「営業マンの心得」日本一の営業マンに学ぶチーム力の大切さ「いいとこ取りはいずれ痛い目に合う」

サラリーマンの生態

営業成果が上がるのはチーム力

現在、営業担当者個人の能力だけで成果を上げるのは厳しい時代になっています。

特に住宅など大きなものは、所長を中心とした営業チーム全体で受注を得るという形が主流になっています。 

そんな時代に、成果を上げるのに必要なのはチーム力だと実感しています。

 

このお話は、チーム力を疎かにした営業マンのわりと悲惨な末路です。

こうならないように気を付けましょうという反面教師としてお役立てください。   



  

日本一の住宅営業マン

昔、支店内には日本一戸建て住宅を売っている営業マンがいました。

とはいえ社内での成績ですので、他社に行けば普通の営業マンかもしれません。

 

実際の成績は、新入社員で入社して40代後半までの25年間約450棟販売していました。

一つの団地をまるまる売ってしまったという実績もあります。

 

参考までにS社で最も住宅を売った営業マンが、55歳までに1000棟売ったという話ですから、それには遠く及びません。

 

それでも社内では日本一という事で支社長、支店長とも彼に頭が上がりません。

結果、彼はとてもわがままになりました。

 

自分の売り方に固執し、他の営業マンの案件を横取り。

設計や建設の予定を確かめずに、お客様と勝手な約束をして迷惑をかける。

従業員を勝手に引っ越し要員にしてしまう。

 

もうとにかくやりたい放題でした。

彼のおかげで辞職した設計担当者、建設担当者は数知れず。

ですから支社長、支店長意外に彼のことを良く言う人はいませんでした。

 

 

潮目が変わった

しかし、時代は変わりチーム力で売るのが主流になりました。

営業担当者一人では売れなくなったのです。

 

営業に設計やインテリアコーディネーターが同行し、それぞれが専門の知識を生かしてお客様に提案する時代です。

幅広い知識と経験が必要となるため、彼一人では到底太刀打ちできるものではありません。

 

他社は設計やインテリアコーディネーターを同行させてきているのに、彼は最後まで一人で戦っていました。

今までの傍若無人な振る舞いがたたって、誰も彼に協力しようとはしなかったのです。

 

当然営業成績は下がります。

住宅を売れなくなった彼は最後まで他責にしていましたが、結局のところ営業マンは成績が全てなのです。

時代の流れには逆らってはいけません。

 

そのことを彼は身をもって教えてくれました。

  

  

彼に追い打ちをかけた物

チーム力で売る時代になったと同時期に社内のIT化が推進されました。

残念ながら彼はITがとても苦手でした。 

分からないことは展示場のアドバイザーに丸投げして自分は何も覚えようとしなかったのです。

 

最も変わったのは営業がお客様に提示する見積書と図面でした。

今まで各支店で作成していたのですが、人件費削減のため本社で一括作成するようになったのです。

 

本社で一括作成するという事は、本社へ依頼するという作業と、本社からの納品物を印刷するという作業があります。 

支店で作っていた時は、法令やプラン、構造など、設計担当者がフォローをしていたのですが、本社での作成となったため設計担当者のフォローが得られません。

他の営業マンは上手く設計メンバーと連携を取り、精度の高い依頼を実行していました。

彼は四苦八苦しながらも見積の依頼をしていたのですが、自身の思ったとおりに見積書や図面が仕上がってきません。

 

本社の作図部門に苦情を出しますが明確なルールの元作られているため、彼一人の「わがまま」を聞くことはありませんでした。

結果、全く受注の上がらない営業マンに転落したのです。

 

 

彼のその後

日本一というプライドだけはあった彼ですから、売れなくなると体調不良を理由に休職し、そのまま退職してしまいました。

 

噂によると他の住宅会社に転職したようですが、多分同じようなことになるでしょう。

50歳を超えていましたから、いくら実績があってもこれまでのような収入は見込めません。

生活レベルも下げる必要があるでしょう。

  

チーム力とITを疎かにした元日本一の営業マンのわりと悲惨な末路です。 

 

彼から学ぶべきことは、

【1】協調性の大切さ

【2】IT偏差値の重要性

この2点ではないでしょうか。  



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