中古レンズが欲しい
カメラをお持ちの方。
新しいカメラ用レンズが欲しい!でも新品のレンズは高い・・・

そんな時、財布の強い味方が中古レンズ。
そんな中古レンズを買う時のポイントを見てみましょう。
どこで中古レンズを探すか?
さて、どこで中古レンズを購入するかによっても満足度は違います。
中古レンズは一点物。
状態や付属品など、基本的に同じものは二つとありません。

そういった観点から見ると、在庫は多い方が良いです。
同じ製品でも状態と価格を見比べられますから。
在庫が多い=選択肢が多い
在庫の面からお勧めできるのはネットオークションやネットショッピングです。
J-カメラのような中古品集約サイトもお勧め。

街にある中古カメラ店の場合、現物を確認できる利点はありますが、基本的に在庫は少ないので運次第といった面もあります。
探す時間、交通費を考えれば確率は低い。
仮に、価格や状態など理想の商品に出会ったら即購入でも良いかと思います。
撮影機材を探す時間は有限。
買ってしまえばアナタのもの。
ネットショッピング派?ネットオークション派?
絶対ではありませんが、価格でいえばネットショッピングよりネットオークションの方が若干安い傾向があります。

しかし、ネットオークションに掲載されている商品の多くは保証が無いため何かあった場合に自分で対処することとなります。
価格だけでネットオークションの商品に飛び付くことはおススメしません。
あくまでリスク込みでの商品選びとなります。
人気度にもよりますが、ネットショッピングに掲載されている中古レンズは、概ねネットオークションの落札価格より10~15%ぐらい高いイメージがあります。
保証も含めて細かい状態の判断ができない場合は、ネットショッピングの方が良いかもしれません。
安心を買うイメージ。
ちょっと勉強するとなんとかなるネットオークション
個人的によく利用するYahooオークション。
その特徴は、
・時間を区切って価格を入札していくシステム
・比較的、選択肢が多い
・目星を付けたら終了予定時間だけを気にすればいい
・送料を考慮する必要がある
といったものです。

フリマ形式で売っている商品もありますが、若干割高な価格設定だったりします。
状態も含めて納得できる価格ならフリマ形式でもいいのですが、探す時間がもったいないと考えます。
欲しい商品が欲しい価格になるまでひたすら待つ、交渉する。
「数か月、毎晩のように眺めていても欲しい商品が出なかった」といったことも・・・
メルカリをあまりお勧めできないのはこういった理由からといえます。
終了する日時を決め、比較的低い価格から入札していくオークション形式の方が短い時間で商品を得られやすいです。
では、実際にオークション形式で入札する際のポイントを見てみましょう。
欲しい製品の価格の上限を決めよう
Yahooオークションは終了時間に最も高い金額を入札した人が落札(購入)できるシステムです。
ですから、欲しいと思ったら他の人より高い金額を入札する必要があります。
ただし、際限なく入札すると高くなってしまいます。
夢中になって、高くなりすぎた経験を持つ人も少なくは無いでしょう。
ですから、欲しい製品が決まったら、価格の上限を決めておくことが重要です。

その際、ひとつの目安となるのが中古カメラサイトです。
先ほど紹介したJ-カメラ。

こちらのサイトには50,000点を超える中古撮影機材が掲載されています。
欲しいレンズと同じものがここに掲載されていたら、状態と付属品、価格をメモしておき上限価格の目安としましょう。
製品にもよりますが、状態が良く付属品もそろった状態でJ-カメラの価格から10~15%引きぐらいを狙うようにしています。
Yahooオークションで開催中のオークションをいくつかウォッチリストに登録して追跡するのも有効。
終了時の価格を追うことで落札金額の相場が分かります。
重要なのは高値掴みしないこと。
致命的な不良には手を出さない
Yahooオークションに登録されているカメラ用レンズは、多くが中古品です。
中古のカメラ用レンズは1本1本違うため、状態を把握するのは重要です。

状態の把握については、ネット販売ですので手に取って確かめることはほぼ出来ません。
そんな環境ですので写真と文章が全てです。
写っているもの、書かれている文章は隅々まで確認しましょう。
絶対に手を出してはいけない商品には以下のようなものがあります。
動作未確認
動作未確認と書かれたものは、正常に動かない可能性があります。
品物が届いても全く動かなかった、見た目綺麗だけど重要な部分が動かなかったという事もありえます。

