芸文社発刊のトラック誌「カミオン」。
その企画のひとつであるトラックフォトギャラリーは、読者が撮影した写真を投稿するコーナーです。
毎月、写真を投稿している人もいるのではないでしょうか?
この企画には多くの写真が投稿されるのですが、毎号1枚最も良いとされる作品にはMVPが送られます。
どうせ送るならMVPを目指したい!
そんな人に向けて、MVPになるりやすいのはどんな写真かというのを解説します。
![](https://arttruckseki.com/wp-content/uploads/2023/09/truck2022-91-1024x682.jpg)
ポイントは、
・ピント
・露出
・1台
・余計なもの
・横写真
・風景
・何をしている?
です。
それぞれ詳しく説明しましょう。
トラックフォトギャラリーとは?
カミオン・トラックフォトギャラリーは、芸文社が発行するトラック誌・カミオンの企画ひとつです。
このコーナーでは読者が撮影したトラックの写真を集めて紙面上に掲載しています。
街中でトラックの写真を撮る度に送っている人もいるでしょう。
![](https://arttruckseki.com/wp-content/uploads/2023/09/truck2022-173-1024x683.jpg)
常連さんもチラホラ見かけます。
良い写真はMVPとしてカミオン・トラックフォトギャラリーのトップに掲載されます。
2023年より「掲載ポイント制」や「お題企画」も開始され、より楽しみが増した人もいるのではないでしょうか。
トラックフォトギャラリーに載るためには?
トラックフォトギャラリーに載るためにはカミオン編集部への投稿が必要です。
投稿方法はEメールまたは郵送で投稿先は以下のとおりとなっています。
【Eメール】
【郵送】
〒170-8427
(株)芸文社 カミオン編集部
「トラック・フォトギャラリー」係
なお、掲載される写真には一定の基準があります。
以下の内容の場合は基本的に掲載されませんのでご注意ください。
×イベント会場での撮影(道中の写真は可)
×部分アップのみ
×ギリギリまたは見切れている
×人物が目立つ
×画質が荒い・サイズが小さい
×画像加工やスタンプ
トラックフォトギャラリーでMVPになるには?
トラックフォトギャラリーでMVPになる写真は毎月1枚だけです。
沢山送られてくる写真の中で、1枚しかありませんので狭き門といえます。
![](https://arttruckseki.com/wp-content/uploads/2023/09/truck2022-128-1024x683.jpg)
ただ、MVPを取る写真には共通していることがあります。
その共通点を守れば、獲得の可能性はグンと上がるでしょう。
ということで、そのMVP獲得写真の共通点について確認してみます。
ピントがしっかり合っている
MVPになる写真はピントがしっかり合っています。
また、被写界深度も深く、全体的にピントが合っているように見える写真が多いです。
ピントは写真の基本なのですが、案外気にしない人が多いです。
正面ならナンバー、
斜め前ならコーナーパネル、
斜め後ろなら荷台の角といったように、トラックの最も手前の部分に合わせることを心がけてください。
![](https://arttruckseki.com/wp-content/uploads/2022/09/pint-160x90.jpg)
露出が外れていない
MVPになる写真の多くは露出の大きな外れがありません。
一般的に言われる白トビや黒つぶれが無い写真です。
こういった写真にならないために注意することは、露出の難しい状況で撮らない事です。
具体的には、
・極端な逆光は不可
・雨天、雲天は避ける
・露出の難しいナイトシーン、夕方は不利
といった事になります。
頭に入れておいてください。
![](https://arttruckseki.com/wp-content/uploads/2023/01/denshoku.jpg)
できれば1台のみ
MVPになる写真の特徴として、1台のみで撮影しているというものがあります。
過去の受賞履歴を見ても1台のみを写した写真が圧倒的に多いです。
2台以上になれば、構図や主題など写真としての難易度が圧倒的に上がります。
ですから、基本的に複数台の写真はMVP向けでないと考えます。
あえて難しい被写体に挑戦しても良いのですが、目的と手段は別にした方が良いと考えます。
![](https://arttruckseki.com/wp-content/uploads/2023/09/truck2022-180-1024x685.jpg)
余計なものが写っていない
写真を撮影すると被写体以外の余計なものが写り込みます。
街中、道路であれば看板や信号機、電柱、植栽など。
また、人も背景として写りやすいのですが、背景であっても出来る限り構図から外した方が良いです。
特に紙面となると肖像権を嫌います。
とにかく、人の顔が写り込むことは避けてください。
![](https://arttruckseki.com/wp-content/uploads/2023/09/truck2022-82-1024x682.jpg)
また、直接トラックを邪魔していなくても、派手な建物など主張の強い背景はいけません。
あくまで主体はトラックであり、背景はシンプルな方が映えるからです。
横写真
MVPを受賞する写真はページ構成(レイアウト)の都合で、圧倒的に横写真が多いという事実があります。
過去の受賞歴を確認してください。
ほぼ、横写真。
![](https://arttruckseki.com/wp-content/uploads/2024/02/sandaimegen-52.jpg)
縦写真はどれだけ良さそうに見えても、ページ構成の都合で上下が切られています。
これはカミオンが本である以上、仕方が無いことです。
ただ、この”都合”を利用しない手はありません。
MVPを狙うなら横写真に絞って投稿すると良いでしょう。
背景、風景が入っている
MVPになる写真の多くは背景や風景が入っています。
これは絶対ではありませんが、そのあたりを上手く配置できる写真は評価が高いです。
撮影をする際は「構図いっぱいにトラックを入れる」というのを止めましょう。
特にスマホで撮影した写真の場合は縦横比の関係で左右が切られます。
これを踏まえたうえで、撮影時は風景を意識しましょう。
MVPをとるなら、ある程度風景を意識した写真が重要だと考えます。
![](https://arttruckseki.com/wp-content/uploads/2023/09/truck2022-43-1024x680.jpg)
何をしているか分かる
何をしているか様子が分かる写真は目立ちます。
走っている
曲がっている
荷物を積んでいる・・・・。
写真に物語があると納得性も高いです。
写真に物語を付けましょう。
これはMVPを狙う以前に写真にとって重要なことだといえます。
![](https://arttruckseki.com/wp-content/uploads/2023/09/truck2021-55-1024x682.jpg)
選別する力も重要
MVPを獲得するためには選別する力も必要です。
一度に何十枚と送っても掲載されるのは多くて1枚、MVPは遥か先です。
何かテーマがあって複数枚投稿するなら、それも良いでしょう。
![](https://arttruckseki.com/wp-content/uploads/2023/09/truck2022-131-1024x683.jpg)
しかし、単に撮ったものを片っ端から投稿することはお勧めしません。
選別する力を身に着けてください。
そうすれば撮影する目的が出来ますし、写真の腕も上がることは間違いないです。
ということで、MVPを狙われる方はこの記事を参考にしてみてください。
あくまでも参考ですよ。
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