カメラの測光とは?その種類と用途

撮影術
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測光

スマホを含め多くのカメラにはAE(自動露出)が搭載されています。

 

これは、カメラが被写体の明るさを判断して適正な露出を導き出す機能です。

AEが露出を導き出す際に、被写体の明るさを測ることを測光と呼びます。

文字通り光を測る事なのですが、カメラ任せにしている人はあまり意識していないと思います。

ただ、被写体によってはAE間違った値を導き出すこともあります。

 

正しく測光すれば正しい露出に近づくことが出来ます。

露出で失敗しないために、測光の種類と用途を理解しましょう。

 



測光は大きく分けて3種類

測光は大きく分けて3つの種類に分かれます。

ですから、この3つを理解すれば、ほとんどのカメラにおいて正しく測光が行えることになります。

 

たった3つですので、サクッと覚えてしまいましょう。

それでは順に解説します。

 

【その1】多分割測光

多分割測光とは画面全体を細かく分割して測光し、全体の明るさを導き出すというものです。

<多分割測光のイメージ>

AEによる総合的な判断ですので、明るさの比率によっても変わりますし、カメラによっても変わります。

カメラのAE性能差がもっと目出やすいのが多分割測光となります。

 

メーカーによって呼び名が違い「マルチパターン測光」「マルチ測光」「評価測光」などと呼ぶこともあります。

最近のカメラやスマホなら、とりあえず多分割測光にしておけば良いでしょう。

 

【その2】中央重点測光

中央重点測光は中央部分を基準に明るさを判断します。

<中央重点測光のイメージ>

画面の中央部分に被写体がある場合や、画面の大部分が被写体で構成されるような場合に使用すると良いです。

人、物、車などを日の丸構図で収める場合にオススメです。

 

【その3】スポット測光

スポット測光は画面のごく狭い範囲をピンポイントで測光する場合に使用します。

<スポット測光の例のイメージ>

影や逆光など明暗差が大きな写真を撮影する場合に活用できます。

 

とりあえず多分割測光で撮る

最近のAEは優秀です。

多くの場面では多分割測光で綺麗な写真が撮れます。

 

とりあえずは、多分割測光で測光しても問題ないかと思います。

多少の露出過不足は露出補正で補正した方が早い場合もあります。

使い方は人それぞれですので、正解はありません。

重要なのは、自身に使用しているカメラで、多分割測光が苦手な被写体はどういったものか理解することと、そういった場面でどういった測光モードを選択するか決めておくことなのです。

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