ブレないためのカメラのシャッター速度とは「ブレないための適正なシャッター速度の考え方」

撮影術
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カメラにシャッター速度って選択肢があるけを何の数字?

数字が大きければ大きいほど良いのかな?

カメラのシャッター速度とは

 



そもそもシャッターとは

シャッターとはカメラの中にあり、フィルムやイメージセンサーの前に配置する膜のような部品です。

 

レンズから入った光はフィルムやイメージセンサーに当たるのですが、シャッターの幕が普段はそれを遮断しています。

シャッターの幕はシャッターボタンと同時に作動し、フィルムやイメージセンサーに適量な光を与え再び閉じます。

 

 

シャッター速度とは

シャッターのことが分かったので次はシャッター速度についてです。

 

カメラにはシャッター速度という数値があります。

シャッター速度とは・・・・

カメラのシャッターが閉じた状態から開いて再び閉じるまでの時間のことです。

 

シャッタースピードともいい単位は秒(S)です。

カメラのシャッターは普段閉じており、フィルムやイメージセンサーに光は当たらないようになっています。

カメラのシャッターボタンを押すと、カメラ側で設定された時間だけシャッターが開き、自動的に閉じます。

このシャッターが閉じた状態から開いて再び閉じるまでの時間を、シャッター速度またはシャッタースピードと言います。

このとき、シャッターが開いてから閉じるまでに届いた光が、フィルムやイメージセンサーに写ります。

 

  

シャッター速度によるブレとは

シャッターが開いてから閉じるまでに、被写体やカメラが動くとフィルムやイメージセンサーに当たる光も移動するためブレが発生します。

 

カメラ側が動いたものを手ブレ、被写体側が動いたものを被写体ブレといいます。

 

ブレが発生する様子を見てみる

ここでシャッター速度の違いにより被写体がどうブレるか見てみましょう。

 

扇風機を回した状態で撮影します。

扇風機の羽根は高速で回転しているため常に動いている状態ですね。

【シャッター速度1/5000s】

【シャッター速度1/500s】

【シャッター速度1/60s】

 

・シャッター速度 1/5000s  扇風機の羽根は完全に止まって見えます。

・シャッター速度 1/500s   扇風機の羽根は若干動いて見えます。

・シャッター速度 1/60s   扇風機の羽根は動いて見えます。

 

ご覧のとおりシャッター速度が速ければ速いほど、扇風機の羽根は止まって見えるので、実際の撮影でもシャッター速度を速くすればするほど手ブレや被写体ブレを防止できます。

 

では、実際の撮影でも全てシャッター速度を速くすればいいかというと、そううまくは行きません。

シャッター速度を速くし過ぎるとフィルムやイメージセンサーに当たる光の量が不足するため暗い写真となります

ということで、状況に応じたシャッター速度を設定する必要があります。

 

 



 

状況に応じたシャッター速度とは

先ほどシャッター速度を速くすればブレを防止できるが、光量が不足し暗い写真になるという話をしました。

 

では、暗い写真にならない適度なシャッター速度とはどんなものか挙げてみます。

【1】手持ちで被写体が動いていない撮影の場合、1/レンズの焦点距離より速いシャッター速度

   (50mmレンズなら1/50sより速い1/60sや1/125sなど・・・)

【2】被写体が動いている場合は1段階か2段階速いシャッター速度を選択したうえで被写体と同じ速度でカメラを動かす。

【3】実際に撮影してみて暗い写真にならないことを確認して大丈夫であること。

【4】手振れ補正が付いている場合は上記の条件が当てはまらないことが多いので、シャッター速度によるブレやレンズによる組み合わせなどを事前に確認しておく。

 

以上を頭において撮影すれば手ブレ、被写体ブレは防げるでしょう。

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