カミオン・トラックフォトギャラリーで3ヵ月ごとに開催されるお題企画。
第3回のお題は「ナイトシーン」です。
ここ10年ほどでデジタル撮影機器の性能は大きく上がりました。
特に「高感度撮影時にデジタルノイズを減らす技術」は大きく進歩しており、それが暗い中での撮影を可能としています。

スマホでもナイトシーンが撮れるのは高感度性能が良いから。
中には初期のデジタル一眼カメラより綺麗な写真が撮れる製品もあるでしょう。
一言でいうと「撮るだけなら難しくない」というのがナイトシーン写真といえます。
では、どういった写真が掲載されやすいのか?
考えてみたいと思います。
トラックフォトギャラリーとは?
トラックフォトギャラリーは、トラック誌「カミオン」のコーナーのひとつです。
読者が街中等で撮影したトラックの写真を投稿する読者参加型コーナーとなっております。
撮影した写真を投稿する方法はEメールまたは郵送となっています。
【Eメール】
【郵送】
〒170-8427
(株)芸文社 カミオン編集部
「トラック・フォトギャラリー」係
件名など分かり易い部分に「お題」と明記の事
第3回のお題企画「ナイトシーン」
第3回のお題は「ナイトシーン」です。
お題の概要は以下のとおり、
電飾を光らせたトラック
全体の写真
イベントでの写真は不可
過去に撮影した写真でもOK
先ほど記載しました通り、比較的新しいデジタル機器を使えばナイトシーンは簡単に写ります。
ですから投稿数も多くなることが予想されます。
似たような写真も多くなるでしょう。
こんな時、普通にスマホを構えて撮った写真では不利です。
目立つ要素がないからです。
どうすればいいか?
目を引くナイトシーン写真の例を挙げてみます。
スローシャッターで差別化
スマホで撮影した写真が多くなる中で最も分かり易く差別化できるのはスローシャッターです。
電飾はリレーする為、普通に撮ると一部しか写りません。

電飾が一部しか写っていないナイトシーンは物足りなく感じてしまいます。
ですから、三脚を立ててスローシャッターを使って電飾を写しきるように撮影して下さい。
同じ角度で撮影してもナイトシーンの魅力が大きく上がること間違いなしです。
トワイライトタイムを活用せよ
一般的に夜景が最も綺麗に写る時間をトワイライトタイムと呼びます。
これは朝方や夕方、空が薄暗い状況の事です。
トワイライトタイムの良いところは被写体の輪郭が残り、電飾が主張し過ぎないところにあります。
トラックも電飾も比較的綺麗に写るのがこの時間帯といえます。

「具体的に何時か?」というと被写体や撮影状況によって変わってきます。
一般的には日没から20~30分経ったぐらいと言われていますが、トラックの場合はもう少し遅くても良いと思います。
撮影するトラックにピッタリの時間を見つけてください。
明るめに現像した方が映える
せっかく撮影したナイトシーン写真。
ここで注意したいのが、印刷すると暗く色あせてしまうという事です。
これは印刷の特性なのでどうしようもありません。
特にカミオンで使用されている紙は暗めに表現されます。
ですから、投稿する際は予め少し明るめに色目調整してしまいましょう。

そうした方が印刷された時に綺麗に見えます。
もちろん、その傾向を見越した選別が行われることも予想できるので、そういった点からも明るめのナイトシーン写真は有利になると考えられます。
背景を生かす
ナイトシーンはトラックだけでなく背景も重要となります。
真っ暗な闇夜にトラックだけを写すより、街や道路、工場など何かあった方が映えます。

注意点としては、
・トラックの色目に影響しない背景 ・トラックより明るすぎない背景 ・人は写さない ・撮影時のマナーは守って
といったところです。
場所探しも重要!
是非、良い場所を見つけて撮影して下さい。
遊べるのがナイトシーンの特徴
ナイトシーン写真は昼間と違い光で遊べるのが特徴です。
軌跡を表現するもよし、反射を利用するもよし。
例えばこんな感じ、
雨に濡れた地面の反射を利用

光の軌跡を表現

玉ボケを多重撮影してみる

目立つためにちょっと工夫するのも良いかもしれません。
但し、テクニックに走り過ぎて何かわからないような写真にならないように注意しましょう。
大前提として基本は守って
「良い写真が撮れた」と思っても投稿に関する基本事項は守って下さい。
あくまでもカミオン・トラックフォトギャラリー内の企画なのです。
紙面上で公表されているのは、
×イベント会場での撮影
×部分アップのみ
×ギリギリまたは見切れている
×人物が目立つ
×画質が荒い・サイズが小さい
×画像加工やスタンプ
といった写真はNGという事です。
これに加え、
・ピント
・露出
・1台
・余計なもの
・横写真
・風景
・何をしている?
といったことも意識してください。


では健闘を!
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