水の流れ
滝や川などの水流は常に動いています。
動いている物の表現方法は大きく二つに分かれます。
ひとつは動きを止める
もう一つは動きを見せる
「動きを止める」とは、瞬間を切る取ることです。
これに対し「動きを表現する」は、文字通り動いているのように見せるということです。
動きの表現はシャッター速度がカギ
写真を撮る場合、動きの表現を変えるために重要なのはシャッター速度です。
シャッター速度を変更することにより、止めたり動かしたりが出来るのです。
普通に撮影してみる
まずはシャッター速度を意識せず、カメラ任せで撮影してみました。

カメラが導き出したシャッター速度は1/100秒です。
水は微妙に動いているように見えます。
シャッター速度を速くしてみる
次はシャッター速度を速くしてみましょう。

シャッター速度優先モードで、シャッター速度は1/4000秒に設定しました。
水玉が空中に止まっているように見えます。
また、波紋も随分クッキリと写っているのが分かると思います。
昼間といえども、シャッター速度1/4000秒で撮影すると暗くなるので、レンズの仕様によってはISO感度を上げる必要が出てきます。
シャッター速度を遅くしてみる
最後にシャッター速度を遅くしてみましょう。

シャッター速度を1秒まで落としました。
手持ち撮影ではブレるので、三脚を使います。
また、日中は露出オーバーとなるので、NDフィルターで減光しました。
水は白糸のように写り、波紋も動きが激しいのでボケているようにも見えます。
このぐらいのシャッター速度で滝の流れを撮影するとかなり綺麗に写るかと思います。
水流の表現方法は様々
例のようにシャッター速度を変更することにより、水流の表現は変わってきます。
どう表現したいかと考えた場合、シャッター速度の選択が重要になってきます。
これは、水流に限ったことではありません。
動く物なら全てに当てはまります。
しっかり止めて写すか、止めずに動きを表現するかは撮影者の好みとなります。

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