ボディ内手振れ補正
手ブレ補正機能とは、写真等を撮影する際の手ブレを抑制する機能です。
ミラーレス一眼カメラNikonZ6、Z7では、ニコンで初めてボディ内手振れ補正が搭載されました。
ボディ内手振れ補正とは、カメラがブレを検知すると、上下左右とロールのブレを補正するというものです。
NikonZ6、Z7におけるボディ内手振れ補正性能は約5.0段(カタログスペック)。
但しこれはNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sを使用し、ズームを望遠端に設定した場合です。
では、他のレンズ(他の焦点距離)はどうでしょうか?
レンズが変われば手ブレ補正の効果も変わります。
焦点距離によっても変わりますし、ホールドのしやすさによっても変わります。
ということで、NikonZ6を使用し所有しているいくつかのレンズで検証してみたいと思います。
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIは2009年発売のFマウントレンズです。
Fマウントレンズの大口径中望遠ズームとして人気が高く、AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)の後継機として位置づけられています。
検証方法は、ワイド側とテレ側でシャッター速度を少しずつ落としていき、どの程度写真に手ブレが目立つか確認します。
このレンズはレンズ内手振れ補正が内蔵されています。
結果はボディ、レンズ双方の総合作用によるものですのでご留意ください。
テストに使うのはカレンダー。
カレンダーがフレームいっぱいに写るぐらいの距離で撮影していますので、レンズの焦点距離によって被写体までの距離はまちまちです。
参考程度にご覧ください。
手ブレ補正機能の検証結果
【ワイド側70mm】
ところどころ怪しい部分もありますが、シャッター速度1/30秒ぐらいまでは良好といえます。
1/15秒になると端部が怪しく、1/4秒になると全体的にブレが目立ち使えません。
1/15秒か1/8秒ぐらいが境界線といえます。
【テレ側200mm】
テレ側についてはシャッター速度1/30秒あたりから怪しくなります。
1/15秒で確率は落ち、1/8秒はほぼブレが目立つという結果となりました。
レンズバランスは悪くないのですが、思った通りの結果に届かなかったというのが個人的な感想です。
もう少し頑張ってほしかった。
(というかオマエが頑張れってこと・・・)
手ブレ補正はカメラのホールドによっても変わってきます。
この結果はあくまで参考程度にお考え下さい。
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