ディスプレイ(液晶モニタ)
ディスプレイ(液晶モニタ)はパソコンやスマートフォンなどの情報出力装置で、画面を発光させて像を映し出します。
パソコンもスマートフォンにもディスプレイが付いていまね。
ディスプレイの画面は格子状に規則正しく並んだ微細な画素(ドット/ピクセル)から成り、その発光状態を電気的に制御してパソコンやスマートフォンから受信した映像信号を表示します。
よくテレビの性能で4Kや8Kという言葉を耳にしますが、これは画素の単位です。
参考までに、
4K 3840×2160画素
8K 7680×4320画素
となっています。
スマートフォンサイズで多いのが1920×1080画素でフルハイビジョンとも呼ばれます。
当然ながら画素数が多いほど高精細な表現となりますので、4Kや8K映像が綺麗というのはこういった理由からなのです。
ディスプレイ(液晶モニタ)の高速化
ディスプレイ(液晶モニタ)は1秒間に何十回という点滅を繰り返して像を表現しています。
テレビの映像やYoutubeの動画が滑らかに動くのはこの点滅のおかげです。
この点滅の頻度をリフレッシュレートと呼び単位はHzで表します。
例えば1秒間に60回画面が切り替わる場合は60Hzとなります。
最近はゲーム用のモニターも増えており、144Hzや240Hzという高リフレッシュレートの製品もあります。
また、応答速度も速くなってきています。
一昔前なら10ms(0.01秒)ぐらいだったのが、今では1ms(0.001秒)が当たり前の時代です。
動画やゲームに対応するために、どんどんディスプレイも高速化しているといえます。
ディスプレイ(液晶モニタ)の点滅現象
ディスプレイが高速化すればするほど動く映像は滑らかなのですが、不都合も出てきます。
その一つが点滅現象。
こちらの画像をご覧ください。
何の変哲もないグレーっぽい画像です。
パソコンをお持ちの方はデスクトップ等に保存して、画像アプリケーションで確認してみてください。
画面コピーではなく、ファイル自体を保存して下さいね。
拡張子gifです。
点滅しませんか?
この画像を拡大するとこのようになっています。
赤紫と黄緑の市松模様ですね。
それぞれのサイズは1画素(1ドット)です。
今時、こんな画像を表現する機会は無いと思いますが、16色時代のCGなどはこういった表現がよく使われていました。
現在でもドットキャラ専門に描いているクリエイターは多いです。
そういった人達にとって、この点滅現象は非常に迷惑だったりします。
点滅現象の原因
市松模様の点滅現象について、何に原因があるかというとハッキリしません。
製造元やパソコンショップへ問い合わせた内容を総合すると以下の点が挙げられます。
・リフレッシュレートの速度
・応答速度
・市松模様の細かさ
ただ、残念なことにすべての回答が公式見解ではないというものでした。
要は「間違いかもしれませんけどね~」という前提の回答であるということです。
そもそも、16色時代の画像など時代遅れ過ぎて眼中にないという感じですね。
ディスプレイ(液晶モニタ)の点滅現象を解決する方法
これまでのことを踏まえ、ディスプレイの点滅現象を解決する方法は2つになります。
・市松模様をボカす
・市松模様を表示できるディスプレイを探す
市松模様をボカす
根本的な原因は細かくてコントラストの強い画像を表示することにありました。
ですから、画像アプリケーションで少しボカしてあげれば、点滅する確率は減ります。
gifではなくjpgで圧縮するだけでも違うでしょう。
実際にやってみて、表示し反応を確かめるしかありません。
市松模様を表示できるディスプレイを探す
こちらは少し労力が必要です。
今使っているディスプレイで点滅現象が起きるのなら、他の製品に交換してみようというものです。
しかし、何台もディスプレイを買うことは出来ません。
ヤフオク等で買って、売ってを繰り返しても良いのですが、当たりが出るまでの費用と時間がもったいないです。
ですから、身の回りにある物を極力利用してみましょう。
例えば、友人、知人のパソコンで表示してみるとか、会社のパソコンで表示してみるとか、話が通じるようならパソコンショップや家電量販店で実際に表示してもらうというのも一つの手ですね。
参考までに、
iiyama PLB2712HDS-B1
iiyama ProLite XUB2792HSU-1D
iiyama XB2481HSU
この3台は問題ありませんでした。
DELL E228WFP
は一部の8色画像で点滅が起きました。
ASUS VZ279HEG1R
激しい点滅が起きました。
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