自費で写真集を作ることで得られるもの 「自費出版ので起こる3つの事」

撮影術
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デコトラの写真を撮り続けて・・・

 

ノリと勢いで写真集を作ったのです。

 

そこで知ったこと、気が付いたこと。

 

 




 

 

 

デコトラの写真集は少ない

そもそも、デコトラの写真集って少ないんですね。

 

なぜ少ないと言うかっていうと、ほとんどのデコトラ誌文章が無いと成立しないんです。

 

ここがこうなっているとか、この飾りはどこのとか・・・。

 

 

あとは広告ですね。

 

商用誌なのでそれは仕方が無いことなのですが、正直言って広告は邪魔です。

 

「写真集」って色々種類がありますが基本的には文章は無いのです。

 

あるとしたらエッセイ的な文章

あとはタイトル、一文とか。

 

ですからデコトラ誌と、デコトラ写真集は分けて考えた方が良いと思います。

 

 

 

トラックの写真集を作ろうと思った理由

高校生の時に二代目白龍王のナイトシーンを撮影し、あまりの下手さに愕然としたのでした。

 

翌日、写真部の門をたたき、長い写真生活が始まるのです。

 

人間、何がきっかけになるか分からないですね。

 

当時の私はといえば、斜め前、斜め後ろのいわゆる「カタログ撮り」しかできなかったのですが、写真部にある膨大な資料を暇つぶしに見ていると、写真の世界は奥が深すぎて底なし沼のようであると感じたのです。

 

 

 

真似しては失敗の繰り返し。

 

なかなかうまくいきませんでした。

 

それから15年、100回以上の撮影会に参加し、溜まりに溜まった変態写真。

 

これを、何か形にしようと思ったのです。

 

それが写真集

本にしてしまえばいろんな人の目に触れるだろうと思い決意したのでした。

 

 

 

 

自身が作成した写真集は名刺になる

どんな変な写真集でも自分で作ったといえば一目置かれます。

 

企画編集データ化校正・・・工程は沢山ありますが、どこかの出版社の企画にのって写真を提供するのとはレベルが違います。

 

写真集以前にも、数件そういったオファーがあり、写真を提供したことはあったのですが、全くゼロからというと労力は半端ではありませんでした。

 

当然、動いた分全て自腹ですからね。

 

 

 

しかし1冊作るとそのノウハウは書籍化できるほど長いものになります。

 

そして出来上がったものは、この世で自分しか生み出すことが出来ないものです。

 

よく例えるのが名刺ですね。

 

写真集と顔は名刺のように紐づきますし、これほど個性的な名刺はありません。

正直、写真集を作ってから突然知り合いが増えました。

あまりに増えたので顔も覚えきれていないぐらいです。

 

写真集名刺になる。

これは実際に出してみるとよく分かると思います。

 

 

 

 

作成する際に印刷の知識が手に入る

現在はSNSで簡単に写真を公開できますね。

 

アップロードも簡単、見るのも簡単。

 

 

しかし印刷の世界は勝手が違います。

 

紙ひとつとっても種類がいっぱいありますし、厚みで見え方も違います。

 

現在デコトラ誌が2誌発刊されていますが、一度触ってみてください。

 

使っている紙が違いますよ。

 

基本的に厚めの紙は裏写りが少ないので写真が見やすかったりします。

 

 

 

そして最大の難関は発色の違いです。

パソコン等で綺麗に見えていても、写真屋さんでプリントすると「あれ?」ってなることありませんか?

 

それの、強力なヤツが写真集の印刷です。

 

パソコンの画面と出来上がりが思いっ切り違うなんて日常茶飯事ですね。

 

ですから、そのへんの感覚も含めて印刷の知識が手に入るのは大きいのです。

 

 

 

 

写真集は多くのことを教えてくれる

写真集を作ると多くのものが手に入ります。

・交友関係

・企画力

・権利関係

・編集技術

・印刷の技術

・宣伝

・販売

本当に勉強になります。

 

もし、予算と時間に余裕があるなら写真集の作成をお勧めしたいです。

 

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