投資
政府が2022年に打ち出した「貯蓄から投資へ」というスローガン。
日本人は”貯蓄大好き””保険大好き”国民といえるので違和感を持つ人も多いと思います。
「今さら投資って言っても・・・」という人もいるでしょう。
今まで金融教育を受けてこなかった人たちにとって、一歩を踏み出すのは勇気のいることです。
とはいえ、皆さんの同世代でも一定数の人は投資をしており、そのうち少数ですが投資で成功していたりします。
では、どういった人が投資で成功しているのでしょうか?
株式投資で成功している人の特徴3選
身の回りで株式投資をやっていて、ある成功している人には特徴があります。
この場合の成功とは
「1万円を1億円に増やしました!」といった人ではありません。
「日経平均株価の上昇率」より高い割合で資産を増やしている人達の事です。
例えば2013年に発表されたアベノミクス以降、10年で日経平均株価は3倍近くになりました。
上がっているとはいえ、ひたすら右肩上がりだったわけではありません。
例えば、
北朝鮮問題
トランプ大統領の言動
チャイナショック
新型コロナ
こういった出来事によって、大きく下落した時もあります。
何かあった時に適切に動いた人が今も相場に残っていると考えます。
では、その特徴について3つ挙げてみましょう。
損切りが上手い
特徴その1として損切りの上手さがあります。
損切りとは投資で損をした時に相場から逃げるという事です。
先ほど指摘したように長期的には右肩上がりの相場でも、短期で下落することはよくあります。
そういった時に上手く損切り出来る人が投資の上手な人です。
例えば、
A社という会社の株式を保有したとしましょう。
100株を3,000円で買ったので投資額は30万円。
ある日その株が8%下落しました。
1日で24,000円の含み損です。
この時、
「もう少し待てばまた戻るだろう」と保有し続けるのか、
「まだ下がるから損を受け入れよう」と損切りするか悩みます。
この判断は非常に難しいです。
なぜなら、投資に慣れていな人とほど感情で動いてしまうからです。
多いパターンが「待って損失を膨らませる」というものです。
待っているうちに損失が膨らみ、いつの間にか含み損が50%を超えるなんて珍しくありません。
では、直ぐに損切りすればいいかというと、翌日に大幅反発して結果安値で売ってしまう事もあり得ます。
未来のことは予測できません。
ですから、適切に損を受け入れられる人が最終的に損失は少なくなります。
分散投資をしている
分散投資とはいくつもの銘柄に分散して投資をする事です。
例えば100万円の資金があった場合、
1銘柄を100万円分買わずに、
10銘柄を10万円分ずつ買うといった具合です。
株式投資でそれなりに成功している人は、確実に分散投資を行っています。
どれだけ将来有望だと思っている企業でも1点賭けは危険です。
今の時代、何があるか分かりません。
ある日突然不祥事が明らかになることもありますし、資金力のある巨大企業が同業に参入してくるかもしれません。
天災の影響で暴落する事もありますし、事故によって重大な損害を被ることもあります。
こういった時に分散投資をしていれば、大きく資産が減る確率が減ります。
大きくは勝てませんが、大きく負けないのが成功している投資家の特徴です。
資金移動が上手
成功している投資家は資金移動が上手です。
投資を広く考えると”資金移動”という事になります。
「現金より日本株の方が上昇率が良いから、現金を日本株式に換えている」と表現すると分かり易いかもしれません。
同様に、
日本円より米ドルの方が金利が良いから日本円を米ドルに換える。
アメリカ株の方が上昇しやすいから、日本円をアメリカ株に換える。
金が上昇傾向にあるから、日本円を金(金ETF)に換える。
このように考えてください。
例に出した以外にも、
不動産に交換する
債権に交換する
ポケモンカードに交換する
など何かと交換して価値を上げることは重要です。
このように上手く”何か”と交換して資金を移動させることが上手い人が投資で成功しています。
日本株式に限らず、常にどういった物の価値が上がるか注視しているという事ですね。
成功している人には共通点がある
有名無名問わず、投資で成功している人には共通点があります。
それはとても地味で基本的な事です。
しかし、こういった人達の投資手法に注目することは重要です。
どの株が上がるといった未来予測的な情報に左右されるのではなく、成功している人達がどういった点に注目し、どういった動きをするのか知ることが重要だと考えます。
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