写真の表現
他人の写真を見ていると、面白いものに出くわすことが多いです。
それを「面白い」と感じるかは人それぞれで、自分なりの「面白い」を見つけるのが正解だと思っています。
そして「面白い」を検証し、デコトラの撮影に応用できないか考えるのです。
これが新しい発想の原点。
いろいろ撮りつくしたという事もあって、そういった写真を撮影しようとすると、たいてい新しい機材が必要になります。
中には既製品ではなく自作することも・・・。
そのへんは、あくまで趣味の世界ですからね。
自分が撮影した「面白い」に同意してくれる人が、少しでも居てくれたら嬉しいです。
「面白い」は飽きない
撮影会に行くと、同じ位置から同じ角度で撮影し続けている人を見かけます。
想像するに彼らの写真フォルダは同じ構図のトラックでいっぱいでしょう。
こんな人、イベント会場の入り口付近でよく見かけますね。
基本的な構図は斜め前と斜め後ろを全体で写すというものです。
実は20年ほど前までそういった撮影をしていました。
とにかく斜め前と斜め後ろで、いかに人を入れないかが勝負です。
なぜ止めたかというと「飽きちゃった」っていう事ですね。
ただ、この20年を振り返ると「面白い」は飽きないという事が分かりました。
なにせ、次々と新しいアイディアが出てきますからね。
趣味を長く続けるためには「面白い」という気持ちを持続させることが重要だと考えます。
撮影難易度は可視化する
斜め写真に飽きてしまうと、ちょっと面白い写真に興味が出てきます。
ただ、面白いものを撮影しようとすると、いろいろ工夫が必要なのです。
当然、撮影技術や撮影機材も必要となってきます。
自分自身どのような写真が撮れるのか把握するのも重要です。
仕組みも分からずにシャッターボタンを押し続けても無駄ですからね。
ですから撮影の難易度は把握しておきたいです。
例えば、デコトラのナイトシーンを例にとってみましょう。
僕の場合こんな感じで考えています。
【1】カメラ任せでナイトシーンを写すことができる。
【2】スローシャッターでナイトシーンを撮影できる。
【3】シャッター速度、絞り、ISO感度をマニュアルにしてナイトシーンを撮影できる。
【4】光の軌跡を撮影できる。
【5】トラックを写したうえで光の軌跡が撮影できる。
【6】玉ボケ多重撮影ができる。
【7】ナイトシーンの流し撮りができる。
【8】露出の合った月とデコトラのナイトシーンを同じフレームに納めることができる。
【9】満天の星空とデコトラのナイトシーンを同じフレームに納めることができる。
【10】天の川の赤を表現したうえでナイトシーンを同じフレームに納めることができる。
数字は難易度ですね。
大きくなるほど難しくなります。
あくまでも個人的な指標なので、当然【10】以上もあると思います。
それを探すのも楽しみだったりします。
10を撮れるようになると1は楽勝
例の難易度で【10】を撮影できる人は、【1】なんて楽勝で撮影できるでしょう。
逆に【1】しか撮影したことが無い人に、【10】はおろか【2】の撮影も難しいと思います。
重要なのは普段使わなくても、知識や技術は習得しておいた方が良いという事です。
理由としては
・飽きるのを防ぐ。
・その場で思いついたアイディアを写真に出来る。
・撮影を頼まれた場合要望に応えることができる。
というものがあります。
特に「人に頼まれた時に要望に応えられるか」という事は重要だと考えます。
何の理由もなく頼まれることは少ないですから。
大抵、難易度が高い依頼がまわってきますね。
コメント