Ulanzi VL81
VL81はUlanzi(深圳市优篮子科技有限公司)のLED小型ビデオライトです。
特徴としては、
・充電式である
・白色と暖色が選べる
・明るさ調整、色調整がダイヤルで使いやすい
・コールドシューマウントが付いており増設が用意
・小型のわりに光量が多い
というのが挙げられます。
それぞれ解説してみましょう。
充電式である
VL81は充電式でバッテリー容量は3,000mAhです。
ですから乾電池の交換をする必要がありません。
予備の乾電池を持ち歩かなくても良いというのは、荷物を軽くするうえでは有難いですね。
充電はUSBのTypeC。
物によってはスマホの充電器でも充電できます。
空の状態から満タンにするまでには3時間ほどかかります。
バッテリーの残量は背面のLEDで確認できるので安心です。
但し、充電式ということなので内蔵バッテリーの寿命があることは留意すべき点ですね。
内蔵バッテリーの交換は出来ないと思ってください。
白色と暖色が選べる
VL81は白色と暖色が選べます。
調整は無段階のダイヤル式なので白色と暖色の中間にすることも難しくありません。
VL81には白色のLEDが41個、暖色のLEDが40個内蔵されており、それぞれの明るさを調整することによって色の調整をしています。
全部で81個のLEDが内蔵されていますが、実質は白色LED41個程度の明るさと考えてください。
最近は多色(RGB)のLEDビデオライトも出ておりますが、通常撮影するならこの2色が使えれば十分と考えます。
明るさ調整、色調整がダイヤルで使いやすい
VL81は操作がシンプルで使いやすいです。
操作は2つのダイヤルを回転させるだけ。
向かって左側のダイヤルが電源ダイヤル、右が色ダイヤルです。
左側のダイヤルを右回転させると、電源が入り無段階で明るさが増します。
右側のダイヤルを左回転させると暖色、右回転させると白色。
どちらも無段階調整が可能です。
この無段階で強弱を変えられるというのが最大の利点です。
このダイヤル回転式というのがポイントで、小型のLEDビデオライトの場合、ボタン式を採用するとボタンが小さくなってしまうため操作しにくいです。
特に冬場、手袋をした場合などは操作できません。
その点、ダイヤル式は手袋をしていても操作が出来ますし、ボタンを何度も押す必要もありませんので操作性は良いと考えます。
コールドシューマウントが付いており増設が用意
VL81には3か所のコールドシューマウントが付いており増設が容易です。
先ほど説明したとおりVL81には81個のLEDが内蔵されていますが、実質は41個分の明るさしかありません。
ですから、撮影条件によっては明るさが不足することもあるでしょう。
そんな時はVL81にVL81を増設するなんてことも可能です。
大きさにもよりますが他のLEDビデオライトを取り付けることも可能でしょう。
また、動画撮影の場合は外部マイクを取り付けるなんてことも可能です。
たかがコールドシューマウントですが、有ると無いとでは大違いなのです。
小型のわりに光量が多い
VL81は小型のわりに光量が多い(明るい)です。
本体の大きさは89mm×76mm×20mm、重量は約120gです。
先ほど説明したとおりLEDは81個搭載されていますが、内容は白色41個、暖色40個であるため、明るさの限度は白色41個分となります。
ではこの白色41個分とはどの程度の明るさなのでしょうか。
少し検証してみました。
使用した機材はニコンD750
内蔵ストロボとVL81で比較してみます。
左がVL81、右がD750の内蔵ストロボです。
VL81の明るさを期待したのですが、D750の内蔵ストロボの方が明るいですね。
参考までに撮影データは、
シャッタースピード 1/40s
絞り f2.8
ISO 100
被写体までの距離 約3.5m
ポン撮りではこんなものかもしれません。
まあ、大きさのわりによく頑張ったと褒めてあげてください。
お値段以上VL81
VL81は通常2,700円程度で手に入ります。
ただ、今はなぜか高騰しています。
メルカリなどで中古を探せば2,000円以下ものありますので気長に待つのも良いでしょう。
個人的にはこのVL81はお値段以上と考えます。
軽量、コンパクト、充電式、操作性の良さ、値段・・・。
もちろんビデオライトとして使えますし、ストロボほどではないにしろ写真の補助光としても使えます。
特にスローシャッターなど時間を味方につけると大きな力を発揮するでしょう。
ポン撮りでは一瞬の光しか捉えられませんが、スローシャッターなら、その時間分光が当たり続けますからね。
上手く使えばデコトラのナイトシーン撮影でも威力を発揮するでしょう。
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