白票、棄権は意味がある? 「選挙で入れたい人」がいない時にどうすればいいか考えてみる

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選挙で入れたい人がいない

選挙が始まると多くの人が悩むこと。

 

 選挙だけど入れたい人がいない!

 入れたい党が無い!

 

 

この気持ちよく分かります。

選挙の時期になると、

「あんたダレ?」

みたいな顔が選挙掲示板に並びますね。 

 

みんな知らない人ばかり。

「じゃあ、棄権すれば・・・」 

 

 

何不自由なく今後の不安も無いのならそれも良いかもしれませんが、そんな人はいないでしょう。

みんな何か不満はある。

「棄権」は権利の放棄

 

高い税金や社会保険料を負担しているのですから、自らの権利は主張したいものです。

  




 

 

 

選挙で入れたい人がいない場合にどうすればいいか

選挙は有権者1人につき1票の投票権が得られます。

 

 

 

しかし、多くの選挙では半分ぐらいの人しか投票していません。

 

あと半分の人、何してる?

「忙しい」とか「投票してもムダ」とか・・・

中には「投票自体がカッコ悪い事」みたいなよく分からない美的センスの人までいます。

 

 

「どうしても行きたくない」というのであれば無理強いはしませんが、自身の未来を放棄するのは賢い選択ではないと考えます。

  

とはいえ、本当に入れたい人がいない!

選挙で入れたい人や、入れたい党が無い場合はどうすればいい?

いくつかの選択肢から考えてみましょう。

 

 

 

 

棄権する

「棄権」とは投票自体を行わないことを指します。

投票所に行かずに、期日前投票もしない。

文字通り、権利の放棄です。

 

最近の選挙は投票率が半分ぐらいなので、半分ぐらいの人は「棄権」しているということです。

 

では、有権者が100万人の選挙区で(A~D)4人の候補者がいた場合を想定しましょう。

 

各候補者が選挙の結果、以下の票を得たとします。

 

A候補24万票を得て、有効投票数の60%当選

こう書くとA候補圧勝の選挙に見えます。

 

しかし、有効投票数は40万票ですので、有効投票率は40%です。

 

 

有権者が100万人いることを考えると、24万票では24%しか得られていません。

A候補に投票したのは有権者の24%だけということです。

 

これって本当に圧勝

 

ただ、政治家からするととてもやりやすいです。

有権者にまんべんなく政策をアピールする必要はなく、特定の業界や団体へアピールすれば、その票だけで当選できてしまうからです。

 

「越〇屋、おぬしも悪よのう・・・」が通じそう。

ですから、「棄権」だけは絶対にしてはいけません。

 




 

  

 

無効票を入れる

「無効票」とは文字通り無効となる票です。

 

具体的には以下のものが該当します。

 

「候補者の名前じゃない、読めない、どちらか分からない」みたいなものは、全て「無効票」となります。 

 

自身が一票を投じたい候補者がいるのなら、無効票となるのは勿体ないです。

投票の際は、読める字で丁寧に書きましょう。

 

 

さて、無効票があるとどうなるか見てみましょう。

 

ちょっと極端ですが、先ほどの票に無効票が50万票追加であったとします。

 

同じくA候補は24万票を得て、有効投票数の60%で当選です。

この結果は変わりません。

 

しかし、50万票の無効票を加えると、得票率は30%まで下がります。

トップ当選なのに30%しか支持されていない歪な状況です。

 

 

当選者からすると「次回は落選するかもしれない」という緊張感が出ますし、何より今の時代マスコミが注目することは必至です。

 

どこかの市長みたいに、言葉一つで大炎上したり、卑猥なハンドサインで謝罪会見なんてこともあるでしょう。

政治家としては好き勝手やりにくい。

有権者が注目するのは、とても重要なのです。

 

ですから、たとえ無効票であっても「投票所に行って投票するという行為は無駄ではない」と考えます。

今の政治家に文句を言う前に、まずは投票に行きましょう。

  




 

  

 

最有力候補の対立候補に入れる

では「対立候補に入れる」というのはどうでしょうか?

 

政策も、政党も、人間もあまり好きじゃないけど、2番目に有力とされる候補に入れるというものです。

 

  

最初の表で見てみましょう。

A候補が最有力、そしてB候補が2番目です。

ここでA候補からB候補に6万票が流れると・・・

 

 

勝つのはA候補だとしても、随分接戦となります。

 

「今回は当選したけれど、次回は危ないかも・・・」

と考えるようになり、評価が落ちるような政策をとりにくいかもしれません。

 

 

 

 

たとえA候補からB候補に流れなくても、今まで無効票だったものがB候補に入るだけで違います。

 

今まで選挙に行かなかった人が10万人いて、その票がB候補に入ったとしましょう。

するとこんな感じになります。

 

 

A候補の得票数と当選結果は変わりませんが、こちらも随分接戦に見えます。

 

 

接戦になれば自身を支持していない人が多いというのを数字で確認できますし、次回の選挙で落選する可能性を考えます。

結果、無茶な政策をとらなくなるため、有権者にとって良い政治につながると考えます。

 




 

 

将来に期待するのは悪い事ではない

相変わらず、SNSでは「政権転覆だ」みたいなポストを見かけますが、こういった思考はまともな方向に行った試しが無いのは歴史が証明しています。

 

 

どういった条件にしろ、自身にできることは、

「投票所に行って1票を投じる」

事しかできません。 

 

全員が政治に興味を持ち、投票を続けていれば、いずれ世の中は変わります。

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