル、ヒールは止めた方が良いです。

置き引きに注意！

岐阜基地航空祭では展示飛行が行われます。

その際、上空に夢中になり手元にある荷物への意識が薄くなりがちです。

こういった時に注意したいのが置き引き。

置き引きの被害に注意してください。

手荷物の管理は自己責任です。

持ち物検査があります

入場ゲートでは手荷物検査があります。

持ち込んではいけないものを持っていかないように注意してください。

【持込できないもの】

酒類
引火しやすい物（ガソリン、灯油等、マッチ、炭、ライター等）
火薬類（花火、爆竹等）
高圧ガス（カセットボンベ、ガスコンロ、殺虫剤等）
毒物及び劇物（毒物及、劇物、麻薬類）
　
銃器（拳銃、猟銃、空気銃等、モデルガン等）
刃物（あいくち、包丁、はさみ、ナイフ、アイスピック、カッター等）
凶器（鉄棒、木刀、バット、ゴルフクラブ、スタンガン等）
ペット（盲導犬及び介助犬を除く）
航空機の運航に支障をきたす恐れのあるもの（ドローン、ラジコン、ヘリウムガス入り風船、無線機）
　
クーラーボックス、脚立、踏台、テーブル、テント、タープ、パラソル
車輪がついた乗り物（折りたたみ式を含む自転車、スケートボード、ローラースケート、キックボード、キャリーカート等）ただし、ベビーカー、車椅子、シルバーカーを除く
３辺の和が計１００㎝以上の大型手荷物（バッグ類）
その他歩行者の通行、及び他の来場者の迷惑になるもの

なお、基地内で荷物を預ける場所はありませんのでご注意ください。　

その他禁止事項

以下の行為は禁止されています。

・一切の政治活動及び無許可での営業活動
・集会、ビラ配り、プラカードの所持、たすき等の装着、ポスター及び横断幕の掲示等
・軍服、迷彩服を上下着用しての来場
・岐阜基地及びその周辺並びにそれらの上空における小型無人機（ドローン等）の飛行
・歩きながらの携帯電話及びスマホ、タブレット等の操作
・航空機に対するレーザー光線の照射
・その他主催者が行事進行及び施設運営管理の妨げ並びに他の来場者への迷惑を及ぼすと判断する一切の行為

例年基地の外で撮影するために、迷惑駐車を行う人間がいるようです。

車両の強制撤去もありますので迷惑駐車、路上駐車は絶対にしないようにして下さい。

初めて行く人へ

航空祭は「これでもか！」というほど非日常を感じられる場所です。

空港等で飛行機を見る機会はあるかもしれません。

しかし、旅客機と戦闘機は別物です。

速度や音の違いは歴然。

人が多くて大変だけどまた行きたくなること間違いなしです。

自衛隊の航空祭で非日常を感じてください。