猫を飼うのはお金がかかる
いきなりですが、猫一頭。
生まれてか死ぬまで、最後まで一緒にいるといくらぐらいかかるか分かりますか?
猫を飼うと思った以上にお金が掛かります。
ご飯、トイレ、病院など必ず発生する費用から、おもちゃや猫グッズなど衝動的に買ってしまうものも入れると結構な額になります。
今まで猫を飼ったことが無い人からすると、衝撃的な金額かもしれません。
しかし、そういった方にこそ、この現実は知って欲しいと考えます。
飼ってから後悔しても遅いです。
もちろん「お金が掛かるから」という理由で手放すなんてとんでもないことです。
そうならないために、猫にまつわるお金について確認してみましょう。
猫に掛かるお金の一覧
猫を飼うと発生する出費を一覧で出します。
これは、猫の種類や住んでいる地域、住環境、生活スタイルによっても変わります。
あくまでも、一つの例として捉えてください。
完全室内飼いで、保護猫ボランティア団体から譲渡、15年目の雑種(ミックス)です。
ワクチン
猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症の3種混合ワクチンは毎年接種します。
年1回、4,400円。
15年で66,000円です。
キャットフード(ドライフード)
食事は1日2回、ドライフードを与えています。
猫の好みがわからなかったので何回か変えていますが、現在はピュリナワンキャットです。
平均値が出せないので、以下の値で計算します。
1日60g消費。
1袋3.4kg入り3,080円。
365日÷(3,400g÷60g)×3,080円=19,839円
19,839円×15年=297,585円
猫缶
猫缶は喜ぶ猫が多いです。
最初に少し与えたら舌が肥えてしまったようで、ドライフードの上に乗せてあげないと食いつきが悪いのです。
ですから、食事の度に少量与えています。
3日で1缶消費。
1缶110円。
(365日÷3日)×110円=13,383円
13,383円×15年=200,750円
猫トイレ
現在の猫トイレは3個目です。
最初に買ったものは、上部にカバーがなかったので猫砂が飛び放題でした。
そこで購入したのがフルカバータイプ。
その後、掃除が楽かと思い、トイレマットが収納できるフルカバータイプに変更したのでした。
猫トイレ1個目 2,950円
猫トイレ2個目 4,600円
猫トイレ3個目 4,860円
合計 12,410円
トイレの砂(にゃんとも清潔トイレ・チップ)
猫トイレには砂が必要となります。
この砂も何度か変更しています。
安いものは粉が飛ぶのでお勧めできません。
ある程度良いものを選んでください。
試算は、現在使っている砂を継続的に使った場合で行います。
猫砂4.4L 1,600円。
1袋でだいたい1.5ヵ月もつ。
12ヵ月÷1.5ヵ月×1,600円=12,800円
12,800円×15年=192,000円
トイレマット(にゃんとも清潔トイレ・抗菌マット)
現在使っている猫用トイレにはトイレ抗菌マットが収納できるようになっています。
このトイレ抗菌マットには尿が染みこむため、砂が固まりにくい、尿の匂いがしにくい、尿の状態が確認できるなどの利点があります。
必ずしも必要ではありませんが、今回は試算に入れます。
トイレ抗菌マット6枚入り 850円。
1週間に1枚交換。
365日÷7日÷6枚×850円=7,387円
7,387円×15年=110,805円
キャットタワー
室内飼いですと運動不足になりがちです。
そんな時に良いのがキャットタワー。
猫は高いところが好きです。
出来れば高めのキャットタワーが良いのですがスペースの関係もあります。
また、キャットタワーは消耗品なのでボロボロになったら交換しましょう。
今まで買ったキャットタワーは以下のとおりです。
1個目 据置2段タイプ 4,780円
2個目 据置2段タイプ 5,950円
3個目 突っ張り棒タイプ 12,800円
4,780円+5,950円+12,800円=23,530円
猫ブラシ
猫は年に2回、抜け毛の時期を迎えます。
そんな時はブラッシングしてやると良いでしょう。
余計な抜け毛が取れますし掃除も楽です。
ブラッシング自体が好きな猫もいますので、猫用ブラシは必須アイテムといえます。
今まで購入した猫ブラシ一覧です。
やわらか猫ブラシ 980円
ペットブラシ先丸 1,480円
猫ブラシ金属 1,000円
ファーミネーター 3,769円
980円+1,480円+1,000円+3,769円=7,229円
爪とぎ
猫は定期的に爪とぎをします。
何も準備していないと、壁や家具の角でバリバリとやってしまいます。
そんな時に爪とぎがあると良いです。
消耗品なので安いもので問題ありません。
100円ショップのものでも十分なので定期的に交換してください。
4ヵ月に1回ぐらい交換
1回110円×2か所に設置
12ヵ月÷4ヶ月×220円=660円
660円×15年=9,900円
使い捨てビニール手袋
掃除用具として使い捨てのビニール製の手袋もあった方が良いです。
トイレの掃除や、ゲ~の掃除に使えます。
これも100円ショップのもので十分です。
1か月に1袋ぐらいは消費しますので、
