生まれて初めて買った金融書籍
生まれて初めて買った金融関係の本、「株・不動産 知識ゼロからの金儲け-国家破産時代の暮らしの経済学」。
何とも直球なタイトルですが、この書籍の著者は元芸能人の島田紳助さんです。
たまたま見ていたテレビ番組で紹介されており、なんとなく手に取ったのでした。
松本紳助
15年ほど前ですが関西ローカルで「松本紳助」というTV番組が放送されており、面白かったのでよく見ておりました。
タイトル通りダウンタウンの松本人志さんと島田紳助さんが、毎回様々なことにチャレンジしたり話をする番組なのですが、紳助さんがよくお金の話をしていたことを覚えています。
そのことが頭の片隅にあったこともあり、古本屋で「株・不動産 知識ゼロからの金儲け-国家破産時代の暮らしの経済学」を見かけて即購入したのでした。
今思うと、自身の投資家生活のはじまりだったようです。
ヘッジの利いた人生
本書籍では難しい金融用語がシンプルに説明されています。
とにかく経済学者や投資家は専門用語で話しがちですが、素人からすると何を意味しているのかサッパリ分かりません。
ビッグバンがどうのこうのとか、グロースがどうとか何のことやらという感じでした。
そのあたりも一般の人が、投資に二の足を踏んでしまう理由になっているのではないでしょうか。
本書籍では「いろいろなものに平均して投資しよう」といったことが書いてあります。
会社の給料があって、
定期預金があって、
不動産があって、
株があって、
外貨があって、
その中心に自分がいればどれかが傾いても、他のどれかのおかげで助かる。
それがヘッジの利いた人生であるというのです。
今思うとちょっと乱暴な感じもしますが、当時影響されたことは確かです。
本を読んで実践したこと
本書籍はずぶの素人に一歩を踏み出させる魅力がありました。
「こうすれば勝てる」とか「こんなものに投資をしなさい」といったことは書いてありません。
ただ、そこは紳助マジック。
彼の言葉には人を行動に移させる力があります。
まず、自身は全ての預金が日本円であったため、外貨を持つことにしました。
世界の通貨を持っていれば「日本が傾いても他の国の通貨があるおかげで助かるのでは?」と考えたからです。
これぞヘッジの効いた人生。
本書籍の影響を受けています。
この頃1ドル90円ぐらい、アベノミクスが始まる前の事です。
初めてやった投資は外貨預金
外貨を買うためには、外貨を取り扱っている銀行に口座を開設する必要がありました。
色々調べたところ、当時は住信SBIネット銀行が手数料の面で有利だったので、口座を開設することにしました。
実際に外貨預金をやってみて驚くのが金利の高さ。
米ドルでも1年預ければ2%程度の利子が付きました。
日本のネット銀行が年利0.02%ぐらいの時の話ですのでとても魅力的に感じます。
迷わず現金預金の半分を外貨預金口座に預け、米ドル、ユーロ、ポンド、カナダドル、豪ドル、NZドルを買いました。
これが初の投資。
その後、色々な投資商品に手を出すのですがこの時動かなかったら、今のようにはなっていなかったでしょう。
もっと早く始めればよかったと思っているほどです。
大切にしている名言
投資をしていると大損をしたり・・・痛い目に合うこともあります。
そんな時は「身銭を切って痛い目を見なさい。それがあなたのお金を守る力になる」という著書内の名言を思い出すようにしています。
今、痛い目に当っている事が将来の糧になるというものです。
最も大切なのは自身のお金を守ることであって、無理に増やすことではないからです。
そのためにはまず行動を、とこの著書は語っています。
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