今回は自宅でも出来る簡単レフ板のご紹介。
レフ板で光をコントロールして写真を撮影してみます。
プラモデルの写真が暗い
自宅でプラモデルを撮影していて、思った以上に暗くなってしまう事はありませんか?
全体的に暗い場合はカメラの露出を変更すればいいのですが部分的に暗すぎる事があります。
窓からの光が影響したり、照明の具合だったり・・・。
特に室内は光の方向が限られているので部分的に暗くなりがちです。
こういった場合どうすればいいのでしょうか?
ちょっと考えてみましょう。
部分的に暗いなら補助光などの出番
被写体が部分的に暗くなった場合は補助光の出番です。
昔ですとストロボを使ったりするのですが、最近はLEDライトなど手軽で高性能な製品が出ていますので選択肢は多くなっています。
しかし、そんな高価なものを使わなくても補助光の代わりとなるものがあります。
それがレフ板。
レフ板とは簡単にいうと光を反射する板です。
この光を反射する板を使って太陽光や照明の光を暗い部分に当てるのです。
しかも物理的に光を反射すればレフ板の機能を満たしますので、構造も簡単ですし比較的安価なのです。
Amazonや楽天を検索すると様々なレフ板がヒットします。
安いものは1,000円ぐらいでありますね。
しかしわざわざお金を出さなくても、レフ板は構造が簡単ですので自宅にあるものでも作成が可能なのです。
レフ板を自作してみる
では、自宅にあるものでレフ板を作成してみましょう。
【準備するもの】
ダンボール板
アルミホイル
接着剤等
ダンボール板はプラダンでもスチレンボードでも構いません。
ある程度厚みがあり、軽くて曲がりにくいものが良いです。
今回は、適度な大きさのダンボール板が見つかりませんでしたのでスチレンボードを使います。
アルミホイルはキッチンで使うもので十分です。
接着剤はダンボール板とアルミホイルを接着するので、それらが接着できるものが良いです。
両面テープでも構いません。
今回はセメダイン・Gクリアを使いました。
【作成方法】
ダンボール板をA4サイズ程度にカットしてください。
自立させるには四角い方が良いです。
ハーフカットや折り目を入れて折り畳めるようにすると、自立させやすいですし持ち運びもコンパクトになります。
カットしたダンボール板の表側にアルミホイルを切り取って貼り付けます。
出来れば一枚モノの方が良いので、ダンボールの寸法に合わせてアルミホイルをカットしましょう。
貼り付けは丁寧に行います。
出来るだけ浮きやシワがない方が綺麗に反射します。
とはいえ、そこまで神経質になる必要はありません。
アルミホイルは表と裏で反射量が違います。
どちらを選ぶかは好みで良いでしょう。
作ってみてイマイチだったらやり直しても良いのです。
レフ板を使って撮影してみる
ダンボール板にアルミホイルがしっかり付いたら自作レフ板の完成です。
さっそく撮影してみましょう。
こちらの写真。
窓から入った光が強いため逆光になり、キャビン正面が暗くなってしまいました。
キャビンに向けてレフ板で光を当てます。
ちょうど窓から入る光を反射させるようなイメージですね。
カメラの液晶画面を確認しながら光の当たり具合を確認し、自作レフ板の位置や角度は調整すると良いです。
こんな感じになりました。
随分違いますね。
色々試してみよう
今回はA4サイズで作成しました。
これは被写体のサイズで調節すると良いです。
小さなものに大きなレフ板は要りませんし、大きな被写体の場合A4では反射量や面積が不足します。
また、アルミホイルではなく白い紙を貼ると、反射量が変わってきます。
ちょっと試してみるだけなら、わざわざ製品を買うまでもありません。
ダンボールとアルミホイルで、ある程度はレフ板の代わりとなるのです。
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