12ヵ月×110円=1,320円
1,320円×15年=19,800円
ウェットティッシュ
猫を飼うならウェットティッシュは必須と考えます。
食事をこぼしたとき、猫砂が飛んで汚れたとき、食器やトイレ周りの清掃。
そして何よりもゲ~をした時の掃除に使います。
こちらも100円ショップのもので十分です。
1か月に1袋は使いますので、
12ヵ月×110円=1,320円
1,320円×15年=19,800円
猫食器(ペット皿)
猫のご飯用に食器(ペット皿)が必要です。
それほど高いものでなくていいので定期的に交換して下さい。
ドライフード用と水用は別の器の方が扱いやすいです。
ペット皿 2つで700円ぐらい。
毎年交換しています。
700円×15年=10,500円
首輪
家猫には首輪が必須です。
万が一、脱走した場合でも住所や電話番号を書いておけば見つかる可能性がありますし、飼い猫であるという目印にもなります。
今まで成長に合わせて3回購入しています。
だいたい1,000円ぐらいの製品。
1,000円×3回=3,000円
猫用キャリーケース
猫用キャリーケースは動物病院に連れて行く際に使用します。
最初に買ったものは横から入るタイプでしたが、猫が嫌がってなかなか入ってくれなかったので、上から入るタイプを買い増ししました。
横から入るキャリーケース 3,580円
上から入るキャリーケース 2,980円
3,580円+2,980円=6,560円
猫ベッド
猫ベッドもあった方が良いです。
猫は気に行った場所を見つけると、いつもそこで寝ます。
ですからその場所は徹底的に汚れると思ってください。
そこで猫ベッドの出番です。
猫ベッドは汚れたり破損したりしますので、定期的に交換するようにしてください。
猫ソファ 2,980円
猫ベッドふかふか 2,580円
ペットベッドM 2,400円
ペットハウス丸 1,860円
ふわふわ猫ベッド 3,080円
2,980円+2,580円+2,400円+1,860円+3,080円=12,900円
多分、これ以外にも買っているのですが、履歴で確認できたのはこの5個でした。
病院代
猫は生後4ヶ月ぐらいでウチに来ました。
雄ですので生後6~9カ月で去勢をするのが保護猫団体との約束です。
ということで、去勢にかかった費用20,000円(自治体補助含む)ぐらい。
避妊や去勢は自治体から補助が出ますので必ず確認してください。
また、生後1年ぐらいで腸の病気にかかってしまい1泊2日で入院しました。
これが大きい!
緊急入院+薬代で55,000円
おもちゃ代
猫のおもちゃはあると楽しいです。
ただ、これはある程度そのへんにある物で自作出来ますので、買ってくる必要はありません。
参考までに15年間で猫のおもちゃに費やした費用は30,000円程度。
何が恐ろしいかというと、
猫を飼うとペットショップに寄りたくなってしまい、
ペットショップに寄ると猫のおもちゃを買ってしまうのです。
ただ、そのおもちゃで猫が遊ぶかは別です。
「買ったけど遊ばず」というのはよくあること。
猫保護団体への寄付
猫は保護団体から譲渡されました。
ですから、猫はタダです。
ただ、猫の保護団体はボランティアで運営されていました。
ということで、その団体へ寄付を行っています。
猫保護団体へ毎年5,000円、15年で75,000円の寄付。
合計すると・・・
さて、ここまでの費用を合計してみましょう。
項目 | 費用(15年分) |
---|---|
ワクチン接種 | 66,000円 |
キャットフード(ドライフード) | 297,585円 |
猫缶 | 200,750円 |
猫トイレ | 12,410円 |
トイレの砂 | 192,000円 |
トイレマット | 110,805円 |
キャットタワー | 23,530円 |
猫ブラシ | 7,229円 |
爪とぎ | 9,900円 |
使い捨てビニール手袋 | 19,800円 |
ウェットティッシュ | 19,800円 |
猫食器(ペット皿) | 10,500円 |
首輪 | 3,000円 |
猫用キャリーケース | 6,560円 |
猫ベッド | 12,900円 |
病院代 | 75,000円 |
おもちゃ代 | 30,000円 |
猫保護団体への寄付 | 75,000円 |
---合計--- | 1,172,769円 |
15年の合計は1,172,769円です。
年計算で78,185円。
ペットにまつわるお金の話
今回、猫にまつわる費用を計算したのですが、これ以外にも水道代や電気代、病院までの交通費など、掛かる費用は沢山あります。
また、スマホの充電器を破壊したり、爪で家具をダメにしたりと、思ってもみないような出費もあります。
そう考えると、ペットはある程度生活に余裕が無いと飼えません。
現状でギリギリという人は、節約を考えてください。
猫なら毎月8,000円程度、急病の際には10万円ぐらい必要です。
知らないと、その時になって慌てるでしょう。
猫にまつわるお金の話。
飼う前に一度考えてみませんか?
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