トラックイベント
春から秋にかけて、日本の各地でデコトラやトラックのイベントが開催されます。
こういったイベントには、大小さまざまなトラック等が数百台規模で集まります。
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トラックを沢山並べるには広い敷地が必要となりますが、近年では会場拒否によりイベントが行えなくなることも珍しくはありません。
原因はいくつかあるのですが、参加者のちょっとした行動によるものも少なくはありません。
こういった、ちょっとした行動とは・・・?
習慣としてやっている事。
思わずやってしまうこと。
どちらもあると思っています。
やめた方が良いと考えるデコトラ・トラックイベントでの変な習慣や行動
こういった問題となる習慣や行動とはどういったものでしょうか。
“街宣”や“ラッパコール”などはイベント告知に禁止事項として書かれていますね。
これは騒音に対する苦情を防止するためのものです。
「主催者はラッパひとつで頭を下げて周る」と言われます。
大げさな話ではありません。
実際にあることです。
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頭を下げて何とかなるならまだましで、多くの場合は会場拒否へと繋がっていきます。
“街宣”や“ラッパコール”だけではありません。
イベント告知には書いていないけれど迷惑となる行為はあります。
今回は、やめた方が良いと考える変な習慣や行動についてまとめてみます。
紹介するのはあくまでよくある内容ですので、会場の場所や周辺の環境によっても変わります。
全てのイベントに当てはまるわけではありませんのでご留意ください。
それでは、行ってみましょう。
トラック以外の車両で目立とうとすること
トラックのイベントは、トラックが主役です。
トラック以外の車両で目立とうとしてはいけません。
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トラックは比較的大きな車両ですので、そこにあるだけで存在感があります。
これに対し、トラック以外の車両はトラックと比べると小さいです。
二輪、旧車、バニングetc…
こういった車両で目立とうとすると、必然的に騒音が発生します。
空ぶかしやクラクションですね。
これはいけません。
小さな車両とはいえ、改造されたマフラーをふかせば騒音を発生させますし、そもそもイベントで警笛なんて鳴らす場面は無いはず。
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トラックのイベントにトラック以外で参加するのは全く問題ありません。
不用意に目立とうとすること。
これにより発生する騒音は見落としがちですが、わりと問題になってるのも事実です。
「デコトラが集まると暴走族も集まる」
こんな噂にならないように。
デコチャリ、キックボード等での場内走行
トラックイベントにはデコチャリが並べられることがあります。
デコチャリ=飾った自転車
このデコチャリを展示する分には問題ないのですが、たまにイベント会場内を走り回っている姿を見ます。
そもそもデコチャリは飾りが重くて不安定ですので、走行に適した車両とはいえません。
イベント会場によっては地面が不安定で転びやすいでしょう。
最近は子供連れで参加する方も多いので、思わぬ事故にもつながりかねません。
展示位置までの移動は仕方がないにしても、走り回るのはとても危険です。
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同様に危険なのがキックボード(キックスケーター)。
これは手動、電動問わず車輪が小さいためこけ易いです。
人が沢山いる場面で乗るのは良い選択ではありません。
何か事故が起こった際に、主催者にまで大きな負担を強いることになります。
飲食を楽しみすぎてトラックの周囲をカーニバル状態にすること
イベントによってはバーベキュー禁止や火気使用禁止など、場内での飲食にまつわる注意があることがあります。
こういった注意事項を守ったうえで、屋外での飲食を楽しむのは良いものです。
ただ、たまに見かけるのがトラックの周囲で飲食を楽しみ過ぎてとんでもないことになっている風景です。
いや、本当にどこのお祭り?と思うことも…。
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昼食を楽しんだ後、ゴミの山となった無人のキャンプテーブルをよく見かけます。
食後に皆でステージ前にでも移動したのでしょう。
見た目にも汚いですし、風が吹けばビニール袋などが舞います。
こうしてイベント会場でのステルス・ポイ捨てが発生するのです。
何で、主催がイベント終了後、暗い中ゴミ拾いをしているのか?
