財形貯蓄とは
財形貯蓄は公務員や会社員が加入できる貯蓄制度です。
一般的には以下のような特徴があります。
・一般財形、住宅財形、年金財形など貯蓄目的によって種類がある。
・一般財形の場合の利率は0.002~0.01%程度
・給料天引きなので使う前に貯蓄できる。
・元本保証型の金融商品が多く利率は低め。
・制度によっては補助が出る場合がある。
・引き出しが面倒なので使い込むリスクが少ない。

総合すると、元本保証型であまり増えませんが、給与天引き型なので知らない間に貯まっているのが特徴です。
またリスクを取って増やしたい人には向きませんが、給与が入ったら無計画に使ってしまう人にはお勧めの制度かもしれません。
その他の貯蓄方法
財形貯蓄制度を使用しなくても、個人で貯蓄している人はたくさんいます。
世の中には様々な金融商品があるので比較しても良いと思います。
今回は一般財形にスポットを当て、その他の貯蓄方法について特徴を紹介します。
定期預金
・基本的に元本保証。
・金利は一般的に0.001%~0.02%程度。
・利率は低いが、金融機関によっては一般財形よりは若干高い。
・自分で入金する必要がある。
・簡単に引き出せるので使ってしまう可能性がある。
積立預金
・基本的に元本保証。
・金利は一般的に0.001%~0.02%程度。
・利率は低いが、金融機関によっては一般財形よりは若干高い。
・金融機関が定期的に積み立ててくれる。
・簡単に引き出せるので使ってしまう可能性がある。
外貨預金
・成績が為替に左右される。
・利率2%~5%と高め。
・為替差益は雑所得となるため、差益によっては確定申告が必要。
・金融機関によっては積み立ても可能。
・引き出しに若干手間がかかるので使い込む可能性が減る。
投資信託
・元本割れのリスクがある。
・選択する商品によって利率はまちまち。
・金融機関や証券会社によっては積み立ても可能。
・基本的に損益は申告分離課税となる。
・積立てNISAなどの非課税制度が使える。
・簡単に解約できるので使ってしまう可能性がある。
株式投資
・元本割れや上場廃止のリスクがある。
・成績が青天井になる可能性がある。
・選択する銘柄によって配当金がある。
・基本的に申告分離課税となる。
・NISAなどの非課税制度が使える。
・簡単に解約できるので使ってしまう可能性がある。
仮想通貨
・元本割れのリスクがある。
・通貨としての価値が不明。
・累進課税のため差益に対して最大55%の税金が課される。
・簡単に解約できるので使ってしまう可能性がある。
財形貯蓄とその他の金融商品どちらがいい?
結局どちらがいいのかという話ですが、人それぞれによって違うと思います。
その他の貯蓄方法をいくつか紹介しましたが共通するのは「解約が簡単」という事です。
ですから意志の弱い方は使ってしまうかもしれませんね。
一般財形貯蓄は利率の面でも税制面でもほとんど利点はありません。
ただ、知らない間にお金が貯まっているという感じです。
お金の管理をしっかりできる人なら、他の商品に乗り換えた方が良いでしょう。
但し、一般財形貯蓄でも組織によっては補助が出る場合があります。
自身が勤めていた会社では、一般財形貯蓄額の10%を労働組合が補助してくれていました。
これなら十分検討するに値します。
内容をきちんと勉強するなら投資信託をお勧めします。
積み立ても可能ですし、分散投資も可能、更に良い商品なら財形貯蓄よりはるかに高いパフォーマンスを発揮する上に非課税制度まである。
まさに、至れり尽くせりなのです。
内容を知れば知るほどその優秀さに気づくでしょう。 給料をきちんと管理できる方は投資信託の勉強もしてみてください。
コメント