クイックシュー
クイックシューとはカメラ等と三脚等の脱着を素早く行うための道具です。
この道具はベースとプレートで構成され、ベースを三脚等に、プレートをカメラ等にしっかり固定して使用します。
ベースとプレートはレバーやネジを回転させるさせることによって固定、開放を短時間で切り替えます。
三脚ネジを回すわずらわしさから解放される便利な道具といえます。
クイックシューが役立つ場面
クイックシューが役立つ場面としては、カメラと三脚などの脱着を繰り返す時が考えられます。
例えば、
手持ち撮影と三脚撮影を頻繁に切り替える
夜景撮影など三脚を使う場面で移動しながら撮影
三脚座を使って撮影する場面でレンズ交換を行う
このような場合はクイックシューが活躍します。
他にも、ちょっとだけ三脚を使うという場合でも、直ぐに準備が出来るので便利です。
それほど邪魔になるものではありませんので、普段から装着しっぱなしでも良いぐらいかもしれません。
クイックシューの種類
クイックシューは脱着方法によって種類分けされます。
現在、日本市場に多く出回っているクイックシューは、脱着方式により2種類に分けられます。
レバーロック式
レバーロック式のクイックシューは、ベースのレバーを引いた状態で溝にプレートを押し込み、レバーを戻すことで固定されます。
レバーにバネが組み込まれていることによって瞬時に固定できる製品もあり、素早い脱着が可能です。
反面、緩みやすい製品が多く、固定が甘くなるという欠点もあります。
どちらかというと短時間で脱着を繰り返す人向けといえます。
対象製品にベルボンのQRAシリーズや、スリックのDQシリーズなどがあります。
開閉固定式
開閉固定式のクイックシューは、ベース(クランプ)の溝に合わせてプレートを挿入し、ネジ等を回転させて挟み込むことによって固定されます。
固定には若干の時間を要しますがレバー式のようなグラつきはほとんど見られません。
反面、暗い中では溝が確認しずらく装着に手間取ることもあります。
時間のある中、じっくり撮影したい人向けといえます。
代償的なものにアルカスイスのクイックシューがあります。
人のいるところでは分離を
三脚撮影をするときはクイックシューがあると便利です。
特に、周りに人が居る場面ではカメラと三脚を分離させて移動しましょう。
カメラを三脚に取り付けたまま移動するとバランスが悪くなるため、人や物にぶつけてしまう恐れがあるためです。
撮影のマナーとして分離をしたうえでの移動を心がけましょう。
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