雨の日の写真撮影で透明なビニール傘を使う理由

撮影術

雨の日の撮影

雨の日の撮影には雨対策が必須です。

機材は雨に弱いですし、自身が濡れると風邪をひくこともあります。

ですから何らかの雨対策が必要なのです。

 

雨対策としては傘が一般的ですが、機動性は合羽の方が良いです。

ただ、多くの方は簡単な傘を使用しているようです。

 

皆さんはどんな雨対策をしていますか?

今回はそんな雨対策のひとつを紹介します。

 



 

 

撮影時の雨対策

僕は余程の暴風でもない限り、透明なビニール傘を使用しています。

世の中には様々な傘が売っているのですが、あえて透明なビニール傘を選んでいます。

これには以下のような理由があります。

 コンビニで手に入る手軽さ

 値段の安さ

 進行方向に傾けても前が見える

 露出に影響が出にくい

 ストロボ光の邪魔になりにくい

それぞれ詳しく説明しましょう。

 

 

コンビニで手に入る手軽さ

透明のビニール傘は、大抵のコンビニに売っています。

持って行くのを忘れても、コンビニに寄れば手に入ります。

 

注意しなければいけないのが、白で不透明の傘も売っているんですね。

これは別な理由で使えませんので避けた方がいいです。

透明でなるべく直径が大きなものを買ってください。

 

値段の安さ

コンビニで手に入る透明なビニール傘は値段が安いです。

大抵のコンビニでは500円前後で売っているので、無くしたり壊れたりしてもそれほどショックはありません。

 

予備として1本余分に買っておいても知れています。

値段の安さもビニール傘の魅力です。

 

 

進行方向に傾けても前が見える

たまにいますね。

傘をこちらに傾けて激突してくる人。 

傘の先端は尖っていますのでとても危険です。 

 

こんな時でも透明なビニール傘なら、進行方向が見えるので避けることが出来るでしょう。

人が多い撮影会などでは、特に周りに気を配る必要があります。

人に怪我をさせてからでは遅いのです。

 

露出に影響が出にくい

透明なビニール傘は光の透過率が高いです。

ですからカメラの露出が狂いにくいです。

しかし、濃い色の傘をさしていると、場合によってはカメラの露出に影響が出ます。

具体的には傘とレンズが近い場合で、陰から撮影したような状態になります。

被写体が極端に明るくなったり、写真の上部が暗くなったりするのが特徴です。

雨天は元々光量が不足しがちなので、傘の影が追い打ちをかけるような形なのです。

 

更に傘が近づくと影自体が写真に写り込む場合もあります。

雨天とはいえ光は上から来ますので、それを遮ると露出に影響が出てしまうのです。

<写真に傘の影が写り込んだ例>

 

ストロボ光の邪魔になりにくい

ナイトシーン撮影でストロボを使用する場合、ストロボの画角に傘が重なってしまうことがあります。

この時、色付きの傘を使用していると、傘の影が写ってしまいます。

これは白だろうが黒だろうが、光の透過率が悪い限り一緒です。

特に背の高いクリップオンストロボを使用するとその影響が出やすいです。

<傘でストロボ光が半分届かなかった例>

こんな時も透明なビニール傘なら、ストロボ光と重なっても光を通すので影響は少ないです。

これが色付きの傘なら、影が出ないように傘の位置を通常より高くする必要があるでしょう。

必然的に撮影機材が濡れやすくなりますので良いことはありません。

 

コンビニの透明ビニール傘は使える

安くて、売っている場所が多くて、周囲も見やすくて・・・。

作りは貧弱かもしれませんが、コンビニの透明ビニール傘は優秀だと思います。

 

以前は色付きの傘を使用していましたが、ビニール傘を使い始めてから、撮影以外でも使うようになりました。

視界が良いというのが一番ですね。

もう少し丈夫なものがあればいいのですが、その分値段が高くなってしまうので、今ぐらいがちょうど良いのかもしれません。

 



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