こういったゴミが大量に発生するからです。
許可されている範囲だからと飲食スペースを広げすぎるのは良くありません。
自分達でゴミの管理が出来る範囲にしましょう。
場外での動画撮影と手振り行為
なんだかんだ言って、最近の騒音問題には動画撮影が必ず絡んできます。
ビデオカメラやスマホ片手に入退場するトラックに手を振り、ラッパを要求する迷惑な人も後を絶ちませんね。
中には、鳴らさないからといって暴言を浴びせる不届き者もいますが、この件はいずれどこかで・・・。
で、結局騒音問題がそのまま会場拒否問題へつながることは珍しくありません。
これは動画の投稿によって金銭が発生する仕組みがある以上、付いて回る問題だと思います。
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もうひとつ、気になるのが「撮ってやったぞ!」的にドヤ顔する人が多くなったことです。
これは、撮影機器が普及したことにより全体のパイが大きくなったため自然な流れです。
イベント会場内でドヤ顔撮影するのは問題ありません。
好きなだけやってください。
問題は車道や歩道でドヤ顔撮影する人です。
イベント会場付近の道路で数人がカメラを構えていたら、それはそれは不気味でしょう。
残念ながら、近隣住民はトラックに一切興味ありません。
「デコトラはスゴイ!」なんて思いません。
そこんところは勘違いしないように。
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周辺の道路でどうしても撮影したいのなら・・・
邪魔にならないように、空気にでもなったつもりで撮影しましょう。
走るトラックに手を振りながら、一般の方に知合いアピールする人は行動を改めましょう。
夕方になると現れる!ナゾのタダ見集団
トラックイベントを見学する為にはイベント会場へ入場する必要があります。
その際、多くの人が自動車を利用することになります。
イベント会場の多くは公共交通機関が整っていない郊外で開催されることが多いですからね。
自動車で入場する場合は入り口で入場料(会場整理費、募金)を支払います。
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ただこの入場料を「意地でも支払いたくない」という人間が一部存在します。
ありとあらゆる方法を使って入場料逃れをする人たちですね。
最も多いのが夕方、ナイトシーンが始まる直前になると、徒歩で入場してくる人達です。
その時間帯になると入場口の受付は片付けられていますから、無料で入場出来てしまいます。
問題となるは、入場料を払わずタダ見するというだけではありません。
そういった人達は付近の私有地や道路に駐車して見に来るのです。
当然、主催者にクレームが入るのですが、分かったうえでやっているので質が悪いです。
とても迷惑です。
入場料の変更や入場口での追加募金
多くのトラックイベントでは、入場口で入場料(会場整理費)を払います。
入場料の金額については事前に告知されているのですが、たまに変更になっていることがあります。
これが高い確率で渋滞に繋がっています。
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入場時には多くの車両が集中します。
主要道路から離れたイベント会場ならそれほど問題ないのですが、多くの場合は車両が集中することによって渋滞が発生します。
渋滞の影響をできるだけ小さくするためには、入場をスムーズに行うことが重要なので入場料を予め準備している人もいるでしょう。
こういった時に、告知と違うと慌てることになります。
場合によっては「おつり下さい・・・」なんてことも。
わずか数秒のことかもしれません。
ただ、この数秒が積もり積もって長い渋滞を発生させているのです。
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同様に、入場料徴収後の、
「募金もお願いします!」も困りものです。
募金は良いのですが、せめて入場口を抜けてからにしてください。
お金用意していないです。
「ビンゴカードいかがですか?」もありますね。
同様に入場が止まります。
たまにあるので、とても気になります。
小さな子供を連れて行くこと
30年前のトラックイベントでは、小さな子供はほとんどいなかったように記憶しています。
これが20年、30年経ち、当時小学生だった人が家族連れで参加するというのも珍しい事ではないでしょう。
ただ、個人的に小さな子供はトラックイベントに参加させるべきではないと考えています。
その理由は3つ。
【1】身体的リスク
【2】事故のリスク
【3】身バレのリスク
それぞれ見てみましょう。
【1】身体的リスク
身体的なリスクで考えなければいけないのが肺の病気に対するものです。
トラックのイベントではエンジンを掛けっ放しの車両も多いです。
特に暑い夏はほぼ一日中、大量の排ガスの中で過ごすことになるでしょう。
小さな子供は、
・顔の位置が低いので廃ガスを吸い込みやすい
・肺の力が弱い
こういった理由により喘息など肺の疾患のリスクが上がると考えます。
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これは、医者でなくても分かるでしょう。
真夏の排ガスは大人でもせき込むことがあるのですから、子供は大丈夫と考える人がいるのでしょうか。
【2】事故のリスク
小さな子供はトラックの死角に入りやすいです。
また、広い場所に出ると興奮して走り回ることもあるでしょう。
とび出すことも・・・。
これは、トラックに乗っている人なら一度はヒヤリとしたことがあるのでは?
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イベントで事故でも起こそうものならとんでもないことになります。
そのイベントだけではありません。
全国で行われるトラックイベントに波及することは覚悟が必要です。
子供の手を離さないのも重要ですが、それ以前に「連れて行かない」という選択肢も必要かと思います。
【3】身バレのリスク
最近は進学や就職の前に、身辺調査が行われることがあります。
特に就職では個人のネットアカウントなどを専門の企業に調査させることが多いようです。
それはSNSの古い投稿、裏アカウントなども調査対象となるようです。
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これがどういった問題になるかというと、
「将来、進学や就職時にトラックイベントへの参加が不利に働く」
可能性があるということです。
残念ながらデコトラは市民権を得ているとは言い難い状況であるということです。
どれだけ“チャリティ”を叫んでいても、一部の心無い人により評価が悪くなっているのも事実です。
何も知らない人から見れば「暴走族の集会」と何ら変わりません。
「こういったところに顔を出す人を企業が採用したいか?」ということです。
自分で投稿しなくてもダメですよ。
親、兄弟、友人を調べられることも容易に考えられますから。
外から見るとおかしな集団に見えてしまうのは…
トラックのイベントはチャリティを目的に行われています!
というのは”主催する側の想い”です。
これがなかなか通じないのはとても残念なことです。
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どちらかというとおかしな集団に見えてしまのは、会場の利用状況や、周辺道路等での振る舞いが原因であると考えます。
自分たちが楽しめれば良いというのはなかなか通じない時代になってきました。
”自他共栄”
楽しむのは良いのですが、変な習慣や行動で周りに迷惑だけはかけないようにしましょう。
![](https://arttruckseki.com/wp-content/uploads/2023/11/sasun-bughdaryan-GQ5uX_BlfmY-unsplash-160x107.jpg)
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