お金の話をしたがらない日本人
現役世代、引退世代含めて多くの人が、人生の中で「お金の話」をしてこなかったと思います。
就職、結婚、子供の進学、定年、大きな買い物をする・・・こういった人生の節目に若干するだけで日常的にお金の話をする人は少ないと考えます。
あるとすれば、
「あそこのガソリンスタンドが1円安い!」
とか、
「競馬で10万円勝ったよ!」
といった程度かもしれません。
とにかく日本人はお金の話をしなさすぎ!
それには、昔からある日本特有の金銭教育にあると考えます。
・お金は汚いもの
・もうけ過ぎると恨みを買う
・一生懸命働けばお金は付いて回る
・仕事をする前に金の話をするな
こういった言葉、耳にしたことありませんか?
誰しも一度はこういった言葉を聞いたことがあるはず。
古い金銭教育の賜物ですね。
しかし、こういった考えを今後も持ち続けるのは危険だと思っています。
一生懸命働くだけでは食えない時代
日本の平均給与はこの30年間ほぼ横ばいです。
これに対して、実質的な物価は上がっています。
ここ数年の円安傾向で慌てて人もいると思いますが、それ以前もゆるやかに上がり続けています。
ですから、今までどおり「一生懸命働く」というだけでは食っていけなります。
日本政府は何もしてくれません。
「政権が変われば明るい未来が開ける!」と思っている人もいますが、何ともなりません。
自分自身で知識をアップデートし、行動するしかないのです。
お金を守る5つの力と資産所得
本当の自由を手に入れる「お金の大学」はIT企業経営者であり投資家でもある両学長の書籍です。
本著ではお金にまつわる5つの力に着目しています。
ここで注目する5つの力とは、
・貯める力
・稼ぐ力
・増やす力
・守る力
・使う力
です。
この5つの力を駆使して、最終的には資産所得を増やそうというのが本書籍の趣旨です。
資産所得:個人が持っている資産から得られる所得のこと(利子、配当、賃貸料収入など)
資産所得は不労所得ですので、自身の労働力はいりません。
基本的に何もしなくても入って来る所得で、自身の時間を切り売りする必要もありません。
この資産所得が超重要!
例えば、
資産所得が毎月5,000円あればスマホ料金が払えます。
資産所得が毎月10,000円あれば光熱費が払えます。
資産所得が毎月30,000円あれば食費が払えます。
資産所得が毎月50,000円あれば・・・
このように資産所得を少しずつ増やしていくことで、生活はどんどん楽になっていきます。
5つの力を使って増やした資産所得が、月々の生活費を越えたらそこに待っているのが「経済的自由」です。
経済的自由を達成したなら、仕事を辞めてのんびりするのも良いですし、好きな仕事に転職することも出来ます。
世の中とのつながりを持つため、週一だけ働くというもの良いでしょう。
そこまで行かなくても「資産所得が毎月50,000円あるから、給料が安くてもやりがいがある仕事に移る!」なんてことも出来るのです。
今、お金に縛られている人の人生を自由度を上げてくれる。
それが「経済的自由」を達成した状態なのです。
では経済的自由を達成するにあたって何をすればいいのか?
本書籍から抜粋して紹介しましょう。
スマホは格安SIMに乗り換えよ
経済的自由の達成には生活コストの見直しが必須です。
生活コストの見直しは、先ほど挙げた5つの力うちの貯める力に該当します。
いくら稼いでも毎月のように浪費していては、経済的自由に近づくことが出来ません。
”穴の開いた水筒に水を入れ続けても貯まらない”というのと一緒です。
ですから、まずは生活コストの見直しをしましょう。
生活コストの見直しで重要となるのが固定費の見直しで、そのうち一丁目一番地となるのがスマホ通信料の見直しです。
皆さんは月々のスマホ通信料にいくら払っていますか?
・大手キャリアプランで契約している人
・月額5,000円以上(機種代別)払っている人
こんな人にお勧めするのが格安SIMへの乗り換えです。
・格安SIMって大丈夫なの?
・通信品質は?
・何か不自由な縛りがあるのでは?
