生活コストの計算方法「生活コスト把握の重要性と実際の計算手順」

節約術

生活コスト

アナタは自身の家庭の生活コストを把握していますか?

大まかにでも良いですよ。

 

こう聞かれて直ぐに出てくる人は少ないと思います。

「家族に任せているから分からない」

「給料日前になるとあまり残っていないから給料ぐらい」

なんて人も多いのではないでしょうか?

 

生活コストが把握できていないと、急な出費や病気、失業なんて時に大慌てすることになります。

自身が生活していくのにいくらぐらい必要なのか?

生活コストの把握は重要なのです。

 



 

生活コストを計算してみる

特に独身の人は給料がある程度自由に使えるので、生活コストを細かく計算しなくても何とかなります。

しかし、家族がいるとそうもいきません。

1馬力か2馬力かによっても変わりますが、基本的に自由になるお金は少なくなります。

 

ということで、独身であっても常に生活コストを把握し、物価の変動など市場の肌感を鍛えておくのは重要です。

では、どのように計算するのか?

個々に見ていきましょう。

 

家賃 

家賃は住居に掛かる費用です。

家賃が高い場所に住めば、それだけ生活コストは高くなりますが、逆に低すぎるところは環境や防犯の問題があったりします。

 

独身で実家暮らしが最も安上がりですが「仕送り」という形で支払っている場合もあります。

住む地域によりますが、単身世帯の家賃の相場は45,000円~65,000円/月程度といわれています。

 

水道光熱費

電気代、ガス代、水道代をまとめて水道光熱費と呼びます。

これらは生活していくうえで欠かせません。

単身世帯では7,000円~10,000円/月程度、2人世帯で19,000円~26,000円/月程度といわれています。

 

食費

食費は生活スタイルによって大きく変わります。

外食が多くなると高くなりますので、自炊でコストダウンできる項目でもあります。

単身世帯では25,000円~40,000円/月程度といわれています。

 

日用雑貨

日用雑貨は普段の生活で使うものの費用です。

洗剤、歯ブラシ、歯磨き粉などの消耗品。

子供関係の費用。

ペット関係の費用。

こういったものが該当します。

家族構成によって大きく変わる部分でもあります。

  

衣料費

衣料費は衣服に関する費用です。

衣料はピンキリなので人によって大きく変わる項目です。

服が趣味の人やオシャレな人は高くなりがちの反面、寒さをしのげればいい人は安く上がります。

 

通信費

通信費は携帯電話料金やインターネット利用料などのことです。

自宅にインターネット回線を引くと変わりますし、携帯キャリアサービスによっても大きく変わってきます。

生活コスト削減でまず手を付けるところです。

単身世帯では8,000円~12,000円程度/月といわれています。

 

交際費

こちらも生活スタイルによって大きく変わってくる項目です。

ただ、意識ひとつで増減する項目でもありますので、誘われたらどこでも行くという人は増えがちです。

単身世帯では10,000円~20,000円程度/月といわれています。

 

医療費

医療費は通院したり健康診断、医薬品を買ったりする費用です。

個人事業主の場合は国民健康保険料がここに該当します。

医療費は働き方によって大きく変わります。

 

交通費

交通費は幅広いです。

職場への電車賃や車の維持費、ガソリン代、高速料金、車の維持費全般までを含めた方が良いです。

交通に関わる全ての費用ですね。

 

美容利用費

美容利用費は美容院や散髪に使う費用です。

エステやネイル、美容が趣味の人はコストが読みずらいのですが、毎回同じように散髪するような人はコストの予定が立てやすい項目でもあります。

 

教育費

教育費は学費や塾代、習い事などです。

また、仕事に必要な資格の勉強や、免許の取得にかかる費用もこれに該当します。

教育費は未来に対する投資のコストですので、出し渋るのはあまり賢い選択ではありません。 

  

保険費

保険費は保険に掛かる費用です。

生命保険や医療保険、住宅を所有している人なら火災保険、車を所有しているなら自動車保険と、様々な種類があります。

保険はいざという時のためのものです。

保険大好き日本人は余分な保険に入りがちですので、生活コスト見直しの際はまずチェックする項目です。

 

趣味・遊興費

趣味や遊びに掛ける費用です。

生活コストが圧迫されるとまず削減される費用ですが、あまりいい事ではないと考えます。

人生に楽しみは必須。

それよりは一度削減すると継続的に削減できるコストに手を付けた方が良いです。

 

税金・年金

税金や年金は就業スタイルや収入形態によって変わってきます。

サラリーマンで会社の収入のみなら、会社が払ってくれます。

 

個人事業主や副収入がある場合は複雑です。

基本的に確定申告をして支払うのですが、月換算する必要があります。

 

大型出費

大型出費は住宅購入、自動車購入、結婚、出産、介護、家具、家電などが該当します。

どのくらい使用するかを月割りで考えると生活コストに返還しやすいです。

例えば200万円の自動車を10年乗るなら1月あたりは16,666円です。

またローンを組む場合は金利も含めて計算します。

 

アナタの生活コストはいくら?

さて、最初の質問ですが「あなたの生活コストはいくらですか?」

先ほど挙げた費用を足してみてください。

単身世帯の平均が14~20万円/月といわれています。

それより安い人は優秀な人です。

 

ただ、重要なのは現状の把握です。

現状、生活コストが15万円掛かっていて、給与手取りが15万円なら余裕はありません。

将来に向けた貯金も出来ないので、生活コストを見直す必要があります。

 

現状10万円掛かっていて、手取りが15万円なら5万円の余裕があります。

こういった余裕は計画的に使ってください。

 

生活コストが分かるとFIREに近づく

FIREとは経済的自由を達成することです。

一般的に投資の配当金などの収入が、生活コストを上回っている状況です。

 

いくら配当金があっても生活コストが把握できなければ、それで生活が成り立つか判断できません。

ですから、経済的自由を達成するなら生活コストの把握は必須と考えます。

 

FIREを例に出しましたが、サラリーマンであっても同様です。

今の生活が成り立っているのかを把握出来ているのか、いないのかの違いは時間が経つほど大きくなるのです。

まずは生活コストの把握。

それが出発点です。

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