不良個所によっては製品の意味をなさないこともあるでしょう。
また、動作未確認と書かれている場合、多くは保証がありません。
修理は自費で行うことになります。
「動くだろう」という淡い期待で入札してしまいがちですが、リスクが高い商品と言えます。
AF不良、絞り不良、ピントリング不良など
書かれているだけ親切なのかもしれませんが、機構に不良がある製品に手を出してはいけません。
・AF不良:オートフォーカスでピントが合わせられない等
・絞り不良:絞りが動かない等
・ピントリング不良:MFでピントが合わせられない等
・ズームリング不良:ズーム機構の動作不良等
・手振れ補正不良:手振れ補正機構が動かない等
こういった不良があると撮影に支障をきたしますし、修理には結構な費用が発生します。
「中古の不良品を修理したら新品より高くなってしまった」
ということも珍しい話ではありません。
ですから、「不良」もしくはそれに似たニュアンスの言葉には十分注意しましょう。
ジャンク、部品取り、要修理
ジャンクや要修理も手を出してはいけません。
ジャンクはその名の通りジャンク品。
「動かなくても知りませんよ」という物です。
部品取りもジャンクと同様。
要修理は修理すれば動く可能性がありますが、そもそもメーカーが修理サポートを終了している可能性が高いです。
自分で修理できる、または修理の当てがある方向けの商品です。
カビ、クモリ、バルサム切れ、レンズの傷
カビ、クモリ、バルサム切れといった文言がある商品も要注意です。
カビはその名の通りレンズ内にカビが発生している状況です。
カビは成長するため時間とともに広がります。
今は小さくても1年後には大きくなっている可能性はあります。

除去はメーカー修理で可能ですが、修理代は高く、製品によってはメーカーサポートが終了していて修理不可となります。
クモリとは、レンズ真全体が白っぽくなり、コントラストが低下している状態です。
主に「結露」「カビ」「接着剤の劣化」「内部グリスの揮発」が原因で発生します。
放置すると写真全体が白っぽくなります。
バルサム切れはレンズの接着剤であるバルサムが剥がれた状態です。
カメラ用レンズを斜めにするなど角度を変えることでフチに黄色く色がついているのが代表的な症状です。

バルサム切れが起こるとレンズ面にくもりや細かい点などが出てきたり、焦点がうまく合わなくなったりします。
ぼんやりとした写真になりやすく、写りに悪影響を与えます。
レンズの傷は文字通りレンズ表面に傷がある状態です。
ものによっては写り込む可能性があります。
また、絞りの変更で写り込んだり、逆光など強い光の影響で写り込んだりします。
傷があるレンズのみ交換できないことも無いのですが、費用やサポートを考えるとわざわざ手を出す必要性はありません。
こういった文言がある製品は、基本的に放置して直ることはなく、修理はメーカーへ持ち込むことになります。
「写りに影響なし」と記載されていても購入することはお勧めしません。
落下、水没、アタリ
落下や水没といった文言がある商品は基本的にジャンク品です。
・落下 落として破損したレンズ
・水没 水中に入ったレンズ
まともに動かない可能性が高いです。
またアタリはレンズの一部をどこかに当てて傷がある状況です。
落下させたものをアタリと表現している商品もあります。
見た目が綺麗な場合オブジェとして買う分には問題ありませんが、実用するのは期待できません。
あまり気にしなくていい不具合
深刻な不良に対して、あまり気にしなくてもいい不具合もあります。
いくら綺麗に使っていても中古品なので何かはあります。
それも踏まえての中古レンズですので理解しておきましょう。
では、あまり気にしなくていい不具合とはどういったものか。
見ていきましょう。
細かいチリやホコリ
カメラ用レンズは工業製品です。
製造時に細かいチリやホコリが入らないと言い切れませんし、使っているうちに可動部の隙間から入ってしまうことも珍しくありません。
そういったものはあると思っておいてください。

逆に
「細かいチリやホコリが入っています」
と書かれているものはねらい目だと思っています。
「細かいチリやホコリは確認できるけど、カビやクモリ、バルサム切れなどは確認できない」ととることができるからです。
細かい部分までチェックしている証拠。
画像で見て判断できるようなチリやホコリが見られなければ問題なし。
ラバー(ゴム部分)の白化
ラバーの白化とはカメラ用レンズのゴム部分が白っぽくなっている状態です。