こういった疑問を持つ方もいるかもしれませんが、格安SIMはメリット、デメリットを把握すれば問題なく使えます。
それで通信料が毎月数千円安くなるのですから使わない手はありません。
数千円なら年間数万円。
10年間で数十万円貯まる計算になります。
大きいですね。
では格安SIMのメリットとデメリットを挙げてみましょう。
【格安SIMのメリット】
・通信費が安い
【格安SIMのデメリット】
・キャリアメールが使えない ・LINEのID検索が使えない ・通信速度が遅い場合がある ・SIMフリーのスマホが必要
デメリットの中で。
自身にとって重要なものがありますか?
今時
「どうしてもキャリアメールじゃないとダメ!」
「LINEはID検索したい!」
なんて人は少ないでしょう。
大手キャリアで契約し、毎月高い通信料を支払っている人のほとんどが、こういった比較をせずに契約の継続をしているのです。
「毎月だから仕方ないよね?」
というのも分かりますが、
月の差額3,000円なら、年間36,000円
月の差額5,000円なら、年間60,000円
も変わってくるのです。
保険大好き日本人、それって本当に必要?
日本人は保険が大好きな国民といわれています。
この中で皆さんが加入している保険はありますか?
・医療保険(特定疾病特約、がん特約、介護特約など)
・貯蓄型生命保険(養老保険)
・個人年金
・学資保険
・外貨建て保険
・ペット保険
・車両保険
はい、全て見直しましょう。
なぜ?
よくよく考えてください。
保険会社の立派な社屋も、
一瞬で保険料をはじき出す高性能なシステムも、
平均700万円を超えるといわれる社員の給料も、
上質な紙に印刷されたパンフレットも、
ぜーんぶ顧客の保険料から出ているのです。
これが保険会社が必ずといっていいほど儲かる仕組み。
顧客からかき集めたお金で設備投資し、保険金を支払ったうえで収支を出すのです。
ですから、民間の保険に加入して元が取れることは希です。
逆にそういったことがあるのは不幸な出来事があったってこと。
決して歓迎するものではありません。
保険は何かあった時のために入るもの。
影響が少なかったり、発生頻度が高いものに関して保険に入ってはいけません。
その分、保険料は高くなるから絶対に損をする。
では、本当に必要な保険とは・・・。
それは、
発生確率が低く
影響が大きなもの
に対する保険です。
具体的には・・・、
【1】自動車保険(対人、対物)
【2】火災保険
【3】生命保険
この3つだけです。
それ以外は要りません。
先ほど説明したとおり、保険は保険会社が100%儲かるように出来ています。
ですから、極力少ない方が良いです。
固定費の見直しで生活は変わる
さて、本書籍の本筋は「お金にまつわる5つの力を使って資産所得を得よう!」というものです。
今回は、5つの力のうち「貯める力」、その一部を抜粋して紹介しました。
・格安スマホにすることによって月5,000円
・保険の見直しで月10,000円
合わせて月15,000円の節約をすることにより、年間180,000円使えるお金が増えるということです。
年収を180,000円増やすのはとても大変ですが、ちょっとした見直しで使えるお金は増えます。
・年に一回旅行に行く
・月に一回、ちょっと美味しいものを食べる
・趣味に使うお金を増やす
・
・
・
できることは色々あります。
お金にまつわる5つの力を鍛えよ
出来ない人の多くは、周りを一生懸命変えようとしています。
給料が安いから会社に成果をアピールしよう
物価が高いから政治を変えよう
政治が腐敗しているから足を引っ張って政治家を落選させよう
これらの行動に「全く意味が無い!」と言うつもりはありませんが、基本的に労力に見合いません。
SNSに投稿するなんて人生の時間の無駄。
自分の行動を変える方が、遥かにコスパもタイパも良いのです。
変えるにはどうすればいいか?
まずは、
お金にまつわる5つの力を鍛える
そして、
資産所得を得る
最終目標は、
お金に縛られない自由な生活を得る
その第一歩として最適な、
本当の自由を手に入れる「お金の大学」
この書籍には自由を手に入れるまでのノウハウがぎっしりと詰まっています。
一家に一冊!
コメント