オークションの説明に白化と書かれていなくても、画像に写る交換レンズのゴム部分が白っぽくなっている場合は、白化している状態と言えます。
この白化は比較的簡単に除去できます。
ですから、あまり気にする必要はありません。
逆に、敬遠されがちなので、入札されにくくねらい目という声もあります。

ラバー(ゴム部分)のべたつき
ラバーのべたつきとは交換レンズのゴム部分がベタベタとしている状態で、加水分解による湿気との反応が原因の現象です。
ラバーのべたつきに関してもそれほど気にする必要はありません。
無水エタノール、重曹など、家庭にあるものを用いて除去することが可能です。
ひどくなると交換が必要な場合もありますが、それほど気にする必要もありません。

細かい傷、汚れ
いくら大事に使っていても人が触るものですから、何らかの劣化は出てきます。
細かい傷や汚れは絶対あると思ってください。
逆に「細かい傷や汚れ」しか書いていない商品はねらい目です。
大きな傷やアタリになるよう物がない。
画像で目立つような大きな傷でなければ問題ありません。
あとは気にするかどうか。
気になるようなら、その商品は入札はしない方が良いです。
「動作良好」、「動作問題なし」はそれなりに信用
カメラ用レンズの状態に関して「動作良好」とか「動作問題なし」と書かれているものがありますが、信用度はそれなりです。
動作良好であっても中古は中古。
カメラ用交換レンズは工業製品なので、いつ調子が悪くなるか分かりません。

また、動作が良好なのは販売者がテストした環境でのことです。
違うボディで動かすと動かないといったこともあり得ます。
あくまで参考程度。
過度な期待は禁物です。
「美品」はあくまでも売り主の主観
外観で表記されることがある「美品」に関してもあまり期待してはいけません。
「美品」とはあくまでも売り主の主観によるものなのです。

「実際に届いたら思った以上に汚れていた」
ということは珍しいことではありません。
文章より写真の方を見ましょう。
「美品」はあてにしない方が良いのです。
付属品があるからと言って高値では買わない
一般的に中古品の場合、付属品があったり無かったりします。
カメラ用レンズに関しても同様で、こういったものがあると落札価格が高くなります。
逆に、今度手放す際も比較的高値で落札されます。
とはいえ、中古品の価格は時間と共に下がっていきますので、現在の付属品の価格より未来の付属品の価格が上がることはありません。
この点に注意して付属品があるからといってあまり高い値段で買わないように注意したいです。
【参考:付属品の価格はこのぐらい】
| 付属品 | 仮にレンズ 本体が30,000円 だとしたら? | |
|---|---|---|
| 箱 | カメラ用中古レンズ価格の5~10% | 1,500~3,000円 |
| ケース | 未使用の場合 カメラ用中古レンズ価格の5~10% | 1,500~3,000円 |
| 説明書 | 0円 (メーカーHPで見られるので価値なし) | 0円 |
| メーカー保証書 | 0~1,000円 | 0~1,000円 |
| 購入店保証書 | 0~5,000円 | 0~5,000円 |
| レンズフード | 本体に含む | – |
| 前キャップ | 本体に含む | – |
| 後キャップ | 本体に含む | – |
レンズフード、前キャップ、後キャップが付属しない中古レンズは買わない方が無難です。
レンズフィルターは基本オマケ
オークションに登録されているカメラ用レンズの中には、レンズフィルターが付属するものがあります。
レンズフィルターは状態によってピンキリで、オークションの画像では状態の判別がほぼ不可能です。

高級なレンズフィルターでも傷が付いていれば使い物になりません。
レンズフィルターは付いていたけど、汚れていて買い直すことも珍しくないです。
オマケ程度に考えてください。
もちろん評価なんかも重要
カメラ用レンズをYahooオークションに登録しているオークションIDは沢山あります。
専門的に売買している業者から、自宅にあったものを処分する人まで様々です。
どのオークションIDが信頼できるかは難しい部分がありますが、沢山取引していて悪い評価が少ないオークションIDは比較的安心できます。
また、現在の出品物を見てみるとどういったオークションIDなのかが分かってきます。

カメラやレンズのみを沢山出品しており、悪い評価が少ないオークションIDは、商品説明も比較的正確で安心できます。
カメラやレンズを出品しているけど家電や家具を出品しているIDは質屋や古物商のような業者であることが多く、商品説明が不足していることが多いです。
こういった傾向も含めて安全な取引をすることが最も重要です。



コメント